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このお店、一見さんお断りと言うか、限られた人しか存在を知らない。そして、料金も高額だと言うのに、引きも切らない。平日の昼間なんか客が来ないだろうと思っていても、存外来るものである。
客の好みは色々だ。とは言え、多くは幼女に見下されながらセックスをしたいか、レイプしたいかのどっちかだ。
我々が世の中の性犯罪を防ぐ防波堤だと言われたら誇らしいだろうか? 微妙だ。
今日のお客さんは三十代前半ぐらいの青年だ。名前からしてさる中堅政治家の子息だろう。
ご所望は「和姦の甘々セックス、ちょっと毒があるぐらい。最初はバカにぃ、途中からお兄ちゃんと呼んで欲しい」と言う。
それなら私のような生意気なキャラクターじゃなくてもと思うが、顔を気に入られたらしい。
客はシャワーを浴びて部屋にいる。そこに姫華が登場する。
「バカにぃ、部屋に用事ってなに? って! なに裸でいるのよ!」
先制に叫ぶと、「姫華ちょっとおいで」と言う。
「なに、気持悪い。せめて服ぐらい着てよ」
「そんなこと言わないで。お小遣あげるから」
「しょうがないなぁ……」
そうやって歩み寄ると、やおら立ち上がり、私に覆い被さるように抱きついてくる。
私は力半分で引き剥がそうとしつつ、「気持悪い! やめて!」と叫ぶが、彼の手は止まらない。
片手で胸を揉み始める。
「やめて! ほんと! 気持悪い!」
抵抗の様子を見せながら、所々に「あん……」と可愛い声を上げる。
そのまま好きにさせると、手は徐々に股間へと近付く。
「や……やめて……う……うん……あっ!」
彼が手マンを始めると、抵抗の力を弱め、仕舞いには自分から彼の腰に手を回していく。
「バカにぃ……やめて……あっ! あっ! ……うぅ……あん……」
そうして自分の腰から迎えに行くようにしていく」
「変な気持ちになっちゃう……変になっちゃう」
と呟きつつ、彼の手のストロークが激しくなる。
「変になっちゃう! やめて! 頭おかしくなっちゃうよぉ……」
そう言ってまた拒否の姿勢を見せていく。
「ああ! だめ! おかしくなっちゃう! 姫華おかしくなっちゃう!」
と散々叫んだ挙げ句、自分が素でイったのを利用して、身体をガクガクと震わせながら嬌声を上げる。
彼が私を抱きしめていた力を抜くと、膝から頽れて、まだも身体をビクビクさせる。息も荒い。素で息が上がってしまう。
「姫華、姫華おかしくなっちゃったよ……」
そう言うと彼は私の顔を上げさせる。
そうして、自分の勃起したおちんちんを見せつけるのだ。
「おっきい……男の人ってこんなんになるんだ……」
そう言って顔を近づける。
「ねぇ、触っていい?」
と言うと、一旦「ダメ」と言われる。
「お兄ちゃんのおちんちん触りたい! ねぇだめ?」
甘えた声で尋ねると、「しょうがないな」と言う。その言葉でおちんちんがビクビクしているのがわかる。
そこからは手コキだ。
口は使っているように見せる為、顔を横に向けて舐めている仕草をする。
そうやってやっていると、あっさりと射精してしまった。
「や! なに! なにこれ、気持悪い!」
叫んだ挙げ句に身体に掛かった精液を舐める仕草をしながら「これがお兄ちゃんの……」と言って高揚した雰囲気を出す。
ここの客は特殊なサプリをキメているので、連続射精が出来る。大切な時間を効率的に使う為だ。
精液で濡れた服を脱いで下着姿になる。
「こうなっちゃったんだから、お兄ちゃん責任取ってよ」
そうやって彼を押し倒す。
「こんな幼い子に興奮しちゃってヘンタイさんですね……」とか「実の妹とエッチするなんて何考えているの?」とか煽っていくと、彼のペニスは元気を取り戻していく。
「入れたいんでしょ?」
と尋ねられると、「そ、そんな訳ないでしょ! バカにぃ!」と罵倒しつつ、おちんちんを嬲っていく。
そんな様子で腹を探り合っていくが、彼が許可しないので「ねぇ、お兄ちゃん、入れていいでしょ?」と尋ねる。案の定断られ、「ねぇ、お願い、入れていいでしょ?」「入れさせて、お願い」「姫華おかしくなっちゃう、入れさせて! お願い!」とステップアップしていく。
それとともに、自分の股間を自分でいじって発情している様を見せていく。
遂にOKが出ると、「お兄ちゃんのおちんちん貰えるんだね……」と言いつつ、「あ! お兄ちゃんのおちんちんが、姫華のおまんこに当たったよ」とか「先っぽが入ってきた!」「奥に入ってきてる!」「姫華の中にいっぱいになってる!」「奥に当たってる!」
と逐一感動を伝える。
そして、全部挿入したところで、「ちょっと待って」とタンマを掛ける。そこでエッチな吐息混じりの深呼吸して、小さく「イキそう……」と呟く。
それを見て、彼は腰をビクンと一つ振る。
「あ! ああ!」
私が、身体をビクビクさせて、一度軽くイったアピールをする。
「や、やめて!」
私が止めようとするが、彼は腰を振り続ける。
それからはナチュラルに和姦だ。
声にならない、呼吸困難を装ったような喘ぎ声を上げると、自分のコンセントレーションも上がる。
そうしていると、彼は「イキそう……」と言う。
「姫華もイキそうだよ! お願い! 出して! お兄ちゃんのを姫華の中に出して!」
「姫華! 中に出すぞ!}
「あーーーーーーー」
そうやってセックスが終了する。
よろよろと彼に倒れ込んでいく。
「姫華、良かったよ」
頭を撫でてくれる。
私自身気持ちよかった。よく見ればそこそこイケメンだ。
後日、彼がまた訪れた。
「バカにぃ、また来たの?」
から始まり、「え、またするの?」と言い、「お兄ちゃんのおちんちん欲しい!」と叫び、「また来てね」と懇願する。
そうやって、彼は常連客となり、そして私も徐々に彼の事が好きになりつつあった。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん」
必死に抱きしめながら自分がイクのを我慢している。
彼が「出すぞ!」と言うと、「お兄ちゃんの頂戴!」と叫ぶ。
荒い息の中、「姫華、ねぇ、姫華……結婚しよう?」と、迫られる。
「お兄ちゃん、兄弟とは結婚できないんだよ?」
と私が姫華で答えると、「俺は真剣だ。ねぇ、結婚したいんだ」と言うのだ。
「姫華はお兄ちゃんが思うような子じゃないわ」
と断り、そして困っていると「そうか……」と言い、そしていつものピロートークはやらずにさっさと帰っていった。
私自身、彼の事は好きだったし、セックスは十分に燃えた。
だが、それはあくまでも姫華だからだ。
百歩譲って、姫華の衣装を全部貰えたとしても、そんな生活が正しいとは言えない。私は三十代のオバサンだ。
今の旦那との離婚も上手く行くはずない。そんなスキャンダルを彼が上手く吸収できる筈がない。
何を考えているんだ! 私はあくまで風俗嬢だ。ここにいる限りは。
馬鹿な事を想像しちゃいけない。
彼は、その後、店にやって来る事はなかった。
それから暫く後、旦那が若手の議員を連れて来るから、持て成しの準備をしろと連絡を入れた。
仕事を休み、そして準備をしたらやってきたのは彼だった。
私は悟られないように影に徹した。
夫も、それを望んでいたし、私は政治の事に口出しをしないと決めていた。
おつまみやお酒を出すとき、彼が私の顔をちらちらと見る。
あの時のセックスを思い出してしまう。
股間が熱くなりながらも、上手く誤魔化す。
私が皿を下げるときに、「ああ、そう言えば、知り合いに姫華ちゃんって女の子がいましてね」と彼は旦那に話しかけた。
「可愛い子だったんですよね……」
寂しそうな声色に、旦那も尋常ならざるものを感じた。
「だった?」
「ああ、少し前に亡くなりまして……」
「そうか、可哀想に」
話はそれっきりだったが、私は手を止めて聴き入ってしまった。
彼が再びお店に通うのはその翌日からだった。
最低な気持ちになりながら、そんな彼を嫌いになれない自分がいる。
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