始まりの地獄

  19◯◯年!突然、地獄の亡者達が現世へと現れた!

  獄獣(ごくじゅう)呼ばれた地獄の獣達は人知れず街を襲い、人を喰い殺し、全てを破壊していった。

  政府は『対獄獣特務隊』という部隊を設置、これを掃討する任務を課した。

  果たして人類は獄獣達に打ち勝つことができるのか!?

  ー16年後、、、現在ー

  ー洒落河辺(しゃれこうべ)学園ー

  『次のニュースです。『獄獣』が◯◯の商店街に現れ、暴れているとの情報が入って来ました。自衛隊や警察が出動していますが、状況は絶望的だと思われます、、、、』

  テレビから流れるニュース番組に耳を傾けながら陣虎江戸(ジンコえど)は食堂でラーメンを食べながら呟く。

  「今更『獄獣』が現れても驚かねえよな、、、、、」

  江戸は呑気にラーメンを食べながら『対獄獣特務隊の入隊のすすめ』の雑誌を読み始める。

  というもの、獄獣達が現れ始めたのは彼はまだ赤子だったからだ。

  人が逃げ回る中、彼が捨てられている所を自衛隊が発見したのだ。

  そして、親を探して捜索願を提出する所までは進んだのだが、結局見つからず。

  彼の身元を調べ上げることも出来ず、施設に送られる事になった。

  現在は16歳になり、この学園に入学しているものの、あまり学校にも馴染めていない様子であった。

  なぜなら彼の髪と瞳が『金色』だからだ。

  伸ばした髪を束ねてピアスも付けている。

  制服は着崩して、黒のタンクトップを着ている。

  その上、頭がずば抜けて賢いのでクラスのカースト上位者からよく思われていないのだろう。

  本人は気にしてもいないようだが。

  「『バイト』でも行くか、、、」

  そんな訳で彼もまたバイトに行くために食堂を出て行こうとした時だった。

  『うおおおおお!』

  食堂に響いた雄叫びを聞き、窓からグラウンドを見てみる。

  そこには馬男が立っていた。

  『馬頭』という獄獣らしい。

  (、、、、、獄獣、、、?こんな所まで来たのか、、、、、)

  江戸は窓から降りると馬頭に近づくと金玉を蹴り上げた!

  ドコオォン!!

  「あばかばおばごばあ!??」

  馬頭は金玉を抑え、ゴロゴロしながら気絶した。

  「、、なんだこいつ、本当に獄獣か?」

  「おいおいおい!?お前何してんの!?」

  クラスメイトらしき男子が話しかけて来る。

  だが江戸は見向きもせず答える。

  「俺は『バイト』行くんだよ。邪魔すんなよ」

  そのまま馬頭を放置し、江戸は出て行った。

  その後、馬頭は駆けつけた特務隊に捕まったのだった。

  ーおとなの街ー

  「さてと、、、、、ここなら誰も見つからないな、、、、、」

  ここはおとなの街、、、、風俗店やメイド喫茶店など欲望にまみれた場所だ。

  江戸は路地裏に隠れてゴソゴソと『何か』をしている。

  すると江戸の身体が『変化』した。

  ー女体化だー

  みるみると筋肉が細くなっていき、胸が膨らみ、くびれが出来ていく。

  少しして変身が終わると同時に自身の胸を触る。

  「はあ、、、なんで俺だけこうなるんだ、、、、」

  江戸はため息混じりに呟く。

  異変が起きたのは一年前、朝起きると『女の身体』になっていたのだ。

  最初は混乱したものの、意思で元の身体に戻れると分かったので内心ほっとしたが、この姿になると『疼く』のだ。

  それも性欲という衝動が、、、

  「『バイト』で発散しとこ、、、、」

  江戸はため息を吐きながらある場所に向かった。

  それは大人の歓楽街にある大きな看板があるビルだった。

  ビルの中に入ると受付嬢に挨拶をし、エレベーターに乗る。

  4階に到着して廊下に出ると扉があった。

  その扉を開けるとデブった男が待っていた。

  どうやらここの社長のようだ。

  「待っていたよ、、、、おいで♡」

  「はい、、♡」

  江戸はまるでペットのように従順な態度で男の膝の上に乗った。

  そう、『バイト』とは男の慰み者になることだったのだ。

  一人暮らしである江戸はこうして時々金を稼ぎに来ていた。

  別に同性愛者ではないが、身体が疼いてしまうので仕方ない事なのだ。

  それに今の容姿には自信があったので言い寄ってくる男達はだいたい釣れるのだ。

  「可愛いね♡おっぱい揉むよ?」

  社長の手が胸に伸びてくる。

  ムニュウ、、グニグニッ、、ピチャッ、、レロォ、、

  「んっんんぅっ♡」

  舌で乳首を舐められるたびに快感に襲われる。

  (はあ、、、、、早く挿れてくれねえかな、、)

  そんな事を思っている間に社長の手は下半身の方に伸びる。しかしその手は江戸のものを掴むことはなく内股を撫で回していた。

  そして耳元で囁く。

  「今欲しいんだろ?自分で脱いでごらん♡」

  そう言われた途端心臓が高鳴ったような気がした。

  ああ、駄目だってわかってるのに手が動いてしまう、、ズボンを脱いで下着一枚になったところで手が止まった。

  「どうした?パンツの中見せてごらん?」

  ニヤニヤ笑いながら言われ、渋々脱いだ。

  ヌチョオオ、、 愛液まみれの秘部が現れる。それを見た社長はさらに興奮して指を挿入してきた。

  ズブッ、、ズプッ、、クチュクチュッ、、パンッパンッ、、!!!

  「ああああっ!!」

  あまりの快感に一瞬意識が飛びかけた。慌てて意識を保つように耐えるも直ぐに絶頂を迎えてしまった。

  ビクビクンビクンッ!!

  「ハァ、、ハア、、あ、、」

  もう無理だと言うように首を振るも無駄だった。そのまま押し倒されると足を広げられ一気に貫かれた。

  「あああああっ!!!」

  快楽に溺れそうになるほど気持ちが良かった。突かれながら胸を揉まれるのが堪らなく気持ちいい。

  「んんっ!?んーーっ!?」

  キスされたと同時に果ててしまい、更に追い討ちをかけるかのように激しく腰を打ち付けられる。

  その度に頭の中で火花が飛び散るような感覚が襲った。

  もう何も考えられないくらいに蕩けてしまっているようだ。

  「イクゥウーーッ!!!!」

  あらん限りの声で叫ぶとその声を飲み込むように深く口づけされる。

  その間も休むことなくピストン運動が続き、何度もイカされてしまった。

  ーーーーー

  ーーーー

  「ふむふむ、、、、けっこう貯まったな?」

  社長から貰った金を眺めながら計算をする。

  「もうちょっと稼ぐか、、、、」

  まだ疼くので他の客を探すことにした。

  次はもう少しハードそうな人にしようと思った。

  この時の江戸は気づかなかった、、、、、。

  自分に忍び寄る獄獣の存在に、、、、、。

  ー学園ー

  次の日、教室に入ると皆が騒いでいた。

  何でも『転校生』がくるらしい。

  どんな奴が来るんだろうと思いつつも興味はなかった。

  暫くすると担任の教師が入ってきた。

  生徒達は慌てて席に座る。

  彼は静かにするよう言うと教壇の前に立った。

  「えー、突然ですが『転校生』を紹介します、どうぞ入ってください」

  ガララッ、、。

  扉が開き入って来たのは銀色の目をした少年だった。

  短髪で端正な顔立ちをしていた。

  少し眉が太めで真面目そうな印象を受けた。

  「鬼小龍(グイしゃおろん)です。北京から来ました、よろしくお願いします」

  それだけ言って座った。

  今どき、留学生が入ってくるなんて珍しいものだと思ったがすぐに興味を失った。

  休み時間になると彼に話しかける女達で溢れていた。

  「どこから来たんですか〜?」

  などと質問攻めにあっていたが彼は表情一つ変えずに淡々と答えていた。

  男達は血の涙を流すが江戸はまったく別の事を考えていた。

  (ふーん、外国人ねぇ、、まあ俺には関係ないけど、、ん?)

  ふと顔を上げると鬼小龍と目が合った気がした。

  いや気のせいだろうと思い再び目線を前に戻した瞬間、鬼小龍の顔が目の前にあった。

  驚いて仰け反ろうとした時、目の前に人差し指を突き出された。

  その時、声が聞こえた。

  「お前、面白いやつだな、、」

  と、いきなりキスされた!

  「、、、、、、、、、、」

  江戸は思考停止になった。

  女達は黄色い悲鳴を上げて喜んでいた。

  そしてなぜか一部の男達は興奮していた(え?)。

  江戸は援助交際で何度も男とキスをした事があるが、まさか男の時に、、、しかもこんな真っ平な昼にされるなど思ってもなかった。

  唖然としていると周りの女子達が騒ぎ始めた。

  「キャー素敵〜」やら「うらやましぃ〜!」とか聞こえてくる。

  いやいやいやいやおかしいだろお前ら!?どう見ても事故じゃねえかこれ!!

  お前らへんな漫画を読みすぎだ!

  「て、なにする!?」

  我に帰ると咄嗟に突き放す。

  「てめえ、、!転校生のくせに、、!」

  キレかかった所で先生が止めるよう言った。

  「やめなさい、みんな仲良くしなさい、それと鬼くんは社会の授業があるから職員室に来てください」

  教師はあわてて小龍を注意して職員室に連れて行ってしまった。

  すると教室へ出る前に小龍が江戸の方に振り向いて、、、、、。

  「放課後の屋上で待ってる」

  と言ってニヤッと笑った。

  ガタッ!ガタガタガタ!!バタンっ!!

  クラスにいた全員が立ち上がり動揺し始めた。

  特に男子連中が酷い、。

  なんであいつなんだよと騒ぐ奴らもいたが何故か一部男子生徒共が羨ましそうに見ていた。

  お前ら俺を普段からよく思ってないのに何でそんな反応するんだよ!

  逆に傷つくわボケェ!!

  と江戸は心の中で叫んでいた。

  ーーーーー

  ーーーー

  「くそっ、、、!あの野郎、、!!」

  廊下を歩きながら文句を言っていた。

  まさかキスをかましてくるというアホなことを仕出かすとは思わなかったからだ。

  おかげで授業の内容が全く耳に入ってこなかった。

  そういうのは『女の時の俺』にしてくれと心の底から思った。

  屋上に行くと小龍がいた。

  「よう、遅かったな、、、、待ちくたびれたよ、、てかすげえ顔だな」

  そう言われてはじめて自分の顔が凄いことになっていることに気がついた。

  恐らく怒りの顔なのだろう。顔が熱いのがわかるくらいだ。

  それを見て小龍はますます楽しそうに笑った。

  「てめえ、、、俺が獄獣も恐れられている喧嘩番長だという事を知らねえようだな、、!」

  そう言って胸ぐらを掴んだ。

  だが小龍は冷静だ。

  「知ってるさ、、お前の事は調査済みだよ、、『援助交際』もな」

  「!?」

  衝撃の発言に一瞬怯んでしまった。

  なんで俺が援助交際してることを知ってるんだこいつは!?

  俺は女に変身して誰もバレないようにやっていたはずなのに、、。

  「な、、、なんのことだ、、、、、」

  江戸は誤魔化すように言う。

  ここで認めてしまっては終わりだと思ったからだ。

  だがそんな事すら予想していたようで更なる爆弾発言を投げつけてきた。

  「もうバレてるんだよ、、証拠もある」

  小龍は数枚の写真を見せた。写っていたのは江戸だ。

  しかも、男から女へ変わるシーンがご丁寧に撮られていた。

  「なっ、、なんで、、!?」

  驚きのあまり声が上擦ってしまった。

  「まさか、女に擬態する獄獣(?)が実在したとは思ってなかったな、、正直驚いたよ、、」

  「いやそれこっちのセリフだから!?あと、俺は『人間』だ!!」

  ツッコミながらもなんとか優位に立つ方法を考えた。

  落ち着け、まずは落ち着くことが先決だ。

  こうなったら貯めた金で黙ってもらうしかないだろう。

  交渉してみる事にした。

  「いくら欲しいんだ?いくらでも払ってやるぜ、、」

  そう言って指一本立てる。十万という意味だ。

  これで諦めてくれれば御の字なのだが、、。

  「いいや、、必要ない、、、、その代わりに、、、、、、」

  すると小龍は陣を描くように指でなぞっていく。

  その瞬間、江戸の身体が女に変わっていき、金縛りにかかったかのように動けなくなってしまった。

  「え、、、な、、な!???」

  あまりの出来事に言葉が出ない。

  完全に身動きが取れなくなり恐怖心が出てきた。

  「お前のその淫らな『身体』が欲しい、、!」

  その言葉を言った途端、小龍の身体から赤いオーラが包みこんだ。

  狼の頭、龍の角、引き締まった巨体な筋肉、蛇の尻尾、獣の脚、、、。

  銀色の獣になった。

  『獄獣』だった。

  その姿を見た瞬間、全身総毛立った。

  これはヤバいと本能が訴えかけてくる。

  逃げようにも逃げられない状況に追い込まれてしまっていた。

  「安心しろ、殺しはしない、、俺のモノにしてやるよ、、」

  一歩ずつ近づいてくるその姿はまさに人狼だ。

  (嘘だろ、、マジかよ、、嫌だ、、誰か助けてくれ、、、、、!!!)

  そんな願い虚しく小龍の手が伸びて来て制服を破り捨てた。

  露になる裸体に羞恥心を覚える暇もなく床に押し倒される。

  獄獣はにやりと笑うと秘所に顔を近付け匂いを嗅いだり舐めたりした。

  ちゅく、、、ちゅ、、、じゅるり、、、、。

  淫猥な音が響き渡る度に耳を塞ぎたくなるほどの恥ずかしさを感じた。

  しかも江戸は獄獣相手に興奮している自分がいることに気付いてしまった。

  (こ、、、こんな時に性的興奮を感じてんじゃねえぞバカたれぇーー!!!)

  自分自身に対して罵倒するが身体は正直なので全く言うことを聞いてくれない。

  それどころかどんどん熱くなっていくのを感じた。

  「クククッ、、、、、、。いやいやと言いながらも感じてるみたいだな、、、、淫乱な牝だな、、、、、」

  獄獣は江戸の耳を囁くように甘い言葉を吐いていく。

  それが余計に辱しめられた気持ちになり屈辱的であった。

  (くそぉ、、好き勝手しやがって、、あとで覚えとけよコラァ、、!!!)

  獄獣は江戸の膨らんだ胸を揉みほぐすように掴んできた。

  (くっ、、やめやがれこんちくしょうがぁ、、!!)

  悔しくて涙が出そうだった。なのに声は出せない上に抵抗もできない。

  せめてもの抵抗として睨みつけてやることしかできなかった。

  それを知ってか知らずか獄獣は不敵な笑みを浮かべたまま行為を続ける。

  やがて舌を出して乳房を舐め回し始め吸い付いてきた。

  チュウウッ、、ジュウゥ、、ちゅうううっ、、ジュルルルッ、、ゴクンッ、、

  吸われている感覚に思わず声を漏らしてしまう。

  「あんっ、、やっ、、やめろぉっ、、!」

  何とか止めようとするもののやはり声にならない。

  まるで自分の身体ではないようだった。

  一通り堪能したのか口を離す。銀色に輝く唾液にまみれた乳首はすっかり勃起しており自己主張するかのように立っていた。

  下の方に目を向けると既に濡れており太腿を伝っているのがわかった。自分でも信じられないくらい感じてしまっていることに驚愕した。

  (う、嘘だ、、こんなやつなんかに感じているのか、、!?)

  自分の浅ましい身体に嫌悪感を覚えた。

  獄獣は江戸の両足を掴むとむくりと獣のペニスが生えてきた。

  その大きさはかなり大きくグロテスクであり形も凶悪であることがわかるほどだ。

  「ま、待て、、何をする気だっ、、!」

  怯えるような表情を見せる江戸に対し、獄獣は何も答えなかった。ただ一言、

  「入れるぞ、、覚悟しろ、、!!」

  と宣言しただけだった。

  その直後、勢いよく突き上げられた。

  「ああああああああああああ!!?」

  ミチミチミチィッ!!!

  凄まじい痛みが全身を駆け巡る。それと同時に痛みだけではなく快感が込み上げてくるような感覚もあった。

  (な、なんだこの感覚はぁあっ、、!痛い筈なのになんでこんな、、!)

  戸惑っているうちに抽送が開始された。

  ズン、、、ズン、、、ズン、、、!

  子宮口が押し上げられていくような圧迫感に襲われる。同時に電流のような刺激が走った。

  出し入れで陰核も擦れているため二重の攻撃となっていた。

  (な、、、なに、、、、これ、、?こ、、こんな快感知らない、、頭おかしくなるぅうう!!)

  今まで男に抱かれて感じたことのない強烈な快感に頭が真っ白になっていた。

  人間の男より獄獣の方が気持ちいいのではないかと思ってしまうほどだった。

  「はあ、、はあ、、あ、、ん、、、」

  呼吸するのもやっとの状態の中、不意に声を掛けられた。

  「どうだ、、これが獣の交尾というものだ、、最高の気分だろ、、」

  そう言った後、ぐりぐりと押し潰すようにして動かした。

  あまりの快楽に耐えられず絶頂を迎えてしまった。

  「ひゃうんんっ、、ひぐぅうううっっ!!!」

  ビクンビグンビクビクンッ 背中を弓なりに反らし盛大に潮を吹き出す。

  そのまま失神してしまった。

  しかし獄獣の動きは止まらず続行されていく。

  今度は背後から犯され始める。背面駅弁と呼ばれる体位だった。

  ズブブッ、、ドチュッ、、パンッパァンッ、、!!!

  激しい音を立てながら打ち付けられる度意識が戻りまた飛んでしまうといったことを繰り返していた。

  そのうち下から突き上げるように動かし始めた。

  重力に従い更に奥まで突き刺さるようになるため一層強く感じてしまう。

  巨根のせいか?

  お腹が膨らんだり縮んだりしているように見える程だ。

  膣壁を擦り上げられながらピストン運動されるものだからたまらない。

  もう何度絶頂に達したか分からないほどイカされてしまった。

  それでもまだ終わらないようだ。

  「もっと気持ち良くさせてやろう、、」

  と言ったかと思うと身体を持ち上げられると空中で止められた状態になった。いわゆる立ちバックという体勢だ。

  そのまま降ろされた瞬間、重力により更に深く突き刺さったことで強烈な一撃となって襲いかかってきたのだ。

  バチュンンッッ!!!

  内臓まで押し潰されそうなほどの威力があった。

  もはや凶器と言えるレベルであろう。

  さらに動きが激しくなっていく。

  肉同士がぶつかり合う音や結合部から漏れ出る愛液の音までも鮮明に聞こえるような気がした。

  「あああ!、、あん!、、ふぁああっ!!あぁ、、だめぇっ、、壊れるぅっ、、壊れちゃうよぉおお!!!」

  次々と押し寄せてくる快楽という名の暴力によってついに限界を迎えようとしていた。

  (だめだめだめだめぇえええ!!!イクぅぅううッッ!!!!イッちゃうううううう!!!!!イグウウウッッッ!!!)

  首を振りながら絶叫を上げると獄獣も我慢出来なくなったのか?

  スピードを上げ、ズンズンズンズンと激しく打ち付けられていった。

  その度に身体が痙攣し頭の中が真っ白になっていく。

  最後に思い切り突かれた時、ぶしゃああああっと盛大に吹き出した。

  同時に膣内がきつく締め付けられる。

  ビュルルルーーッビューッ、、ドクッドクッ、、!

  大量の精液が流れ込んでくる。腹の中を満たしていき逆流してきたものが隙間から溢れ出てきてしまっていた。

  しばらく余韻に浸った後にゆっくりと引き抜かれていった。ズルリと抜けると同時に収まりきらなかった白濁液が大量に流れ出てきた。

  その様子を見て満足したのか?

  江戸の首筋を甘噛みして囁く。

  「楽しかったぞ、、なかなかの名器だったな、、これからも楽しませてくれよ、、?」

  そう言われた直後、目の前が真っ暗になったのだった。

  ーーーーー

  ーーーー

  「ん、、ここは、、?」

  目を覚ますと見慣れぬ天井が見えた。

  辺りを見回すとどうやらどこかの部屋のようであることがわかった。部屋の中はとても綺麗に掃除されているのだが家具が少ないせいか殺風景な感じがある。それにこの部屋の主と思われる人物が見当たらない。

  確認すると男に戻っていた。

  その代わりに黒の首輪と鎖がついていることに気づく。鍵穴のようなものがあり外せないようになっていた。かなり頑丈そうな造りになっているので壊すことはまず無理だろうと思う。そして服も着ていなかった。真っ裸である。

  『ペニスリング』までつけられていた。

  しかも普通のペニスリングと違い、鬼の絵柄をしたもので睾丸まですっぽり覆うような形状をしているものだった。

  「なにこれ!?」

  江戸はペニスリングを外そうとしたが外れないどころか締め付けが強くなってしまった。

  いや、それだけじゃない、ブブブッ、、、と振動を始めたではないか。

  微弱な振動だったが敏感な部分に装着された状態で動かすことによって性感を刺激していたのだ。

  その上バイブ機能まで搭載していたらしく回転したりブルブル震えたりする始末だ。

  「うぐ、、、、!こ、、ここはどこだ!?」

  「目が覚めたようだな?」

  声の聞こえた方を向くとそこには小龍が座っていた。

  ニヤリと笑いながらこちらを見下ろしていた。

  こいつが俺を誘拐したのか、、!?

  そう思うと一気に頭に血が昇ってきた。

  「てめぇ、、、、なんの目的だ?、、、獄獣のてめぇがこんな悪趣味なもんつけて楽しいかよ、、、!!」

  怒りを込めて言うが当の本人はどこ吹く風という感じで飄々と受け流すだけだ。

  「まあまあそう怒るなよ、お前を気に入ってるからこうやって生かしてるんだからさ、、。お前だって快楽が好きなんだろ?」

  確かにそうだけどそれとこれとは話が別だと思うんだがなあ、、、。知能が低いはずの獄獣がこういう風に言ってくるなんてとても奇妙だと江戸は感じた。

  「なかなかの味だったよ。俺の下で喘ぎまくってたしなぁ、、。特にあのま◯こだよ、あんな名器は初めてだったよ、、」

  思い出しているのかニヤニヤ笑っている姿が本当に気持ち悪いと思った。

  確かに女の時に男共が褒めてくれたが、中身が男だと気持ち悪くないか?

  下手すりゃ『オカマ』と勘違いされる自信がある。

  それにこいつは何かが企んでいるような気がする。

  じゃなきゃ俺を襲って監禁するはずかない。

  と江戸は思った。

  「俺が『獄獣狩り』で疲れて、その辺の人間を食らうかと考えたら、男が女に擬態する人間を見つけ、面白そうだから俺の隠れ家へお持ち帰りしたんだが気に入ったんでね、、、、、」

  「獄獣狩り、、、、、」

  (あれ?なんで獄獣が獄獣を狩っているんだ?『共食い』か??)

  そんな疑問が浮かんだとき、小龍の口から驚きの言葉が出てきたのである。

  「実はな、、、この世とあの世の壁を破壊した『クソ親父』と共犯者である『兄弟』共を探しているんだ。そいつらをぶち殺して地獄の最下層にあると言われる無限牢獄へぶちこんでやる為にな、、」

  「えっ??」

  (あれ、、、なんかさらりと『重要そうな話』が出た気がするんだけど(汗)?)

  「なんで地獄に棲んでいるはずの獣がこの世界に現れた理由はな、、、、つまらぬ腹いせの為にくそ親父がこの世とあの世の境界線を壊しやがったんだ、、、、。それで獄獣達が逃げ出してしまったんだ、、、。下手をすればこの世とあの世の境目がなくなって崩壊をするのに、、それすらわからず破壊を繰り返すとかマジで馬鹿としか言いようがない。おかげで16年もかけて世界を探さなきゃならねぇんだよ、、めんどくさい、、、、」

  (おいぃぃぃぃぃいぃぃぃいぃぃぃいぃ!?一般市民である俺になに『国家機密(?)』に関わりそうな話をしてやがるんですかぁぁあぁぁあああ!!!??)

  突然、獄獣がこの世界に現れた理由を聞かされてしまった江戸は自分の置かれた状況を理解することになった。

  「ストップストップ!何さらりと一般市民にそんな大事な話をしていいのか(汗)!?」

  混乱しつつもツッコミを入れるところは忘れなかった。

  すると小龍は少し考える素振りを見せてから答えた。

  「ああ、俺が今大事なのは『閻魔』が俺の親父だとバレないように『隠蔽工作』を、、、、」

  「そこじゃねぇぇぇええぇぇぇ!!!!」

  ツッコミどころが違うことを訂正しようとしたが時すでに遅し、、。

  「とにかく、、、、誰でも良いから『交尾』をして鬱憤を晴らしたい訳よ。ということで俺の相手してもらう、、」

  そう言ってじりじりと近づいてくる小龍。

  その顔はどこか楽しそうだった。まるで獲物を見つけた肉食動物のようだと感じる江戸であったが逃げ道はない為おとなしく従うしかなかった。

  だが、江戸はちょっと思いつく。

  (そうだ。こいつの話が本当なら特務隊に突き出して、、そうすれば金になる筈だぜっ!!くくくっ、、だって主犯格が実の親だからなぁ〜♪たんまりとお礼がもらえるはずだ!)

  けけけけけと悪巧みをする江戸。

  完全に悪役の顔であった。

  (そうと決まれば、、今はとりあえず時間稼ぎだな、、幸い相手はやる気みたいだし、、)

  今は大人しくいうことを聞くフリをして隙を見て逃げ出すつもりだった。

  「さてと、、、『媚薬』でもかけるか、、、、、、」

  (、、、は?びやく、、、??)

  小龍が懐から取り出したものは怪しげな小瓶に入った液体だった。それを蓋を開け、江戸の男根にかけた。

  その瞬間、焼けるような熱さを感じた。

  そして、、、、、、。

  ぎゅぎゅーーーーーー!!

  「ひぎぃぃぃぃぃぃぃいぃぃいぃぃ(滝の汗)!!?」

  江戸の男根がはち切れんほど勃起したため、ペニスリングで締め上げられてしまったせいで激痛を感じる羽目になった。

  「ふはははははっ、おいおい、あんまり動くなって、、、まあいっか、後でじっくりかわいがってやるからな、、まずはこっちだ、、♪」

  (こ、、殺す、、!マジでぶっ殺してやる、、)

  クチュリ いやらしい水音を立てて小龍の指が挿入される。

  それだけで軽くイってしまいそうになるほどの快楽に襲われた。

  ずりゅずちゅ、、くちょ、、ぐち、、ごしゅ、、 ナカを探るように蠢く指、、的確に弱点を突いてくる攻め方に思わず反応してしまう。

  (ぐっ、、やべぇ、、こんなの続けられたら耐えられないって、、ちくしょう、、早く終われ、、!つーかイキてぇ、、ペニスリングを外してくれ、、頼む、、!!)

  既に体は熱くなり始めていた。

  汗が滴り落ちるほどだ。

  小龍は江戸の玉袋を掴むと優しく揉みほぐすように揉んでいく。その途端力が抜けてしまうほどの気持ちよさに襲われ腰が浮き上がってしまった。

  コリコリ、、キュムゥ、、 揉むたびにビクッと震える江戸の身体を楽しむかのように小龍は続ける。アナルを弄り、亀頭を撫で回し、耳を舐め回す、、様々な方法で責め立てるうちにどんどん息が荒くなっていった。

  「はぁーっ、、はぁーー、、うっ、、ふぅ、、んくっ、、!」

  江戸は必死で声を押し殺そうとするがどうしても漏れてしまうようだった。

  それを見た小龍はそっとバイブを取り出すと江戸のアナルにズブズブと埋め込んでいきスイッチを入れた。

  ヴィィィィィン、、ヴヴ、、!!!

  前立腺を刺激するための突起物が小刻みに震え始め、快感を与えていく。

  それがたまらなく心地よかったがペニスリングのせいで痛いし、射精も出来ない。

  しかもペニスリングがバイブレーションしているため刺激が増しているのだ。

  これでは拷問のようなものである。

  江戸はもう気が狂いそうだった。必死に耐えようとするものの耐えきれず甘い声が漏れてしまっていた。

  小龍はその様子を見つつ、術を唱えると江戸は男根が生えたまま『女体化』された。

  「え、、ちょっとまって、、あ、、やめ、、ひゃんっ、、くぅ、、あっ、、いやぁああぁあっっ!!」

  ずぶんっ!

  小龍のペニスが江戸のあそこを貫く。

  獣のペニスが子宮口に当たり痛みが走る。しかしそれは一瞬のことで次の瞬間には電流のような快楽に支配されてしまっていた。

  尻穴にバイブで攻められ、自身の男根はペニスリングで締められているためイケないし、出るものも出ない。つまりずっと寸止め状態だということだ。それなのに今まで経験したことのないほどの快感を感じていた。

  ビクンッと体が跳ね上がる。

  (なんだこれは、、やばい、、頭おかしくなる、、このままじゃ狂っちまうぅうぅ!!!)

  必死になって抵抗するが小龍の力が強いために振り解けないのだ。

  ズンズンと子宮口を突き上げられてしまい意識を失いそうになるほどだった。

  パンッパァーンッ!!!

  肌と肌がぶつかり合う音が響く度に頭が真っ白になり何も考えられなくなってしまうほどに気持ちが良かった。

  「出すぞ!全部飲み干せよなっ!!!」

  どぴゅるるるーーー!!!びゅーーー!!!どぷぷっ!! 熱いものを大量に注がれていってしまう。

  どくん、、、どくんと脈打つ感触が伝わり、自分の体の中に獣の体液が入ってくるという感覚にゾクゾクとした感覚が背筋を走るのを感じた。

  それと同時にペニスリングが外され、やっと絶頂に達することが出来たのだ。

  解放された瞬間、凄まじい勢いで精液が吹き出してきた。ドロドロとして濃く粘ついた精子が自分の腹にかかってしまうほどであった。

  ようやく終わったと思ったが小龍が江戸の男根を掴むと亀頭部分を手で擦り始めた。強烈な快感にまた達してしまいそうになる。

  「どうだ?気持ち良いだろ?獣の快楽は人間には味わえないものだからな?」

  そう言って子宮口をコツンコツンと叩いてきた。その度に意識が飛びそうになるほどの衝撃に襲われる。

  「俺好みに『調教』してやるよ、、、。人間の男に満足に出来ない身体になってもらうからな?覚悟しろよ」

  耳元で囁かれる言葉によって恐怖を感じつつも、更なる快楽を求めてしまっている自分に気づく江戸であった。

  それ以来、江戸は調教を受け続けた。毎晩のように淫らに喘いでしまい自分の口から発するとは思えない声が部屋中に響き渡っていた。もともと快楽に弱いせいもあって簡単に堕ちてしまったのだった。今ではすっかり従順になってしまい、毎日のように行われるセックスにも慣れてきてしまっている自分に戸惑いながらも興奮している自分がいることにも気づいていた。

  幸い、学園通いも出来たので留年の危機から逃れられただが小龍も来るので誰のいない放課後やトイレなどを使って情事を行っていた。

  「あん、、やぁあんっ、、んんっ、、あぁんっ、、ふぁぁああああっ」

  無理矢理女体化され、おっぱいを揉まれ、獣のペニスを受け入れている自分はもはや女そのものだと思い知らされる程だった。いや、むしろもっとして欲しいと思っているくらいだ。それほどまでに開発された身体を持て余しながらも、さらなる快楽を求めずにはいられなかった。

  だが、江戸は諦めなかった。

  (絶対にコイツを特務隊に売り飛ばす!)

  その一心でなんとか理性を保っていたのだ。

  いや、金のことを考える余裕はないだろとツッコまれそうだが、、、。

  、、、、、、、

  、、、、

  、、、

  、、

  しかし、、、、、、江戸は次第にそんな野望が薄れて行った。

  なぜなら、、、、、、。

  「江戸」

  小龍が作った手料理、、、『血の風呂辛口カレー』を見て恐怖を感じた。

  なんでも地獄世界の地元のカレーを参考して作ってみたらしい。

  見た目は『地獄』のような赤さだ、、血の塊をそのまま入れたような真っ赤なスープに浮かぶ小さな肉片たち、、しかも肉片から怨嗟やら嘆き声やら聞こえてくるではないか、、!

  (あ、、、これは死んだかも、、、(号泣))

  江戸は覚悟を決めた。

  もう無理だと悟ったからだ。これ以上やったら多分死ぬだろう。命だけは助かったとしても心は完全に壊れてしまうことは間違いなしだ、、そう思ったからこそせめて遺言書を書くべきだったと後悔した。

  しかし今更もう遅いわけで、、 恐る恐るスプーンを手に取り、口の中に入れた、、、、。

  ところが、、、、、。

  (、、、あれ?美味しい、、、??)

  どこかで懐かしい味をした、、、、。

  (おかしい、、、?俺、、こんなものを食べたことがないのに、、、、、?)

  江戸は不思議に思い首を傾げた。けれど美味しくて夢中で食べ進める内にそんなことはどうでも良くなっていたのだが、、(そして翌日、、、トイレに入ってクソしたらう◯こから嘆きが聞こえて涙を流す江戸、、、、。)

  そして、また気になることがあった。

  「はあ、、、はあ、、、はあ、、、ん、、、」

  コトが終わって快楽の余韻に震えている最中、小龍は『毛つぐろい』をしてくれた時、

  じょり、、、じょり、、、、。

  江戸の背中を丁寧に舌で舐める小龍、、、、。

  不思議なことに嫌悪感がなくリラックスできた。

  まるで愛しみを込めて愛撫されているような感覚とどこか懐かしい感じがする、、。

  (この感覚、、初めてじゃないような気がするんだよなぁ、、どこでだっけ、、、?)

  他にも小龍が見せてもらった地獄しか存在しない絵巻や武器なども見ても、はやりどこかで見たような感じがした。

  、、、、、、

  、、、、。

  そして『妖魔本』と呼ばれている地獄の本を見た時は、、、、、、。

  「、、、、、、、、、、、」

  ー背筋が凍ったー

  見たことない文字なのに読めるのだ。

  しかも江戸の書き癖とどこか『似ていた』、、、、、。

  (こんな所まで一緒なのかよ、、気持ち悪い、、くそっ、、一体どうなってんだよぉおおおお!!!???)

  そんな生活を続けている内に次第に疑問を持つようになった。

  思えばおかしかった。

  なぜ?自分だけ女に変身出来るのか?

  なんで、、どうして、、こうなった? そもそも俺はどこから来たんだ? 考えれば考える程に分からなくなる。

  そういえばまた赤子だった自分は捨てられた時期は獄獣が現れた時期とほぼ同じだと聞かされた。

  偶然にしてはあまりにも出来すぎている、、そう考えて行き着いた先はたった一つしかないと思った。

  ー、、、、、江戸の正体は『獄獣』だと、、、、ー

  、、、、、、、

  、、、、。

  信じたくなかった、、、。

  だが他に思い当たる節がないのも事実だ。

  しかし、テレビやグランドに現れた獄獣を見ても頭が悪かったし、江戸のような賢い獄獣なんていなかった。

  だから今まで気がつかなかったのだ。

  、、、小龍に出会うまでは、、、、、。

  (畜生、、結局アイツのせいかよっ、、!!)

  恨み言ばかりが口から出そうになるのをグッと堪える。

  そういえば小龍は逃げ出した獄獣達を殺して地獄送りをしていると聞かされた。

  アイツは気づいているだろうか?

  それともまだ気づいていないのだろうか?

  分からない。

  下手したら自分も殺され地獄へ堕ちるかもしれない、、、、、。

  怖い、、。すごく怖い、、ガクガクと膝が笑いだし涙が出そうになるくらいに、、。

  、、、しかし、、、、。

  (やっぱり知りたい、、)

  正体を知ってどうするかなんて考えていない。ただ純粋に知りたかったのだ。

  今まで同年代の人間と馴染めなかった。

  まるで人種とちがうような扱いを受けてきたのだ。

  だから荒れてきた時期もあったし、どこか人間を冷めていた自分。

  ただ、、、獄獣達が羨ましく思えた。

  今思えば、自分も獄獣だったからかもしれない。

  だから人間と馴染めなかったかもしれない。

  ー自分より劣る腐った人間を好きになれなかっただから、、、、、ー

  (落ち着け、、、とりあえず自分の正体が分かった、、、、。問題は自分は『誰』だ?)

  小龍に聞けば手っ取り早いと思うがそうすれば自分も殺される可能性が出てくる。かといっていつまでもこのままというわけにもいかない。

  何か行動しなければ、、。

  「、、、、そういえばあの『本』、、、」

  妖魔本だ。

  自分が書いた癖がほぼ同じだった。

  もしかしたら自分はそう言う分野を勉強していたのかもしれない、、。

  あまりにも似ていたから、恐怖を覚えてすぐに読むのもやめたが、、、、、、。

  (調べてみる価値はあるな、、、、)

  たしか『地下室』に置いてあるよな、、。

  幸いにも自由に使っていいと許可をもらっている。

  そう決心するとさっそく行って見ることにした。

  ー地下室ー

  「あった。この本だ」

  江戸は埃をかぶった本棚から一冊の古い妖魔本を手に取る。タイトルは『医学と科学』というシンプルに記したものだ。

  そして著者の名前は、、、、、、。

  「、、、、、『血死不桜火(チシブおうか)』、、、、」

  どこか聞いた名前、、、、。いや、これが自分の本当の名前かもしれない。

  パラパラと捲るとどうやら手書きのようだ。

  『、、、、、やれやれ、、、『私』のような『科学者』がいないから、張り合いがないし、、、、、唯一『腐敗の蛇』こと『蛇餓』がいたけど、低レベルだったから殺したわ、、、、、』

  (、、、明らかに女性のような口調だな。

  そういえば俺が女に変身出来るわな、、、俺、、、、本当は『女』だったのか、、だとしたらなんで男とかんちが、、、いや、男と入れ替わった(汗)?)

  ちょっと目眩をしたが我慢することにする。

  続きを読んでみる。

  すると、性別を偽る内容があったのですぐに目を通した。

  (私が『女』とバレたら、即効に殺しに来るから大変よね、、、、。あーあ、なんでくそ親父はくだらないことで遺言を書いたかしら?跡継ぎ争いは男のみだからって、、、、)

  「、、、『跡継ぎ争い』?」

  どうやら自分は色々と苦労しているらしい。

  なら、自分の『能力(?)』の説明がつきそうだ、、。

  一体、16年前に何が起きた?

  なぜ、自分だけ男姿で赤子姿だったのか?

  そう疑問を抱いたとき、ふと、気になる文字を見つけてしまった。

  『、、、それにしてもこの『妖術』が便利よね、、、、』

  「、、、、、、、、、、」

  『女と『ヤりたい放題』だから、ピーーーやピーーーーして楽しいわ♪』

  「変態女だったかよ『俺』は、、、(ブチキレ)!?」

  江戸は激怒した。

  まさか自分がレズビアンだったなんて、、。

  ていうか、自分も男と援助交際していたから人のことを言えないが、、なんか複雑な気分だ、、。

  (お、、俺の、、貞操概念って、、一体、、)

  江戸は力なく項垂れた。そして再び続きを読む。

  『あーあ、、、、また『黒狐(くろきつね』に怒られたわ、、、、、』

  「、、、、、、、、、、、、」

  『『便所しながら飯を食うな』と言われても『う◯この研究』をやめろと言ってるようなものだから仕方ないでしょ?』

  「汚えな俺!?」

  思わず叫けぶ江戸。

  『そもそも『う◯こ』はウイルスや病原菌を媒介してネズミや蝿に運んでくれるのだからペストやコレラなどで人間達を死に至らしめる凄い『う◯こ』なのよ。『う◯こ』はただの排泄物ではなく、恐怖と災いを運ぶ『死神』と名にふさわしい『う◯こ』様なのよ!だから私は『う◯こ』を、、、、(以下略)」

  「う◯こ、う◯こって、やかましい女だな!?!?つーか、そんなことばっかり考えてるから男が寄り付かなかったんじゃねえのか!?」

  あまりにも下らない内容の話にイライラしてきた。

  しばらく読んで分かったが、どうやら自分は『呪術』や『妖術』を使うより、現代のような『細菌兵器』や『バイオテロ』の研究を好んでいたようだ。

  ーいわゆる『マッドサイエンティスト』であるー

  「獄獣よりたちが悪いじゃねえかよ、、、」

  江戸は思わず頭を抱えてしまった。

  こんなヤツをばれたら小龍だけではなく特務隊まで敵に回す羽目になる、、。

  江戸はもはや金儲けの企みは捨てざるを得なくなったと確信した。

  「駄目だ、、、あ、、頭がいたい、、、、、」

  江戸はもう読むのを止めようと思い、ページを閉じようとした時、ある『文字』を見て絶句した。

  『許さない、、、小龍め、、、』

  「!?」

  確かにそこにあった、、アイツの『名前』が、、、、、、、。

  ドクン、、、ドクン、、、、。

  嫌な汗が吹き出し、動悸が激しくなる、、呼吸が苦しい、、。

  おかしいと思った。

  なんで自分を犯して、そして自分のことを快楽漬けにしてまで自分を欲しがるのか?

  本当に殺すつもりならさっさと殺せば良いはずだ。

  それなのに一向に殺そうとしない理由、、、。

  危険、読むな、絶望する、と警告音じみたものが鳴り響いていたが本能には逆らえなかった、、。

  震える手で次の文を読んだ。

  そこには衝撃的なことが書かれていた、、。

  『、、、、、、許さない、、、、小龍め、、!』

  「、、、、、、、、、、」

  『、、、、許さない、、、絶対に許さない!』

  「、、、、、、、、、、、、、」

  ガタガタと震える手、、、、。

  そして、、、、!

  『よくも私の『処女』を奪いやがったな!『くそ兄貴』(ブチキレ)!!!!』

  ごーーーーーーーーーーーーんんん、、、!

  「、、、、はい?」

  あまりのことに目が点になった、、。

  さらに続きを読む。

  『いくら『母親違い』とはいえ、妹である私を欲情して襲うんじゃねぇぇぇぇぇぇ!クソシスコンだめ龍!!なんで兄弟全員ろくでなしなの!?

  くそ親父もそうだけど、あの小龍が一番気に食わない!!私を調教して何が楽しいのよ!?

  私を『孕ませ』ても『劣勢遺伝子』の赤ん坊が産まれる可能性が高いのよ!!ばこばこと腰を振るなくそ兄貴!!お前、狼か龍じゃなくて本当は万年発情期の『うさぎ』じゃないかてめぇぇぇ!?『蛇淫の呪い』をかけるわ!!『性奴隷扱い』するわ!!『ピーーーーー』や『ピーーーーー』で『ピーーーーー』をするわ!!!もうブチ切れた!今度こそブチ切れたわ!!必ず『病原菌』を作って絶対に感染させて『インポの身体』にしてやるわあああああああああああああ(血の涙)!!!!!!!!!!』

  「、、、、、、、、、(絶句)」

  江戸は放心状態だった。

  よく見ると血の文字に変わっている、、、。

  よほど怒り狂ったのだろう、、かなり強く殴り書いているのでほとんど読めないくらいだ、、。

  「つ、つまり、その、、、なんだ、、?アイツは俺の『兄』で、、、、俺は『妹』で、、、、、き、、、『近親姦』を、、、、、、」

  もはやショックを通り越して言葉が出なかった。

  やがて江戸は恐怖ではなく、、、、『憤怒』へと変わっていき、、、、、、。

  コツン、、、コツン、、、。

  「どうした江戸?こんな夜中に起きて、、、、」

  何も知らない小龍が江戸をさがしに地下室へ来た。

  「風邪を引くぞ?、、、俺が『温めて(性的)』やろうか?」

  小龍が江戸の肩を掴んだ瞬間!

  ドコオオオオオオオオ!!!!!!

  「ぐへっ!?」

  小龍は驚愕した。

  江戸の右ストレートが炸裂し、、、顔面がめり込まれ、、、吹き飛ばされる己の肉体を、、、、、、。

  (い、、一体何が起こった、、、!?!??)

  あまりに突然の出来事に思考が追いつかない小龍だったが、ようやく気がつくことが出来た。

  妹が書いた妖魔本を片手で持ちながらブチ切れる地獄の鬼の顔になった江戸の姿を、、。

  「なんかおかしいと思ったら『俺の兄』だったかよ、、、、『シスコン獄獣』がああああ、、、、、、(血の涙)」

  「、、、、、、あっ」

  小龍は全てを悟った。

  「ああごめんごめん。本当の事を話そうと思ったけど、可愛かったからつい、、。うん、ごめんな」

  謝る気のない態度で謝罪の言葉を述べる兄に対し、江戸は掴みかかり、、、、馬乗りにして、、、。

  ー江戸喧嘩番長流!必殺『地獄のガトリングパンチ』を繰り返した!ー

  ドコバキベキポキバキドコベコバコドコ、、、、、、、、、!!

  「なーーーーんでムラムラして『攻め』より『受け』ばっかで男と援助交際をするんだろうと思ったら、てめえの『原因』か!?この変態!!そりゃ『ピーーーー』や『ピーーーーーー』をされたら性的興奮が収まらねえわな!!そして何、素知らぬ顔で援助交際の写真で脅したり、犯したり、監禁したり、ばこばこと腰を振ったりしてんのだああああああ!?、、、返せ俺の青春!返せ俺の処女と童貞!!ぶち殺してやるううううう(怨嗟)!!」

  ひたすら殴る!殴る!殴る!をガトリングパンチ繰り返していく江戸。

  記憶を失っているのに獄獣並みの威力で繰り出される技にダメージを受けまくる小龍。

  「お、、おちつけ!?ごふっ!?こ、、これには地獄より深い深ーい理由が、、、、、ごほっ!?」

  弁明しようとする兄にさらなる暴力を加える江戸。

  『しばらくお待ち下さい(by作者)』

  ーーーーーー

  ーーーーー

  そして1時間経った。

  「、、、で、、気が済んだのか?」

  あれだけ殴られて顔がボロボロになり血まみれになっているというのに余裕そうな笑みを浮かべる小龍。

  それに対し、肩で息をしている江戸。

  「吐けぇ、、、、、てめぇらの本当の『目的』はなんだ?、、、、、なんで俺だけ獄獣姿ではなく人間の赤ん坊になった?、、、俺が『スパイ』か何かか?」

  睨む江戸に対して小龍はすうっと真顔になり、首を振った。

  「、、、俺にも分からない、、、。くそ親父達があの世とこの世の壁を壊したのは本当の話だが、、。、、、お前が、、、いや『桜火』と桜火の『配下』が突然いなくなったから。『巻き込まれた』じゃないかと思って探しに来たんだ、、、、、」

  「、、、、、え、、、?」

  それは初めて聞く情報であった。だが小龍の表情は嘘偽りないもので、だからこそ真実だと分かる。

  いや待てよ、、?そんな大事なことを何故忘れていたんだ??それになんで他の兄妹のことを覚えてないんだよ??? それに気づいたのか小龍がゆっくりと説明してくれた。

  「、、、、桜火は科学者だけに頭が賢いからクソ親父と加担するような奴じゃないしクソ親父を見下すほど嫌っていた。だって下手をすればあの世もこの世も崩壊する、、、、、閻魔に裁かれる可能性だって分かっているはずだ。、、、、、俺と同じ『極悪人』だが、、、、」

  ああなるほど、それが事実だとすると納得できる。

  、、、『極悪人』は余計だが、、、、。

  「桜火の配下である『黒狐』も聡明で野蛮な性格ではないし、、、桜火を裏切るような奴じゃない。『桜火様の愛人ですわ♡』と自負してたからな、、、」

  やめてくれ、、、。俺がレズで『女好き』だと認めたくないんだからさ、、。

  と江戸は思ったが口に出さなかった。何故なら、、今はどうでもいいことだからだ。それよりも重要視すべき事がある。

  「その『クソ親父達』はなんで『そんなこと』をしたのだ?『腹いせ』とか言っていたしよ、、、?」

  それを聞いて小龍は少し悲しそうな顔をする。そして淡々と語り始めた。

  「実はなクソ親父と兄弟達はすでに『故人』なんだ。クソ親父は『老衰』で、、、兄弟達は『俺達』が殺した、、、、」

  「、、、、、え?」

  一瞬、彼の言っていることがよく分からなかった。

  「、、、、そのクソ親父の名前は『破殺王』。破殺王は畜生界生まれで狼族の中では最強格で殺戮を楽しみ、気に入らないものは皆殺しにする化け物中の化け物だった。やがて破殺王は権力を手に入れ、地獄の覇者に相応しい『獣の王』となった。そんな三千年が過ぎた時、破殺王は『老い』で弱くなっていく身体に恐怖を覚えるようになった。

  そこで破殺王は考えた。『新しい若き肉体を手に入れてやる』と計画を立てたのだ。破殺王はまず、異種族の女達を金で集め、百人の息子を産ませた。娘が産まれた場合は『殺処分』した。百人の息子達は『自分は破殺王の子供』であると威張り散らしながらも己の武術や肉体を鍛えて強さを手に入れた。俺もその一人だ。当時の俺は破殺王を憧れていたし、誇りを持っていた、、、。利用される『運命』だと知らずにな、、、、」

  小龍は遠い目をして天井を見上げた。

  「そして『死期』を悟った破殺王は信頼出来る部下達に命じて『計画』を実行した。遺言書は『最後まで生き残った者に後継者とする!』と書いて死んだ」

  「な、、、!?」

  江戸は驚きのあまり目を見開いてしまった。

  それはつまり、、、、兄弟同士で殺し合いをしたということだ、、。

  「魂だけの状態になった破殺王は目論見通りに息子達が殺し合いを始めた。そして敗者になった息子を生贄として魂を喰らい、、、さらなる強さを手に入れて来た。とくに目を通したのは『龍の血を引く息子』。、、、つまり俺の活躍が素晴らしいものだった。武術も妖術も肉体も一品級でなにより女を陥れる技が絶妙。最後まで生き残れる可能性があったから首を長くして肉体を奪う機会を待っていたそうだ。だが、破殺王は重大なミスを犯した」

  「重大なミス?」

  首を傾げる江戸に対し、小龍はにっと笑って江戸に指を指した。

  「産まれた女の子を全て『殺処分』したはずの娘が生き残っていたのだ!つまりお前のことだ!」

  「えっ!?」

  今度は江戸の方が驚く羽目になった。

  そういえば妖魔本に『私が女とバレたら殺されるから大変』と書いてあった気がする、、。

  「そいつの名は『血死不桜火』。『虎の血を引く娘』でこれはまた凄かった。なんでも前世では『生まれてはいけない大罪の子』らしく、、、めっっっぽう強かった。しかも俺達が思いつかない『科学』を武器にして『ウイルス』やら『細菌』やら『微生物』やらで兄弟達が何も出来ずに死んだからな〜。さすがの破殺王もド肝抜かれたらしいからな。でもまだ良いんだよ。まだマシな方だ。だって、そいつも凄かったからそいつも『候補』に入れて肉体を手に入れようかな?と思ったらしい。自分の身体が女だとバレないように術で誤魔化せば良いんだからな?だから破殺王は複雑な気持ちになりながらも最後に生き残った者を待っていたんだよ。だが、ここにも予想だに出来ない事態が起きた!」

  「な、、、なにが起きたのか?」

  江戸は嫌な予感がしたが小龍はくくっと笑ってはっきりと言った。

  「この俺が『血死不桜火』を一目惚れしてしまったから殺さず、、、俺のモノにしたくて捕まえた後バッコンバッコンと交尾の夢中になっちゃったからだ(カッ)!」

  ドコオーーーーーーーン!

  江戸は小龍の顔面に拳で殴った。

  「この最低野郎!!じゃあ何か!?お前の性癖のおかげで破殺王の『計画』がパーになったと言いたいのか(ブチキレ)!!?」

  さすがに怒鳴らないわけにはいかない。それほどまでにひどい出来事だからだ。

  しかし、それに対して小龍はあっけらんと答えた。

  「そう、、、、死闘の末、、、、妹を倒したけど結局殺さなかった。やっと破殺王の当主になった俺がクソ親父の部下達に脅しながら『血死不桜火』を『処刑』ではなく俺の『花嫁』にした。そのため破殺王は肉体を乗っ取ることに実行出来なかった。なぜなら破殺王はずさんな儀式のせいで、どちらも乗っ取ることも出来ないし、『転生』も出来ないから、身動きにも出来ない。どちらか殺さないかぎり、永遠と魂のままなんだ。焦った破殺王は部下達に『娘をなんとかして『毒』で殺せ』と命じたけど、頭が賢かった桜火は不審に思い調べたら『発覚』してしまい、あえなく失敗に終わるわけだな。真実を知った俺はブチキレて破殺王の部下達を全て殺し、『破殺王の魂』を『拷問の壺』という入れ物に入れて封印した。もちろん破殺王が使用した儀式も『呪物』も全て処分♪」

  「まさか性癖のおかげでお前は助かったというわけなのか、、」

  頭を押さえる江戸にやれやれといった表情で手を振る小龍。

  「これで俺達は一見落着、、、と思ったが、そうはいかなかった、、、封印された破殺王は壺の中で苦しみながら怒りを覚えた。つまらぬ色恋沙汰のせいで計画を台無しにされてしまったからだ。やがて自棄糞ぎみになってきた破殺王は自身が喰って溜めた息子の魂達にそそのかして『あの世』と『この世』の壁、、、『結界』を破壊する最悪な暴挙を出たのだ。

  息子達のおかげで『拷問の壺』を内側から破壊して抜け出す事が出来た破殺王達はついに『結界』を壊して人間界へ逃げ出してしまった、、、、、。これが真相だ」

  小龍はそう言うと再び頭を抑えた。

  「それで地獄にいるはずの獄獣達がこの世界に来たんかよ、、、、、」

  はぁ、、とため息混じりの言葉を吐く江戸。

  「恐らく破殺王と兄弟達はどこかで新しい肉体を造って復活しているはずだ。俺はバカ共を連れ戻して『無限牢獄』に入れねばならない、、、、。犯してはいけない決まりを壊したからな、、、、」

  深刻な問題なのだろ、、と思う江戸であったが正直、あまり興味がなかった。

  だが、、、、、。

  「江戸、、、、人間をやめて『獄獣』になれ」

  「、、、、、、、、」

  「お前は下等な人間と付き合う必要はない。お前なら人間など不要だし、人間のルールに縛って我慢する必要なんてない。、、、、、、本当は『獄獣』になりたいだろ?」

  図星だった。実際、人間を嫌気していた自分がいたのも事実。

  汚い大人達が作った社会のルールに縛られずに自由に生きていきたい、と思っていたのも事実。

  、、、、、『自由』とは程遠い自分だけど、、。

  「お前の『本当の姿』は美しかった、、、、、、。残忍で獰猛、、、圧倒的な力を持ち、相手をゴミのように嬲って殺す、、、、、、。特にお前を抱く時に興奮したな、、、、屈辱感感じながらも快楽に溺れている顔に、、、、、、」

  ぞくり、、、、、、。

  江戸は興奮してしまった、、、。身体の奥が熱くなり、腰がゾクゾクしてくる感覚に襲われる。

  身体が自然と立ち上がり、、、、服を脱いで裸になる。

  気がつけば自身の陰茎が勃起して天を向いてしまっていた、、、。

  『狂っている』、、、、と思っても身体は言うことを聞かない。むしろ命令されるまでもなく動く。

  もっと欲しい、、とばかりに四つん這いになって尻を高く上げる。誘うようにふりふり動かす。陰茎から透明な液が流れ出し床に染みを作る。

  それを見てにやりと笑う小龍。その姿はもはや野獣、もしくはケダモノ同然だ。

  そんな自分を情けないと思いつつも快感を得るためだったらいくらでも墜ちてやると思っている自分もいる、、。

  (あぁ、ダメだ、、もう耐えられない、、今すぐヤりたい、、滅茶苦茶にしてほしい、、)

  「それで良い、、、、。欲望に従え、、、俺を喜ばせるために、、俺に奉仕しろ、、」

  小龍はそう言うと『本来の姿』になった。

  銀の髪に、、、狼耳と龍の角、蛇の尻尾が生えた式服の男になった。

  小龍はしゃがみこんで江戸の前に来て尻を撫でる。

  それだけでイキそうになるぐらい感じてしまう。

  ずぶっ、、ぐちゅ、、ぬちゃぁ、、。

  前戯もなしにいきなり指を挿入され乱暴に掻き回される。普通なら痛みを伴うはずだが感覚が麻痺しているのか全く痛くない。それどころか前立腺を指で突かれるとたまらない気持ち良さが襲ってくる。こんな激しい刺激を受けてるのに射精できないなんてもどかしいにも程がある、、そう思っていたのだが、急に指が抜かれる。

  ずるぅ、、、、。

  「、、、、くくく、、欲しそうな顔をしやがって、、そんなにコレが欲しいのか?、、お望み通りくれてやる、、、!!」

  次の瞬間、巨大な肉の棒が自分の中に入ってくるのを感じた。あまりの質量に息が止まるほどの衝撃を感じたものの、同時に幸福感が押し寄せてきた。

  ああ、、これだ、、これこそ求めていたものだ、、。今この時こそ自分の真の幸せの時なのだと本能が理解した。

  『さぁ、思う存分味わってくれ』

  頭の中で小龍の言葉が響くと同時にピストン運動が始まった。

  「あっ、、ああぁん、、ふぐっ、、んんんっ、、イクッ、、イッちゃうぅぅううっっ!!!」

  ブシャーーッと勢い良く吹き出す大量の精液。それと同時に絶頂に達する。

  ガクガクと痙攣しながら恍惚とした表情を浮かべる。

  その様子を満足そうに見ている小龍だったがすぐに激しく腰を動かし始める。

  ガツンガツンと奥深くまで突く度にびゅるるっと出る勢いが止まらない。

  しばらく続けていくうちにだんだんと速度が速くなっていく。それでもなお速度は上がっていくばかりだ。

  まるでラストスパートをかけるかのような動きになり、さらにスピードを上げる。

  「ああっ、、すごぃいっ、、こんなの初めてぇっ、、気持ちいい、、あんっ、、あぁっ、、ふぁぁっ、、いくぅっ、、またイっちゃうぅぅぅううううっっっっ!!!」

  女みたいな声を漏らしながら射精する。

  もう何度目だろうか?数え切れないほど出しているはずなのにまだまだ衰えることはない。いや寧ろどんどん増していく一方であった。

  もう何回出したか分からないくらいなのに性欲は全く収まらないどころか更に高まっているような気がする。

  身体の疼きが激しくなっていくばかりであり、更なる快楽を求めてしまっている。

  (もっと欲しい、、もっともっと気持ち良くなりたい、、いっぱい出してもらいたいよぉ、、お願い早くくれよおおお!!!)

  そんなことを思っている間にも身体の変化が起きた。

  メキメキと骨格が変わるような音がしたかと思えば江戸の口から鋭利な牙が生えてきた。

  頭部に獣の耳が生え、身体中に虎柄の黒い縞模様が現れる。手足がゴキゴキと獣の筋肉質なものに変わり、爪が伸びて行く。

  腰からも尻尾らしきモノが伸びる。瞳は金色に輝き瞳孔が縦長のものに変わる。口からはみ出るほど伸びた犬歯が唾液によって濡れ光っていた。

  まさしく獄獣と呼ぶにふさわしい異形の姿になっていた。

  その姿になっても尚、性行為を続ける二人。

  相変わらず無表情ではあるがどこか気持ちよさそうに喘いでいるように見える。

  (あー、最高だぜェ、、ちんぽ汁止まんねェよォォオ、、このまま死んでもいいぐらいだァアアッ)

  心の中で下品な言葉を吐きつつ夢中で腰を振り続ける姿は最早ただの発情した獣であった。

  「クククッ!なかなか似合っているじゃないか!やはり人間に化けるのはやめろ、化け物の姿に戻れ、その方がお前も嬉しいだろう?」

  からかうように言う小龍に対して理性を失ったかのように叫ぶ。

  「グォォォオオオンンンッッッ!!!」

  江戸の陰茎も変化し、、、鋭い棘が生え、、まるで拷問武器のような獣の巨根へと変わっていた。それを思いっきり扱いてみることにした。すると今まで感じたことのない快感に頭の中が真っ白になってしまう程の強烈な快感に襲われた。

  棘で手が傷ついても気にしないまま扱き続けた。

  次第に手の痛みが快感に変わっていき、ますます強く握り始めた頃には絶頂を迎えていた同時に小龍も限界に達したようで大量の精子が流し込まれるのが分かった。腹の中が満たされていく感覚に幸福感を覚えつつ何度もイキまくったのだった。

  その後、二人は繋がったままの状態で余韻に浸りながら横になっていた。

  しばらくしてようやく落ち着いたところで小龍は再び口を開いた。

  「ほう、、、『人型』か?前は『半人半獣』姿だったが、、、これなら体位を変えられるし、違った方法で楽しめるな?」

  小龍に言われ自分の姿を見た。

  狼の耳、サーベルタイガーのような牙、虎柄の黒模様が入った身体、猫科特有の鋭い棘が生えた巨根、狼の尻尾、、、、。

  狼と虎の混合型、、金色の獄獣になっていた。

  江戸は物足りないのか?自分のペニスを片手で掴み上下に擦り始める。そしてもう片方の手で後ろにある尻穴に指を入れる。

  「グルルルル、、ガルゥウウッッ!!」

  雄叫びを上げながら自慰行為を始める姿を見てニヤけてしまう小龍だった。どうやらかなり気に入ったようだ。

  「『牝』の姿になってみろ」

  そう言われ、頷くと女体化してみた。

  陰茎がなくなり、女の性器に変化した。

  小龍は江戸のホトを掴み広げるといきなり小龍の巨根で貫いた。

  ズプゥゥウッッ!!

  獣のペニスが江戸の子宮口を押し潰す勢いで侵入してきたのである。

  その圧迫感だけで軽くイッてしまいそうになるほどであった。

  「ふむふむ、、、、悪くない感触だな、、よし、これから毎日こうやって交わるぞ?、、、『我が妹』よ、、、」

  一瞬何を言っているのか分からなかったが直ぐに思い出した。そうだ自分はこいつの妹だったんだ、、と自覚した瞬間に背徳感が一気に湧き上がってきた。それと共になんとも言えない高揚感に支配された。本当に自分達が実の兄妹であることを忘れて本気で愛し合うんじゃないかと思えるほどだった。

  それが合図となり二人の本気の交尾が開始された。