第1話・『出動!』

  【地球・森の中】

  地球の何処かの森の中で、一人の10歳の桃色髪の少年が目の前の宇宙船を見ていた。

  その宇宙船に数体のメガロス達が乗り込む。

  その様子を見ていた桃色髪の少年は、悲しい表情になる。

  最後に乗ろうとしていた黄色いボディーのメガロスは立ち止まる。

  「来いよ」

  黄色いボディーのメガロスは、振り向いて桃色髪の少年に手を差し伸ばし誘う。

  桃色髪の少年は、その言葉を聞いて嬉しく黄色いボディーのメガロスに駆け寄る。

  《~五年後~》

  【アノヴィス星】

  メガロスとミニロスの故郷(アノヴィス星)には様々なメガロス達とミニロス達が住んで居た。

  【メガロス基地】

  その町中にメガロス基地が存在していた。

  【トレーニングルーム】

  その基地のトレーニングルームでは、成長した桃色髪の少年(奈雲)がジェットローラーを履いて移動していた。

  すると、奈雲が移動中にいくつか的が現れる。

  奈雲は、ジェットローラーで移動しながら持っていたスコープ付きの銃で現れた的を狙って撃つ

  奈雲が狙った的は全部破壊される。

  的が全部破壊すると奈雲はその場に立ち止まる。

  〔パーフェクトです〕

  トレーニングルームの隣にある操作室に居る白いボディーのメガロス(ランビュ)は、奈雲の訓練の結果を言う。

  「よし‼」

  奈雲は、ランビュから訓練の結果を聞いてガッツポーズを決めて喜ぶ。

  【操作室】

  トレーニングルームの操作室にランビュと黄色いボディーのメガロス(ソニックエース)が居た。

  「たった5年で随分成長したな 奈雲」

  〔ソニックエースや皆のおかげだ〕

  奈雲は、ソニックエース達の事を褒める。

  「ありがとうございます」

  ソニックエースとランビュは、奈雲の話を聞いてお互い微笑む。

  「奈雲 交代だ 今度は俺の番だ」

  ソニックエースは、訓練の準備をする。

  〔OK!〕

  奈雲は、ソニックエースに返事をする。

  「訓練は此処までだ」

  そこへ茶色いボディーのメガロス(オルティオス)が操作室に入って来る。

  「オルティオス!」

  「俺達に何か用か?」

  ソニックエースとランビュは、オルティオスが操作室に入って来た事に驚く。

  「上からの命令でお前達と合同で任務に着く事になった」

  オルティオスは、ソニックエース達に任務を伝える。

  そこへ奈雲が操作室に入って来る。

  「任務?」

  「珍しいな 孤独を愛するお前が俺達と合同任務だなんて……」

  ソニックエースは、オルティオスと合同任務について意外そうに驚く。

  「どうやらユプシロンが俺達を推薦したそうだ」

  「成程、それで……」

  ランビュは、オルティオスの話を聞いて納得する。

  「その任務って?」

  奈雲は、オルティオスに任務の内容を尋ねる。

  「『新兵の教育』だ」

  オルティオスは、任務の内容をソニックエース達に話す。

  「新兵の教育ですか?」

  ランビュは、任務の内容を聞き返す。

  「随分とお前らしくない任務だな」

  ソニックエースは、任務の内容を聞いて意外そうに言う。

  「俺もそう思う……そろそろ集合時間だ 行くぞ」

  『了解‼』

  ソニックエース達は、荷物を持って操作室を出る。

  【通路】

  オルティオスは、ソニックエースとランビュに端末を渡す。

  「これは?」

  「教育する新兵達の資料だ 目を通しておけ」

  オルティオスは、ソニックエース達に渡した端末の中身の事を説明する。

  「解りました」

  「あっ、奈雲 俺の肩に乗れ」

  「ああ」

  奈雲は、ソニックエースの肩に乗る。

  「相変わらず仲が宜しいですね」

  ランビュは、奈雲とソニックエースの行動を見て微笑む。

  「地球に居た頃からの相棒だからな」

  ソニックエースは、自分と奈雲の事を自慢げに言う。

  「あっ、オルティオスが司令官で副司令官がソニックエースになっている」

  奈雲は、部隊の担当を見て驚く。

  「えっ、本当か?」

  ソニックエースは、奈雲の話を聴いて部隊の担当の所を見る。

  「それもユプシロンが決めたそうだ」

  オルティオスは、奈雲の質問に答える。

  「そうなんだ」

  「確かにあらゆる戦場を潜り抜けたオルティオスが司令官なら納得です」

  ランビュは、部隊の担当の理由に納得する。

  【宇宙船コリウス】

  オルティオス達は、訓練用宇宙船コリウスにやって来る。

  【操縦席】

  コリウスの操縦席に入るが新兵達の姿が無く誰も居なかった。

  「あれ? 誰も居ない」

  「この宇宙船で合っているのか?」

  ソニックエースは、ランビュに場所の確認をする。

  「その筈です」

  ランビュは、端末を見て場所を確認する。

  「初日から遅刻か?」

  オルティオスは、奥へ入って行く。

  「……あっ‼」

  奈雲は、何かに気付く。

  だが突然、オルティオスの頭上に籠が降って来る。

  オルティオスは、そのまま籠の中に入れられる。

  「大丈夫か?」

  ソニックエースは、オルティオスが入っている籠に近付く。

  「誰がこんな罠を……」

  ランビュは、周りを見て仕掛けた犯人を捜す。

  「やったぜ‼」

  すると、操縦席に隠れていた新兵達が姿を現す。

  「これはお前達の仕業か?」

  ソニックエースは、新兵達の行動に呆れながら尋ねる。

  「教官達の実力を試させてもらいました」

  青いボディーのメガロス(サイラス)は、悪ふざけ的に言う。

  「確かめさせたって……」

  「今上げますね」

  ランビュは、操縦席の機械を操作して籠を上げる。

  籠が上がるが、そこにオルティオスの姿は無かった。

  『‼』

  サイラス達は、オルティオスの姿が無い事に驚く。

  「あれ?」

  サイラスは、籠の下まで移動する。

  「!」

  ソニックエースは、何かに気付き奈雲とランビュを連れて少し下がる。

  「‼ うわっ‼」

  オルティオスは、上がった籠の中に隠れていてサイラスの上に落ちて取り押さえる。

  「こんな小細工を使わず実力を試したらどうだ?」

  オルティオスは、取り押さえたサイラスに説教的な事を言った後突き飛ばす。

  「奈雲 ランビュ 危ないから少し離れていろ」

  ソニックエースは、奈雲を肩から降ろしランビュと離れる様に言う。

  「あっ、ああ」

  奈雲は、ソニックエースに言われてランビュと少し距離を取る。

  「このっ‼」

  サイラスは、銃を構える。

  「ブリッジでそんな物を使う気か?」

  オルティオスは、説教的に尋ねる。

  「言われなくっても解っている‼」

  サイラスは、銃をしまい他の新兵達と攻めに入る。

  ソニックエースは、合気道の構えをするがオルティオスに止められる。

  すると、オルティオスがソニックエースの代わりに合気道術をサイラス達に使い投げ飛ばす。

  「ちょっとやり過ぎでは……」

  ランビュは、投げ飛ばされたサイラス達を見て慌てて駆け寄る。

  「これ位やらないとこいつら俺達の実力を認めないだろ?」

  ソニックエースは、奈雲を再び肩に乗せながら言う。

  「それはそうですけど……」

  ランビュは、サイラス達の手当てをしながら複雑な気持でいた。

  「申し訳ありませんでした……」

  サイラスは、目を回しながらオルティオス達に謝罪する。

  「お前達の歓迎に感謝する だが遊びの時間は此処までにしてもらおう」

  「はい! 教官殿‼」

  サイラス達は、オルティオス達に敬礼する。

  「俺の呼び名は“オルティオス”で良い」

  『ええっ‼』

  サイラス達は、オルティオスの名前を聞いて驚く。

  「どうしたんだ?」

  奈雲は、サイラス達の反応を見て尋ねる。

  「オルティオスって決して誰ともつるむ事はねぇ」

  「たった一人で勝利不可能と言われた戦場を勝利に導いてきた伝説の戦士」

  サイラス達は、オルティオスの事を話す。

  「成程、新兵達の間でもオルティオスの事を知っているんだな」

  ソニックエースは、サイラス達の反応に納得する。

  「‼ お前変わったミニロスを連れているな」

  紫ボディーのメガロス(コブラージャ)は、ソニックエースの肩に乗って居る奈雲を見て不思議がる。

  「ミニロス?」

  ソニックエースは、コブラージャの話を聞いて首を傾げる。

  「お前の肩に乗せている そいつ‼」

  コブラージャは、奈雲を示しながら言う。

  「きっと奈雲の事を言っているのですよ」

  ランビュは、コブラージャが奈雲の事を言っている事に理解する。

  「ああ、俺は“奈雲” ミニロスじゃなくって人間だ」

  奈雲は、サイラス達に自己紹介する。

  『人間‼』

  サイラス達は、奈雲の話を聴いて驚く。

  「初めて見たんだな」

  黄緑色ボディーのメガロス(マシャンタ)は、珍しい物を見る様な目で奈雲を見る。

  「改めて俺は“ソニックエース” 奈雲の相棒でオルティオス部隊の副司令官だ」

  「僕は“ランビュ” ソニックエースと奈雲のチームメンバーです」

  ソニックエースとランビュは、サイラス達に自己紹介する。

  「それでお前らは?」

  奈雲は、サイラス達に名前を尋ねる。

  「オイラは“サイラス” 」

  「オレは“コブラージャ”」

  「ボクは“マシャンタ”」

  「私は“ネシリス”」

  薄い茶色ボディーのメガロス(ネシリス)

  「俺は“チェンバー”」

  藍色ボディーのメガロス(チェンバー)

  「俺は“ダリウス”」

  角が生えたメガロス(ダリウス)達は、奈雲達に自己紹介する。

  【基地・ゲート前】

  基地のゲート前に宇宙船コリウスがあった。

  《オープンゲート! オルティオス部隊GO‼》

  基地内にアナウンスが入る。

  宇宙船コリウスは宇宙に旅立つ

  【宇宙船コリウス・操縦席】

  オルティオス達は、操縦席に集まっていた。

  「今回は惑星【ペリウィンクル】で俺・ソニックエース・ランビュを中心に三つのチームに別れて実施訓練を行う」

  オルティオスは、サイラス達に訓練内容を話す。

  「奈雲は?」

  「今回、奈雲はナビとコリウスで待機だ コリウスからそれぞれのチームに状況を報告してもらう」

  オルティオスは、奈雲には待機命令をする。

  「地形とか位置情報を伝えれば良いのか?」

  奈雲は、オルティオスに伝える情報の内容の確認をする。

  「そうだ」

  「そんな凄い銃持っているのに戦わないのか?」

  ダリウスは、奈雲の背中に担がれているスコープ付きの銃を見て尋ねる。

  「俺の役割は主にサポートなんだ」

  奈雲は、自分の役割をサイラス達に話す。

  「そうなんだ」

  「各自配置に着くんだ」

  『了解‼』

  ソニックエース達は、それぞれの持場に着く。

  〔ワープ準備完了! 目標惑星【ペリウィンクル】セット!〕

  そこへ小型の機械(ナビ)がやって来てワープの事を報告する。

  「発進‼」

  【宇宙】

  宇宙船コリウスは、惑星ペリウィンクルへワープする。

  【次回に続く】