第6話・『新たな任務』

  【アノヴィス星・本部】

  《~その頃~》

  オルティオス達は、事情聴取の為一度アノヴィス星の本部に帰還していた。

  【待合室】

  本部の待合室に奈雲とランビュが居た。

  そこへオルティオスとソニックエースが入って来る。

  「あっ、ソニックエース オルティオス」

  「どうでしたか?」

  「ああ、回収出来たロックロックを収容ポッドごと本部の監獄に移送する事になった」

  ソニックエースは、回収出来たロックロックの事を話す。

  「そうか」

  「それは一安心ですね」

  奈雲達は、ソニックエースの話を聞いて安心する。

  「そっちはどうだった?」

  ソニックエースは、奈雲達に要件を尋ねる。

  「念の為、ランビュやサイラス達の身体検査をしたが全員異常なし 九九三は身体検査の後 事情聴取及び保護するそうだ」

  奈雲は、ソニックエースの質問に答える。

  「そうか それなら安心だな」

  ソニックエースは、奈雲の話を聞いて安心する。

  「それで今後については?」

  ランビュは、オルティオス達に今後の事を尋ねる。

  「いくつかの部隊を結成させ脱走した囚人達を捜索及び逮捕する事とデルトロスと言う謎の組織を調査する事になった」

  オルティオスは、ランビュの質問に答える。

  「俺達は?」

  奈雲は、オルティオスに質問する。

  「このメンバーで出撃するそうだ」

  オルティオスは、奈雲達に今居るメンバーで行動する事を話す。

  「え? この4人だけ?」

  奈雲は、自分達のメンバーを見て驚く。

  「後からメンバーを追加するそうだ 戦闘経験豊富のオルティオスが居るからな」

  ソニックエースは、他のメンバーの事について説明する。

  「ああ、成程……」

  奈雲は、ソニックエースの話を聞いて納得する。

  「サイラス達は?」

  ランビュは、サイラス達の事を尋ねる。

  「あいつらには別の教官が付く事になった まだ経験が浅いサイラス達に囚人の相手は無理と判断したんだろ」

  オルティオスは、サイラス達のこれからの事を話す。

  「そうですか……」

  「短い間だったが仲良くなれたのにな」

  奈雲とランビュは、オルティオスの話を聞いて残念がる。

  「そろそろ俺達も出動する」

  「分かりました」

  『了解!』

  ソニックエース達は、オルティオスの話を聞いて出動する。

  【宇宙】

  オルティオス部隊は、宇宙船コリウスで出動していた。

  【宇宙船コリウス・操縦席】

  オルティオス達は、操縦席に集まって居た。

  「俺達はコリウスで出動するのか……」

  「でもこれって訓練用じゃ?」

  奈雲達は、宇宙船コリウスについて尋ねる。

  〔それなら大丈夫です あの後、軍艦用に改良されています〕

  ナビは、宇宙船コリウスの性能の事を話す。

  「それなら大丈夫だな」

  「他の部隊は?」

  奈雲は、他の部隊の事を尋ねる。

  「一部の部隊は囚人名簿のコピーを持って出動した」

  オルティオスは、一部の部隊の事を話す。

  「では僕達が最後ですか?」

  「否、俺達の後に出動する部隊もある」

  ソニックエースは、他の部隊の事を話す。

  「そうですか」

  ランビュは、ソニックエースの話を聞いて納得する。

  奈雲は、考え事をしていた。

  〔どうしたのですか? 奈雲〕

  ナビは、奈雲の様子に気付いて話掛ける。

  「え? ああ、ちょっと気になる事があるんだ」

  「気になる事?」

  「何だ? 言ってみろ」

  オルティオ達は、奈雲の話を聞こうとする。

  「俺、念の為に監獄船からコピーした囚人名簿のデータファイルを提出したんだけど、本部に保管してある囚人のデータファイルと俺が提出した囚人のデータファイルに違いがあったんだ」

  奈雲は、囚人名簿について話す。

  「違いって何処が違っていたのですか?」

  ランビュは、奈雲に囚人名簿の違いについて尋ねる。

  「監獄船に収容されていない囚人が本部の囚人名簿のデータファイルには収容されていた事になっているんだ」

  奈雲は、囚人名簿の違いの事を言う。

  〔それってどういう事でしょう?〕

  ナビは、奈雲の話を聞いて不思議がる。

  「何者かによってデータに細工をしたんだろ」

  オルティオスは、奈雲の話を聞いて推測する。

  「一体誰が……」

  ソニックエース達は、オルティオスの話を聞いて考え込む。

  「まさかデルトロス?」

  「まだ解らないが可能性はある」

  オルティオスは、可能性がある事を伝える。

  「因みに本部の方でオカマ蜘蛛の事は?」

  ソニックエースは、奈雲にイベリスの事を尋ねる。

  「“イベリス”ですよ」

  ランビュは、ソニックエースに軽くツッコミを入れる。

  「本部の方の囚人名簿にも載ってなかった やっぱりアイツは本当に囚人じゃないようだ」

  奈雲は、囚人名簿にイベリスのデータファイルが無かった事を話す。

  「そうか……」

  〔! 大変です!〕

  ナビは、何かに気付く

  「どうしたんだ?」

  〔倉庫の方に侵入者です〕

  ナビは、気付いた事を報告する。

  「何だって!」

  奈雲達は、ナビの報告を聞いて驚く。

  「何人だ?」

  オルティオスは、冷静にナビに侵入者の人数を尋ねる。

  〔6人です〕

  ナビは、オルティオスの質問に答える。

  「まさか 囚人達が倉庫に?」

  「行くぞ」

  オルティオス達は、急いで倉庫へ向かう。

  【倉庫前】

  オルティオス達は、武器を構えて倉庫の前に居た。

  〔此処です〕

  ナビは、オルティオス達に侵入者達が居る倉庫を教える。

  「この中に侵入者達が居るんだな?」

  奈雲は、スコープ付きの銃を構えながらナビに確認する。

  〔えぇ、間違いありません〕

  ナビは、奈雲の質問に答える。

  「突入する ナビは離れていろ」

  オルティオスは、銃を構えながらナビに指示を出す。

  〔了解です!〕

  ナビは、オルティオスの指示に従い倉庫から少し離れて行く。

  オルティオス達は、ナビが離れた事を確認するとお互いアイコンタクトをする。

  奈雲とランビュは、扉の両側へ移動して壁に背を預ける。

  ランビュは、オルティオス達に視線を送る。

  オルティオス達は、ランビュに準備は良いぞと感じで頷く。

  ランビュは、倉庫の扉の横にあるスイッチを操作して扉を開ける。

  オルティオス達は、扉が開いた瞬間武器を構える。

  『あっ‼』

  オルティオス達は、倉庫の中を見て驚く。

  【倉庫の中】

  倉庫の中にサイラス達が隠れて居た。

  「撃たないで下さい」

  ネシリスは、手を上げながらオルティオス達に言う。

  「貴方達! 何時の間に……」

  ランビュは、サイラス達が倉庫に居た事に驚く。

  オルティオス達は、武器を構えるのを止める。

  「ナビ こっちに来ても大丈夫だ」

  奈雲は、隠れているナビを呼ぶ。

  「確か、別の教官が付く事になった筈じゃ……」

  ソニックエースは、サイラス達の事を思い出す。

  「このまま俺達だけ任務に外されるのが嫌でな 隠れさせてもらったぜ」

  「オイラ達にも囚人達の捕獲任務に就かせて下さい!」

  サイラス達は、隠れていた理由を話す。

  「だが、お前達はまだ経験が浅い 上からの決定だ」

  オルティオスは、サイラス達の同行を断ろうとする。

  「それにこれは命令違反になるし お前達の新しい司令官はそれをOKしたのか?」

  ソニックエースは、サイラス達に命令違反の事と新しい司令官について尋ねる。

  「それでしたら大丈夫です 五大元帥の一人“グライオス”様が許可を出してくれたのです」

  ネシリスは、任務の許可を出してくれた人の名を出す。

  「グライオス様?」

  奈雲は、ネシリスが出した名を聞いて不思議がる。

  「五大元帥の一人だ」

  「ああ、奈雲は五大元帥では“マーレイン”様と“ベルニカ”様以外直接会った事無かったな」

  ソニックエースは、奈雲の反応を見て納得する。

  「そもそも五大元帥と直接会える事自体の方が凄いと思います」

  ランビュは、ソニックエースに冷静なツッコミを入れる。

  「グライオスが許可をしたのは本当か?」

  オルティオスは、サイラス達の話を疑う。

  「これが証拠です」

  ネシリスは、許可証をオルティオスに渡す。

  オルティオスは、ネシリスから許可証を受け取り、中身を確認する。

  許可証の中身には『囚人捕獲訓練の為、このまま彼らと行動してほしい』とアノヴィス星文字で書かれていた。

  「……確かに五大元帥が使う印付きの許可証だな」

  オルティオスは、許可証が本物だと確認する。

  〔本物に間違いないようね〕

  ナビは、オルティオスが持っている許可証を覗き込んで確認する。

  「そういう事なんだな」

  マシャンタは、自慢げに言う。

  「……解った お前達はこのまま部隊の一員として迎える」

  オルティオスは、許可証をしまいながらサイラス達を自分の部隊に迎える。

  『ありがとうございます‼』

  サイラス達は、オルティオスに頭を下げてお礼を言う。

  「但し、今まで以上に辛い旅になる覚悟はあるか?」

  オルティオスは、サイラス達に覚悟があるか聞く。

  「……あります!」

  「あるぜ」

  「問題ない」

  「大丈夫なんだな」

  「平気だ」

  「大丈夫だ」

  サイラス達は、オルティオスの質問に真面目に答える。

  奈雲達は、その様子を見て微笑む。

  〔‼ オルティオス 早速、囚人の反応をキャッチしました〕

  ナビは、オルティオス達に報告する。

  「全員 操縦席に集合だ」

  『了解!』

  奈雲達は、オルティオスの指示で操縦席に集まる。

  【宇宙】

  宇宙船コリウスは、囚人が居る場所へワープする準備をする。

  《ワープ準備完了! 目標セット!》

  ナビは、ワープの標準をセットする。

  【操縦席】

  「発進‼」

  オルティオスは、掛け声を言う。

  【宇宙】

  宇宙船コリウスは、囚人が居る場所へワープをする。

  【次回に続く】