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親に捨てられたせいなのか、双子の姉の様子がおかしい
※鳥の鳴き声
んっ……ふわぁ……よく寝たぁ……
あれ?なんで森の中に……
あぁそうだ。夜に家族で来たんだった。
おーい、起きて起きて。
ふふっ、おはよう。今日もかわいいね。
うん、おはよう。あはは、よしよし。
んー?あぁそういえばお父さんとお母さんいないね。
どこ行ったんだろう?
流石に子供置いて二人だけでいなくなるっていうのは……
あ、そっか……あぁそうなんだ。
うん、そうだよね。だって、こんな森で四人だなんて……
えへへ。ねぇ、私たち捨てられちゃったみたい!
前にね、お母さんとお父さんが生活苦しいって言ってたし、
前にもほら、置き去りにされたことがあったでしょ?
あの時は、光る石を目印にしてたけど。
……そう!私たち捨てられたの!
こんな危ない森の中に、子供二人を置き去りにして!
あぁついに、ついに捨てられたのかぁ……ふふ。
ん?なんでそんな嬉しそうなのって、当たり前でしょ?
だって、やっと私たち二人だけになったんだよ。
これからは二人で生きていくの。私とあなた二人で。
これほど嬉しいことはないわ。
もうお父さんやお母さんの言うことを聞かなくていいの。
好きな時に寝て、好きな時に起きる。好きな時に遊んで、好きな時に帰ってくる。
ご飯も、好き嫌いしても誰も文句なんて言わない。
私たちの好きにしていいの。
何より私は、かわいい弟と二人で暮らせるのがとっても幸せなんの。
だからこれから、二人で幸せになろうね。
まずは暮らすための家を探さないとだね。
歩いてれば、洞窟や古い家があるかもしれない。
ほら、手繋ご。
大丈夫、お姉ちゃんが守ってあげるから。
全部、全部お姉ちゃんに任せて。
君はただ、お姉ちゃんを頼ってくれればそれでいいんだよ。
【完】
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