ルゥ編 第六話 素材の無駄遣い

  X01-006

  尻穴に触手の侵入を許しても、リレッタは意外に落ち着いていた、既になる様にしかならない事は悟っていたし、ルゥと同じ様に成れるのならば堕ちる事も容認出来ていたのだ、何より実行力を伴う強大な力の存在の有効性を認識しているリレッタにはこの程度の恥辱も耐える事が出来た、もっとも相手がルゥという素晴らしい女体を持つモノの仕業というのが大きな要因ではあったが。

  そう、リレッタにとって今の状況はそれ程悪いモノではない、むしろ素晴らしい女体と共に狭いカプセル内部に閉じ込められるのは考えもしなかった最高の状況だ。

  ルゥ 「気持ち悪く無いんですか、ルゥ、お尻は戸惑っちゃいましたけど」

  リレッタ 「ルゥがリッタを大事に思ってくれているのは感じてますわ、お尻の中も細くて無理矢理じゃ有りませんでしたし」

  ルゥ 「解ってくれて嬉しいですよ、お尻に挿れるといってもちゃんと慣らさないと気持ち良く感じられませんから、折角気持ち良くなれるのに、初めから無理矢理痛くするのはいいやり方じゃ無いですよね、ルゥはリッタにも気持ちよくなって欲しいんですよ、痛いのがいいなら言って下さいね」

  リレッタ 「ワタクシも痛いのは嫌ですわ、ルゥが気持ち良くさせてくれるなら、それが良いに決まってます」

  ルゥ 「でも、ルゥも初めてですから、問題が有れば言って下さいね、なるべく気を付けますが」

  リレッタ 「はい、でもルゥの一部がワタクシの中に入っているだけで、ちょっと興奮しますわ」

  ルゥ 「ルゥもです、リッタの暖かさを中から感じます、凄い事してるのに何だか暖かい気持ちになるんですよ」

  その感覚はリレッタも共有出来ていた、変態的で淫靡な事が行われている筈なのに当の本人達には絆が深まって行く事が実感出来ていたのだ、むしろ余りにも現実から乖離しているが為に共有する意識が高まって連帯感が生まれているのかも知れない。

  だが、今の二人には理由などどうでもよかった、お互いの暖かみを感じられる狭い空間で身を寄せ合い行われる背徳的な行為に酔いしれる事は人の常識を破壊し、新しい魔族の形を形成する大いな礎と成りつつ有るのだ。

  ルゥの尻尾の触手達がルゥに行った以上の試みをリレッタの肉体に行っていた、剥き出しになった尻尾の先端はリレッタの腸壁に融合しながらも筒の部分は蛇腹上に縮まって、異常快楽を与える準備を整えている。

  そして、リレッタがルゥの母乳に満足して、唇を乳から離すタイミングで、ソレが開始される、蛇腹尻尾に空気が送り込まれたリレッタの腸内で膨張すると、ブリブリと下品な音を立てて排泄され始めたのだ。

  この余りにも恥ずかしい行為にリレッタは顔を真っ赤にして恥辱に耐えていたが、ルゥに反発する事は無かった、目覚めつつ有るリレッタの変態性はルゥに全てをさらける事を望み初めていたのだ、そう、排泄時の様な背徳的な状況を目撃されてまでもルゥが自分を見放さない事を悟り試してみたいのだ。

  リレッタ 「下品で恥ずかしい音がしていますわ、美しいと評判だったワタクシの身体が下品な音を立てて排便してますの、でも、この無様なところもルゥは受け入れて下さいますわね」

  ルゥ 「当然ですよ、それに下品な音で排泄されているのはルゥの尻尾触手で、またリレッタの中に戻って、ルゥみたいに排便快楽を植え付けて上げますね」

  リレッタ 「ああ、正に不浄なる快楽ですわ、こうやって酷い事を共有してもお互い好意を抱けるのが愛なんですよ」

  リレッタの受け入れられるという絶対的な安心感はルゥに対する肯定感を高めて、ルゥの行為への疑念を失わせて行く、堰き止められた尻尾触手の先から上へは特製の液体が分泌されて、リレッタの腸内を徐々に圧迫させて行くのだが、触手排便の感覚でリレッタの感覚もかなり変化しており、異常を異常と認識できていない。

  そんな状態が長々と続く中で、リレッタの精神は与えられる快楽に素直な牝になる事を選んだ、押し寄せる快楽の波の中で真っ当な精神の維持は不可能になり、ただルゥの愛情と快楽を結び付けて甘受する事で自身の幸福感で全てを満足させてしまうのだ。

  そして、幸福感だけを感じているリレッタには、触手によって変えられている自身の変化さえも些細な事だった、下腹部にはじわじわとした熱とむず痒さが有るのだが、尻穴の快楽が上書きして違和感すら感じていない、実際、包み隠された尻尾パンツの中ではルゥ細胞を移植した淫紋が施されており、ルゥの作品は今現在も徐々に進行しつつある。

  ルゥの居た世界では家ごとの紋章、家紋が重視されており、家紋に若干の変更を加える事で個人の紋章を作り上げる事が一般的で当然それはルゥにも存在する。

  ザキトスはルゥを魔族にする時に魔族の紋章を腹部に与えていたが、それはルゥの紋章とザキトスの紋様を掛け合わせて配慮したモノだった、ルゥ自身もその紋様は気に入っており、若干の変更を行った上で自分の新しい紋様とするつもりだ。

  そして、今、リレッタに行っている作業は新しいルゥ紋から、ルゥを象徴するものを除いた基本系を作った上で、リレッタらしいイメージを付与して刻む作業だ。

  ルゥ 「リッタは何か大切にしているものってあるんでしょうか?」

  リレッタ 「ふぇ、リッタふぁリッタがだいしゅきですぅ」

  既に快楽で蕩けたリレッタの脳味噌は冷静な思考を失っている、そこでルゥはリレッタの物だったフーティアに描かれていた林檎の絵面をルゥ紋にアレンジして加えてそれをリレッタの紋章として腹部に刻み込んで行く。

  元々紅い色の魔族紋と林檎の相性はとても良く、林檎のふっくらとした感じがリレッタの大きな胸を表している様でなかなかの傑作だと思えてくる。

  次にルゥは魔株をリレッタへと分け与える作業を進める事にする、株と言っても今リレッタのお尻に入り込んでいるルゥの尻尾自体が魔株で株という言葉通りに身体中に根を張り巡らして人間を魔族へと変容させるモノだ。

  魔株の成長には魔力を必要とし、元々魔力が低めなこの世界の人間を魔族へと魔改造する為には多くの魔力を持つルゥの様な魔族が魔力を供給して上げる必要がある。

  実は、隠し部屋の保管室にカプセル漬けにされていた女性達は、ザキトスに魔力を注がれる前の魔族候補達で有り、その為に魔族的な部分の成長が遅れていたのだ。

  ルゥ思考 『しかし、ザキトスって巨乳好きですよね、自分の魔力が不足していてルゥを巨乳化出来ない事が心残りで消滅して行きましたから、巨乳化出来ないから元々巨乳のリレッタに目を付けたとか筋金入りですよ、でも、人を自分の好み変えるとはそういう事なんでしょうね』

  ルゥは自分に与えられた力の凄さを改めて実感していた、今、魔改造中のリレッタの身体も、人間の身体以上の魔族の部分を与えられて人とは別のモノへと変える予定なのだ。

  快楽で蕩けたリレッタの身体は、人間が本来持っている魔力抵抗を失って魔株の成長に適した肉体へと変化して来ている。

  ルゥ思考 『そろそろ頃合いですね、良い作物を育てる為には良い土が必要ですから、差し詰め快楽で蕩けさす行為は、土を耕して根が張りやすい様に柔らかくする事と似ているんですね、そして、そこに肥料、水、日光の要素を兼ねている魔力を注ぎ込むと』

  ルゥが実行に移すと魔株は直ぐに効果を表す、既に融合しているリレッタのお尻から、ピンクの紋様が拡がって行く、それはリレッタの肉体に魔株の根が生え広がっている事の証明でもあるのだ。

  一方、リレッタの方はその行為で更なる快楽を与えられている様だ。

  ルゥ思考 『人間の強い意志が魔力に対する抵抗力を生むとは聞いていましたが、快楽で蕩けさせて侵蝕するとは、実に心躍る光景ですよね、快楽に堕ちて魔族に堕ちるなんて正に最高の娯楽ですよ』

  ルゥは与えられた魔王の力に歓喜していた、新しいモノを自ら生み出す高揚感に今ままで体験した事が無いほど心は震え、既に次の事を考えてしまっている。

  ルゥ思考 『魔王ザキトスが眷属を増やした理由がよく理解出来ますよ、今は指示書通りの作業ですけど、これが初めからルゥの表現ならばもっと楽しい事間違い無しですね』

  ルゥの放出する魔力は高揚によって更に増して、リレッタの魔改造は急激に速度を上げて行く、既にリレッタ全身が根張りを示す紋様で覆い尽くされており、ルゥの時と同じ様に一部の皮膚がダブついて変色して来ている。

  ルゥ思考 『ルゥの時よりも進行が早いですよね、それだけザキトスの力が衰えていたという事でしょうけど、表現者としてのルゥには何か物足りない事もあるのも確かです』

  ルゥの不満は快楽で思考を失ってしまっているリレッタには届かない、自分と不満を共有出来ずにただ快楽に溺れるだけのリレッタにルゥは薄暗い感情を生じてしまうのだが、後にこの事が二人の関係に大きな影響を与えてしまう事になるとは、今のルゥにも思い及ばない。

  ルゥ思考 『ザキトスはこれで満足だったのでしょうが、ルゥには少しモノ足りないですよね、やはりお互いの絆はもっと強く持たないと』

  ルゥはこの時、ザキトスが生み出した魔族とは違った新しい道を進む事を決意し、リレッタの地位は魔族として誕生する前から微妙な位置へと置かれてしまう事が確定してしまった、魔族を生み出す為の練習台としてザキトス系魔改造をルゥによって施されたリレッタは完成を見る前に唯一無二の存在へとなってしまったのである。

  だが、魔改造はルゥの心中など考慮する事なく進んで行く、厚くなった瘡蓋の下は肥大して行き、頭のそれは、頭が三つ有る様に見えるぐらいまで膨らんでいる、左右の背中とお尻は巨大化して垂れ下がっており、それぞれが大人一人分ぐらいのボリュームを持っている。

  そして、お尻の決壊がいち早く訪れる、魔族の尻尾はとても長くて、延びたとはいえ人間の皮膚の限界など直ぐに上回ってしまう急成長がリレッタの中で起きているのだ、大量の液体が流れ出し、同時に尻尾の先端が姿を表す。

  蜥蜴の様な形状をしてはいるが鱗の類は確認出来無いが、明らかに人間の皮膚とは異なった質感は何処となく海洋に生息する鯨やイルカに近い滑らかな皮で覆われている様だ。

  ルゥ思考 『ルゥのモノと違って綺麗な尻尾ですよね、まぁルゥの尻尾は新しい魔族を生み出す為に魔株として成熟させる為に仕方ない事では有りますが』

  尻尾の出現は上へと伝播し、ほぼ同時に背中の膨らみも決壊する、流れ出る液体に塗れた翼は、窮屈な体勢から逃れられた事を悦ぶかの様に大きく拡げられて、その表面は尻尾と同じ様に滑らかな皮で出来ている様だが、内側と外側で配色は異なり、前面部分はピンク色の皮膜と成っている。

  ルゥ思考 『素晴らしいとは思いますが、やはり何か足りない感じです、ルゥの美意識とザキトスの美意識の違いが現れてますね、リッタが悪いわけじゃ無いんですが』

  ルゥの心境は複雑だった、自分の行なっている事なのに思い通りに出来ないもどかしさに心が晴れる事は無い、特にリレッタの素材が良かった事から特にこの思いが強くなっている、そう、解りやすい例えとしては自分の大好きな食材で微妙な料理が作られる事に似ていて勿体無いという思いがあるのだ、そして調理の終わった食材は元には戻らない。

  だが、ルゥ自身もまだ自分が魔改造を始めたばかりで上手く行かない事を十分に理解している事も余計にもどかしく感じる原因でもある、結果、導き出された結論はリレッタの魔改造はルゥにはまだ早すぎたという事だ。

  おまけ

  ザキトス系魔改造 人体に魔族細胞を寄生させる形で魔族を産み出さしている、調整された株を人体で寄生成長させる事で別の生命体へと作り変えて行く。

  方法自体は確立されているが、素体の状態に大きく左右される為に成功率自体は高い訳では無かった、その為ザキトスは施術前の素体を長らく調整する方法を取っており、地下実験室に存在していた女性達は調整途中で有った女性達であった。

  ザキトスは男性も魔族にしていたが、その扱いは女性に比べて遥かに雑で株に適応する為に調整する事など無かった、その為、男性魔族の誕生確立は施術された者の一割以下であるのだが、施術された絶対数が格段に多い為に魔族全体では男性魔族の方がはるかに多く、魔族全体の九割は男性だったと言われている。