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ヒグマ獣人高校生柔道部男子が後輩の妄想の中で凌辱される話

  人のいない部室。汗の匂いが常に染み付いているような男の部室は、その発生源である部員達が帰った後であっても制汗剤の柑橘系の香りと混ざったその痕跡は十分に残っている。

  服をロッカーの中に残していく事は許されていない。だがそれでも、成長期真っ盛りの男達が使うロッカーが大半を占める部室など、部活の数時間着替えを放置されるだけでその香りは染み付くというものだ。

  いや、女子マネージャーの一人でもいれば、途端に己の体臭を気にしだすのだろうが、悲しいことに、この柔道部に女子マネージャーなんてものは存在していない。

  どうにか良いように表現するのであれば、女子の目を盗める男の庭である。凡そ同級生の女子に見られては白い目を向けられるような道具をこっそり持ち込んでいるような部員もいる。そんな部室。

  日の暮れも早くなり、斜陽も目を瞑り薄暗さが占める部室に訪れた大きな人影は、しかし、その匂いに対して無反応であった。

  それもそのはず、彼自身、その匂いの一員であり、そして、今しがた運動を終え、汗を纏った姿だったからだ。

  彼もまた、柔道着の下。筋肉と脂肪に包まれた大柄な身体から、汗ばんだ匂いを立ち上らせている。

  「疲れたぁ……」

  ハスキー犬種の獣人、蓮城 充波はややくだびれた表情を浮かべながら、ゆっくりと自分のロッカーへと向かう彼は、ロッカーの前のベンチにどっかりと腰を下ろす。

  乱取りの中で憧れの先輩に褒められ、満ち溢れたやる気のままに自主練を行っていた彼は、そのブーストも切れて疲労に半ば瞼も落ちかけているような状態だった。

  「張り切りすぎた……、でも、椿先輩に褒められたらさぁ……やる気になっちゃうよなあ……」

  自分に言い訳をするように充波は呟く。

  『椿先輩』それは、充波の属する柔道部のエースにして、次期主将に違いないとされる人物。正義感が強く、周りからも慕われる、そんなヒグマ獣人の事が、充波は大好きだった。

  先輩として、だけではなく、男としても……。

  「……ぁ」

  だから、だろう。

  充波が、椿の使うロッカーの扉が少しだけ開いているのを見つけたのは。

  だから、だろう。

  そのロッカーの隙間から、地味な色合いの布がちらりと見えたのは。

  だから、だろう。

  それを椿の下着だと見抜き、そして、誰もいないことを入念に調べた後……その下着を手にしていたのは。

  ◇◇◇

  きっと部活で汗をかいたから、パンツも着替えて帰ったのだ。その時、忘れていってしまい、たかだか下着一つの為に学校まで戻るのも面倒で明日取りに来ようと思っているのかもしれない。

  罪悪感に苛まれながら椿先輩のロッカーを開いた充波は、その布切れを掴み取っていた。

  「……先輩の……パンツ……っ」

  充波は、手の中にある布切れを確かめるようにゆっくりと開いていった。

  それは伸縮性のいい布で縫合された立体的な構造をしている。地味な色のそれは椿の実直さを現しているようであり、その手に感じる湿り気は、どうしようもなく充波を興奮させた。

  脱いでからすぐであるはずもない。

  椿の汗でよく冷えたその下着に、ひんやりとした触感を感じながら、充波は全身が火照っていくのを確かに感じていた。

  「……」

  ごくり、と喉が鳴る。

  誰もいない部室。疲れた身体。そんな邪な考えが過りやすい環境で、想い人の下着を手にした男子高校生に歯止めなどは効くはずもない。

  「そんな事……しちゃいけない……けど……ッ」

  ダメだ。そう分かっていながらも、充波のマズルは、その椿の汗に濡れたパンツに埋められていた。瞬間、鼻を埋め尽くしていく汗と雄の香り。

  僅かに尿の鼻を突く刺激臭と陰部特有の芳しい甘く苦い匂い。椿の体臭が本来悪臭となるはずのそれらを、充波にとってスパイシーな合法麻薬の如き存在へと昇華させていた。

  「ぁ……かは……ぁッ」

  一吸いで舌を垂らし欲情を瞳に漲らせる充波は、まどろっこしいと言わんばかりに柔道着の下履きを脱ぎ捨てる。充波の穿いているフィットタイプのトランクスの前開きを突き破るように、若さのままに熱り立つ逸物が布を突っ張っている。

  最後の一線を食い止めていたボタンを外すと、開放された勢いのままにブルンと前開きから半ば程まで包皮を被る雄茎が顔を出した。

  ぐちゅ、ぬちゅ。と。

  顔に憧れの先輩の下着。陰部を覆い、体液が染み込んだそのパンツに顔を埋めながら、部室に艶めかしい音を響かせ己の淫欲を扱き上げていく。

  汗にじっとりと濡れたポリエステル綿生地を、少し噛み潰すように吸った。

  じわりと染み出した雄臭く塩辛い椿の肉汁が、舌の上から喉までをピリピリと痺れさせる。刺激的だった。息を吸えば、先輩の匂いで思考が乱される。舌でその伸縮性のある生地を舐めれば、唾液が溢れて口内に雄の味を広げていく。

  興奮が理性を上回っていく。

  「はぁ……ッ、はぁ……椿、先輩……ぃ゛ッ」

  本人に知られるわけにはいかない欲望も、想像の中であれば誰に咎められる事もない。濃厚な雄臭に体の中を蹂躙されていきつつも、充波はその妄想の中でかの先輩のあられもない姿を弄ぶ。

  カッコいい先輩。可愛い先輩。

  充波よりも強く、それでいて優しい椿先輩。

  そんな先輩が涙を浮かべながら、凌辱される姿を想像しながら、充波は己の劣情を更に激しく扱き上げていくのだった。

  ◇◇◇

  「……ッ」

  椿は年齢と図体に反して幼さの残る顔で精一杯に険しくさせながら、目の前の男を睨みつけていた。

  鍛えた体を柔らかな脂肪が包み込んでいる。その体には、何も身に着けていない。

  柔道着も制服も、下着すらも――いや、一つだけ身につけているものがある。靴下だ、学校指定の白い靴下。薄茶色に汚れたそれだけは着用を許されているようだった。

  ただし、足にではなく、手にではあったが。

  「変態が……ッ、なに、させる気だよ……!」

  「睨むなよ、椿くん。はははッ、怖くてチビッちゃうだろ?」

  拳を匂いの籠もる靴下の中で握りながら、四つん這いになった椿はその見知らぬ男を剣呑な目で見上げる。だが、そんな椿に物怖じ一つせず男は嘲笑を返していた。

  男は、フローリングの床にとある物を置いた。それは黒く太く硬い、勃起した男性器を模した置物だった。ディルド。背面が吸盤になっているそれを床に固定する。

  「舐めろ」

  男は端的に命令した。椿は、何故かそんな男の言葉に逆らう事もせず、嫌悪感に表情を歪めながら、四つん這いのままそのディルドへと近づいていく。

  そのまま、まるで犬が餌を食うように肘を畳み、男の指示通りにそのディルドに口を開く。その寸前。男の声で待ったがかかる。

  「おっと、そうだそうだ。仕上げがまだだったなぁ」

  「……ッ、ぁ……?」

  「よいしょ、っとぉ」

  困惑する椿の目の前で、ディルドが茶色い布に包まれた。途端に、鼻を突き抜ける凶悪な刺激臭が椿の鼻どころか眼球をも貫いていた。あまりの臭いに、生理的な涙がにじみ出ていく。

  それは、男の靴下だった。つい今しがたまで履いていたその靴下が、これから椿が舐めようとしていた、口をつけようとしていたディルドを包み込んでいたのだ。

  「こ、……これ、舐めろっての、かよ……ッ! ふざけ――」

  「そうだよ」

  「……ッ」

  余りの異臭に拒絶の意志を示そうとした椿の上から、押さえつけるような声が下りた。その声に目を見開く。靴下付きのディルドを見つめていた椿の視線がゆっくりと上がって、男の目とかちあった。

  男の目は、酷く冷たく椿を見下ろしている。

  まるで潰した虫が全身をうねらせながらもがくのを見るかのような冷淡な目は、椿の意志を醜く嘲笑っているのが手に取るように分かった。

  逆らう事は許されない。椿は、歯が砕けるのではないかと言うばかりに噛み締めながら、再び頭を下げる。

  「ぉ、ぅ……ぐ」

  ディルドに鼻を近づける。それだけで嘔吐反応が込み上がる程の強烈な悪臭。それでも、椿は過呼吸になりかけているような荒い呼気で、込み上げる吐き気を押さえて口を開いた。

  舌が男の履き古した靴下に触れる。じわりと舌から唾液が奪われる感覚と共に、その代わりに舌にヒリヒリとした刺激が広がる。皮脂の苦みと汗の塩み。男の老廃物の味だと理解すると同時に、その強烈な刺激に口中の唾液腺が開き、それを排除しようとダラダラと口端から唾が零れ落ちていく。

  「ぉあ……ぅ」

  そのまま、椿はディルドを口に咥え込んだ。唾液を靴下の中身、ディルドに絡ませるように。

  そうしないと苦しいのは自分なのだ。ただ舐めるだけで終わるはずがない。水分を奪われる靴下に、それでも少しでもその滑りを良くするために無我夢中に吐き気を抑える椿。

  「お利口だなあ、椿くんは」

  「ぅ……ッ、ぐ……!」

  決死の覚悟で靴下付きのディルドを咥える椿をからかうように、男の手が椿の頭を撫でる。その眉間に深く皺を寄せるのも男からは見えないだろうが、それが見えているかのようにケラケラと卑しい笑いが椿の神経を逆撫でしていく。

  屈辱的な命令に、しかし椿は逆らう事すら出来ない。

  椿は一心不乱に男の汚れた靴下をしゃぶり尽くすしかなかった。唾液の臭いと靴下の悪臭が、口の中で混ざり合っていく。

  やがて、靴下は椿の唾液で、テラテラと照りを見せるほどに濡れていた。余りの刺激に鼻と目から溢れる水滴も吸い込まれているのかも知れない。

  「よしよし。じゃ、そのばっちい靴下、口に仕舞っといてくれ」

  そんな椿の成果物に満足そうな様子で頷いた男は、自分でさせた事だというのに嫌悪を見せるような表情で椿に言った。ディルドに着せたその靴下を、自ら口に詰め込めというのだ。

  当然、手を使うことも禁じられている椿は口だけでそれを行う他無い。

  椿の唾液でベタベタに濡れぼそり、濡れたことでより凶悪な悪臭をもたらすそれを口だけでディルドから引き抜いていく。

  「ぉ……え、ぅ……ッ」

  拒絶反応で吐き気が込み上げるのを押し殺し、椿はその靴下を舌で手繰るように口の中へと収めていった。それは余りの怒りからか、それともただの生理反応か。洟水と涙を垂らす椿に、男はそのまま裸になったディルドを指さした。

  「それじゃあ、チンチンスクワットだ。そうだなあ、まずは50回な?」

  「ん、ぐ……っ、グぅッ……!?」

  「おいおい。チンチンだよ、チンチンッ!!」

  その言葉の意味が分からず訝しむ椿の頭髪を鷲掴んだ男は、声を荒らげてグラグラと椿の頭を揺さぶってみせる。痛みに顔を歪ませる椿は、その言葉の意味を理解し、そして、その真意により強く男を睨め付ける。

  「椿くんの股間についてる雌熊チンポじゃねえぞ。犬の芸だよ。その勃起したチンポ見せびらかして、情けなく両手上げて腹ァ見せろって言ってんだ、早くしろ」

  男は飼い犬に教える芸のように、腹と股間を見せる格好をしろというのだ。いや、それだけではない。

  「そんで、スクワットだよ。いつもやってるだろ? ディルド、ケツに突っ込みながらチンチンポーズでスクワットしろ」

  「ん、……ゥっ」

  屈辱的な命令に躊躇いを見せる椿。

  だが、その表情には男への憎悪や反抗心以外の感情も浮かび上がっている。羞恥心。それを誤魔化すように、椿は男を睨みつけながら歯を食いしばっている側面も否定はしきれなかった。

  何故か。

  その答えは、男の指令によって詳らかに明かされる。

  「お、なんだよ。椿くん――ビンビンじゃん」

  「ふウ゛ッ……ッぅウ゛……っ!!」

  男の薄汚い靴下を口に詰め、己の靴下で封じられた手を肩の高さまで上げた椿。M字に開いた脚と、まんまるなお腹を背筋を立てて見せつけるポーズをした彼のその股間は。

  こんな侮辱を味わわされているというのにも関わらず、固く漲っているのだ。涙と洟水と同じように、その包皮から覗く先端から雫を零しながら。

  椿が本当に嫌だったのは、男の靴下をしゃぶることでも、ディルドを舐めることでも、犬の芸をすることでもない。絶大な羞恥を与えられながらも、それでも股間の膨らみが収まらないこの体を男に見られる事が何よりも屈辱だった。

  「ぶ……ぅグッ」

  口で呼吸すれば、忽ち臭気が肺の中を充満する。たまらず鼻で呼吸すれば、溢れる洟水が泡になって弾ける音が熊鼻から響く。そんな情けない己に全身を羞恥に燃え上がらせ、椿は目を血走らせて男を睨みながら、しかしそれでも、椿は男の指示に従順に従っていく。

  椿は、正しく犬のようにチンチンを披露しながら、床に固定されたディルドの上に腰を下ろしていった。

  「んぐ、ぅ……ッ、ンン゛……っ、ん、……ッ」

  屈強な靭やかな尻がディルドを呑み込んでいく。肛門にディルドの先端が触れると、その太さに息を詰めながらも、ゆっくりと腰を下ろしていく。やがて亀頭を吞み込んだ椿は、そのまま腰を沈めていった。肛門を拡げられる圧迫感と痛みで顔を歪ませながらも必死に堪える。

  「んぐ、ぅウ゛……っ!!」

  漏れる声は、苦痛のそれ。しかし、椿の体は本来ありえない事に尻を貫かれながら、全身を貫くような快感をも感じていた。その証拠に、膨らんだ椿自身の淫欲は萎える事無く、むしろ天を突かんばかりに固く漲ったままだ。

  ディルドを咥えこんで、更に悦楽を感じている。雄としてそぐわないそんな己に耐え難いほどの羞恥を覚えながら、椿はゆっくりと体を更に沈めていく。びくびくと尻の双肉が震える。その度、電流のような快楽が椿の体を襲っているだろうことは男から見ても明白だ。

  「ッォ、……んゥ!」

  ペタン、とフローリングの床に尻が触れる。分厚い尻肉にディルドの底が挟み込まれて、根本までを椿の蜜肉は咥えこんでいた。

  背を屈める事も出来ないまま、腸壁を抉るディルドの感触に苛まれる椿は、否応無しに快楽を感じてしまう体を落ち着かせるように荒く鼻息を吐く。

  だが、男がそんな休憩を認めるはずもなかった。

  「気持ちよさそうにしてんじゃねえか、椿くん。お尻、気持ちいいかァ、んん?」

  「ゔぅ……ッ!」

  「スクワットだって言ってんだろ? ほら、早く、早く」

  ぱんぱん、と男が手拍子を打ちながら、椿を囃し立てる。唸りながらも椿は男の指示に従う。つまり、肉襞をゴリゴリと削るディルドに尻肉で抱擁しながら、上下に動き始めたのだ。

  ゆっくりと腰を上げる。剛直に内側から肉襞を逆撫でされる感覚に、椿の腰は砕けそうになっていた。肛門がめくれ上がるような錯覚すら覚える程の圧迫感と悦楽に目眩すら覚えながら、しかしどうにか尻を浮かす。そして、その尻肉を再び落とす。

  「ん……ぐっ! ……ふグ、ゥウ゛……ッ!!」

  「はい、いーち。にーぃ、さーん――」

  ズドン、と尻から全身に衝撃が駆け上がる。目が白黒と弾けそうになる。

  今ばかりは口の中に靴下があって良かったと、思えそうだった。この薄汚い布を噛んでいなければ、確実に歯の二三本は砕けていただろう。それほどに歯を食いしばりながら、椿は男を睨みつけながら自らの尻穴を苛めていく。

  「にじゅうさんー、おいおい、そんな睨むなって言ったろ? 今何回だ? まいっか、じゅうー」

  数え間違いを指摘も出来ない。

  羞恥と屈辱、憎悪と快楽。そんなぐちゃぐちゃになった表情で、その童顔な顔を歪める椿は、それでも男を睨みつける事だけは止めなかった。

  それがせめてもの抵抗だと縋り付くような必死さで、男を射殺さんばかりに凝視しながら、淫猥にも腰を振り続ける。

  そんな椿に、男はその抵抗を嘲りながら、ズボンを下ろした。

  「怖くて、怖くて、チビッちまいそうだ。ああ、困ったなあ」

  男は、欠片も恐ろしくなさそうに言いながら、半分程勃ち上がった雄茎を椿に差し向ける。

  しゃぶれというのか、靴下を咥えさせておいて。そんな風に思った椿は、しかし、次の瞬間違う可能性に気付いて、思わず腰のスクワットを止めてしまった。

  「おい、休むな。まだ5しか数えてねえんだから」

  「……ん、ぅぶ……っ」

  その瞬間、男の平手が椿の頬を叩いた。ばしん、という音に反してその衝撃は強いものではなかった。だが、支配されているのだということを椿に思い出させるには十分だ。

  

  「あー、チビるチビる。おおー」

  「んんッ、ぅン゛……っ!」

  再びスクワットを再開した椿の顔面に向けて、男の構えたホースから薄く色づいた液体が勢いよく放出されていく。放物線を描いて、臭気を放ちながら迸ったその透明な液体は、靴下を詰められて僅かに開いた口の中へと注がれる。

  じわり、と咥えた靴下に温い尿が染み込んでいく。だが、それだけではない。

  上下運動をする椿に、男は照準を合わせる気はなく。

  「ぶ、っ……ッぅ、んゥ……ッ」

  「じゅうきゅう、にじゅう。ぁあ、めっちゃ溜まってんなぁ、にじゅうご? ほら、ノルマの二分の一終わったぜ」

  顔面に跳ねて顔中に飛び散る。胸に注がれて丸い腹を伝って腰を濡らしていく。ジョボォオ、と勢いよく大量に流れていく。椿の全身は瞬く間に男の尿に汚されていった。

  「……、んウ……ッ、ンっぐ……ッ、ゥ……!」

  「ふう……、ん?」

  全身を濡らしながらもスクワットを続ける椿。男は、そんな椿の変化に気が付いていた。いや、気付かないほうがどうかしているだろう。

  何故なら、椿の腰にそびえるその肉茎の先端からは、まるで尻を突くディルドに押し出されるようにして、ビュクビュクと白濁液を零していたのだから。

  「もしかして/

  椿くんってば、敗北チンチンスクワットで気持ちよくなって射精っちゃった? おしっこかけられながら?」

  スクワットという下半身を酷使する運動をし、呼吸は気が遠くなるような臭気を放つ靴下で妨げられる。そんな中、尻肉を穿たれる。ただ、ディルドを咥え込むだけで快楽を得てしまう椿にとって、そんな状況で射精を堪える事など到底出来はしなかったのだ。

  抑えようとすると、菊孔を締めてしまい前立腺がディルドに深く擦り上げられる。その快感が全身を貫いた時、羞ずかしく情けない事に椿は絶頂してしまったのだ。

  ド変態じゃん。と罵られながら、それでも椿はスクワットを止めなかった。何かに没頭するしか、この羞恥に堪える方法を思いつかないのだろう。

  「可愛い顔するねえ、椿くんは」

  ぼろぼろと溢れる涙は、もはや、臭いに反射的に流れているとは到底思えない。快楽と羞恥に感情をぐちゃぐちゃにされながら、椿は泣いていた。

  泣きながらも、それでも睨むことを止めない椿に、男はサディスティックな笑みを浮かべる。いつの間にか固く屹立していたその男根を握りしめ、スクワットの二セット目を楽しみにするのだった。

  ◇◇◇

  妄想の中で、汚された椿は男の屹立に跨って、腰を振り続けている。

  「は……ぁ……」

  充波の視界の下、そこには憧れた先輩の下着で己の雄茎を包む、途端に充波に凄まじい快感が駆け巡る。まるで椿に包まれているような錯覚と共に、充波はその包皮を剥くように激しく抜き始めた。

  「……ッ! ああッ、先輩……っ!」

  力強い扱きと共に滲み出てくる先走りの液を潤滑油に、更に力強く自らの獣欲を慰める。椿のボクサーパンツ、その性器が当たっていただろう場所に先端を押し当てる。

  先走りが布に染み付いていくごとに、まるで充波自身が椿を汚している錯覚が、実感めいて息づいていく。

  充波はロッカーに置かれていた椿のトレーニングシューズに鼻を突っ込み、その臭気を肺いっぱいに吸い上げる。

  「ぉ……っあ、……すげ……ぇッ」

  天にも昇る心地というのはこういう事を言うのだろう。濃厚な椿の汗の香り、皮脂の臭み。それらが一気に流れ込んできて、まるで妄想の中の椿になったような心地さえしていた。

  椿のように臭気を感じながら、椿を犯している。下着ごと作った手の筒は、椿のふくよかな尻肉だ。優しく、正義感のある椿先輩が良いように弄ばれ、快楽に苛まれ、よがり狂う。

  

  そんな倒錯的な妄想が臭いによって現実感を増し、充波の快楽をより強烈なものにする。

  「ぁッ! ……ぅ、あァっ!」

  全身の熱が頂点に向けて駆け上っていく。一際強く椿のシューズに鼻を押し付けた充波がその先端を強く押し潰すと、包み込んだ下着の中へ勢いよく精液が迸った。

  「は、ぁああ……っ、まだ、出る……ッぉ、お……!」

  びゅくびゅくと震える肉茎から溢れ出した白濁液は、椿のパンツが受け止めてくれる。ぐちゅぐちゅと滑る椿の下着、それを汚したのが己の精液だという事実に、一度吐き出したというのに間髪入れず、二度目の射精が若い茎を押し上げて充波の顎を遠吠えするように天井へと向けさせる。

  強烈な射精の快感。その二度目の波が収まった後、充波の手の中には精液でぐちゃぐちゃになった椿の下着が残されていた。

  「はあ……っ、はあ……」

  余韻に浸りながら、充波はそれをロッカーに戻す事もできず、部活用のタオルに包み込んで柔道着入れの底に突っ込んだ。

  明日、間違えて持って帰ってしまったと言い訳をして、洗って返そう。そう思案しながら、帰り支度を済ませていく。裸になった下半身をそのままに柔道着を脱ぎながら、充波はふと考えてしまう。

  「……俺が汚したパンツを、先輩が履くんだ……」

  当然、洗ってきれいになったパンツだ。だが、同時に充波の精液が染み付いたという事実は変わらない。そんなパンツを椿が履いて普通に過ごす。そんな事を考えると、充波の収まっていた屹立は再度固く熱り立っていく。

  「……っ、ぁぅ……先輩……、椿先輩……ッ」

  柔道部の部室。裸になった脂肪に膨らむ屈強なハスキー犬獣人は、その欲望を擦り上げながら想い人の名前を切なげに呼ぶのだった。

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