僕は田舎が嫌いだ。建物は古いしセミはうるさい。ゲームセンターも近くに無いし、どこに行くにしても遠いからだ。毎年の夏が、僕には憂鬱だった。
僕の家では毎年、父の実家である町で夏休みを過ごす。自転車にゲーム機、そして夏休みの宿題を鞄と車に詰め込んで連れていかれる。
僕は田舎が嫌いだ。夏祭りでワイワイと楽しむ年でもないし、お神輿なんて疲れるだけだ。それに──
「夏休みで友達なんて作れる訳ないじゃん・・・・・・お父さんいつの時代の人間だっつの・・・・・・」
ハイエナ獣人の少年が公民館の図書室で作文を睨みつけていた。作文用紙はまっさらなまま佇んでいる。エアコンの音と秒針、窓越しのセミの合唱がやけにうるさかった。少年は更地の作文用紙から目を離すと、壁に貼られた一枚のチラシに目が留まった。
「夏の納涼祭。相変わらず捻りの無い名前だな。今年もお神輿を担がされるんだろうな・・・・・・暑い中歩かされるの湯鬱だな・・・・・・でも作文に書けそうなら行くしかないか。お駄賃も貰えるからまぁ・・・・・・仕方ないか」
少年は勉強道具を早々と片付けると、読書感想文に使えそうな本をいくつか探して貸出の手続きを済ませるのだった。
「エナも大きくなったねぇ~・・・・・・」
「おばあちゃん恥ずかしいからそういう事言わないで・・・・・・」
馬獣人の祖母に褒められながら、お古の法被に袖を通した。昔、お父さんが着ていたものだからか硬くてゴワゴワする。古っぽい匂いと色味はまだ我慢できるが、唯一我慢できない事があった。下半身に着るものである。下半身が丸出しの褌なんて恥ずかしくって仕方ない。かと言って法被用のズボンはお古なのもあって窮屈だった。学校で着ている体操服よりも伸び縮みが無くて動きづらい。
「ズボンが窮屈なら褌でもいいじゃないか。儂ら譲りの立派なのがついてるんじゃし」
エナは露骨に嫌な顔をした。年上連中の恥じらいの無さも、僕が田舎を嫌う理由の一つだった。「しゅうちしん」の無さはアイツら並だと思った。
彼はハイエナ獣人の母と馬獣人の父の間に生まれたハイエナ獣人だ。身体つきや背丈は母親譲りだったが、「ある一か所」は父親に似ていたのだ。「同じ年頃のちんちんが大きい」のだ。家族以外の他人の身体を知らない小学生故に、プールの授業や体育の授業の着替えで指摘されるのがとてつもなく恥ずかしかった。だからいつも着替えは自分の歌謡教室から離れたトイレの個室で着替えるようになった。
「お父さんが昔使ってた褌とか着けたくない。ちょっと窮屈だけどこれで大丈夫だから・・・・・・行ってきます」
エナはハチマキを締め、その上から帽子を目深に被ると、ショルダーバッグを担いで自転車に跨るのだった。
お祭りの会場は老若男女が入り乱れて活気づいていた。自分の通っている学校の子たちとそう変わらない年齢だが、中にはふくよかでがっしりとした体格の子も何人か見受けられた。
「それに褌じゃないの俺だけか・・・・・・。でも、意外と体格デカい人もいるから逆に目立たなそう。まだ始まってないか・・・・・・えっ?」
「お待たせしました~!」
お神輿を待つ中、一際明るく朗らかな声がエナの耳に飛び込んできた。
「おー!イブキじゃねぇの!去年よりも大きくなったんでねぇか?」
「そうですかねぇ~?おじさんも相変わらずお元気そうで何よりですよ♪」
「あ、イブキさんだ!」
「久しぶり~!皆も元気そうだねぇ♪」
山羊獣人のおじさんや、体格の大きい豚獣人と話していた兎獣人の若者に、エナはぎょっとした。その声音は中性的で身体は全体的にふっくらしており、歩く度にお尻や胸がたわわに揺れていた。立ち振る舞いや話し方に若い大人の女性を感じたが、股引で露わになった股間の膨らみが男だということをこれでもかと主張していた。イブキは大人用の神輿を担ぐ集団の中へと混ざっていった。
「何だったんだ今の・・・・・・」
「はーい皆さん!お神輿が出ますよー!!大きい神輿が出てから皆さんが出ますからねー!!」
目の前で起きた出来事を整理する間もなく、お神輿の練り歩きが始まるのだった。
大人たちの掛け声に続いて子供たちの掛け声が町中に響き渡る。夏の暑さに繰り返す掛け声、家々の前でお札などを貰う人たち・・・・・・エナにはどれもこれも一つの背景にしか見えなかった。熱中症予防もあってか、去年にくらべて休憩所の数も多かったため、ヘロヘロにならずに済んだ。休憩所ではお菓子や飲み物が振舞われ、大人も子供も飲み物やお菓子を手にワイワイと賑わっていた。子供たちは身体の火照りを癒すために、氷水で満たされたバケツにハチマキやタオルを浸して身体を拭いたり、頭から被ってワイキャイとはしゃいでいた。一方エナはそんな集団から離れた木陰で、貰ったお菓子とジュースを頂きながら休憩をしていた。町の外から来たのだから、無理に人の輪に入ろうものなら逆に浮いてしまうだろう。ここは目立たずに波風立てないのが賢い選択だ。それに水で濡れるのはそう思いながらお菓子に手を伸ばそうとすると、横からついさっき耳にした声が聞こえた。
「お、私とお揃いの股引だ。ねぇ、隣いいかな?」
「えと、あの・・・・・・どうぞ」
「ありがとうね♪」
イブキはエナの隣にどっかりと腰かけた。
「私は麦川伊吹(ムギカワ イブキ)。イブキとか麦さんって呼んでいいよ。君、ここらじゃ見かけない顔だね。お名前を教えてくれるかな?」
「えっと・・・・・・俺は榛村江波戸(ハイムラ エナト)。皆はエナって呼んでる。親父の実家がここでさ、夏祭りはたまたまってやつで・・・・・・」
「江波戸君でエナ君か。ハイエナ族だからなのもあるかもね。うん、かっこいい名前だね。君も一緒に水浴びに行かないの?冷たくて気持ちいいよ?」
「い、いやその・・・・・・濡れるの苦手で」
エナは伊吹から視線を逸らしながら答えた。伊吹はそのことを何も指摘しなかった。
「まぁ濡れるのや冷たいのが苦手な子もいるからね。無理強いはしないよ。お神輿、一緒に頑張ろうね♪」
声音の柔らかさや話し方、汗ばんだ匂いに混ざった彼特有の甘い香りは、思春期に片足を踏み込みつつあるエナに強烈な「異性」を意識させた。しかし伊吹は男だ。あの股引越しに見えた膨らみはまごうことなく男である。しかし・・・・・・と頭の中で情報が渦を巻き出した瞬間、集合を呼び掛ける声が響き渡った。
「そろそろ時間だね。またお話できたらしようね、エナ君♪」
「あ、ありがとう、ございます・・・・・・」
伊吹はすっくと立ち上がって大人神輿を担ぐ集団に混ざっていった。エナはその様子を見届けてから立ち上がり、食べかけのお菓子を飲みかけのジュースで一気に流し込んでゴミ箱に投げ入れた。
空が焦がれた蜂蜜のような色に染まり、辺りがやや暗くなってきた頃、最後の気力を絞り尽くすかのような掛け声とともにお神輿が神社に帰ってきた。台座の上で神輿を何度も揺らし、やっとの思いで台座に安置すると、屋台の人たちや大人たちの歓声と拍手が湧き起こった。エナは深くため息をつきながら神社の隅に腰かけ、鞄の中から水筒を取り出して中身を飲み干した。
「お疲れ様~!子供たちにはこれを配るぞー!ほれ、お疲れさん」
伊吹と話していた山羊獣人のおじさんが小さな封筒の束を持って子どもたちへ声をかけた。たまたま近くにいたエナは小さな封筒を受け取り、近くにいたカバのおばちゃんからよく冷えた飲み物を一本貰ってすぐに半分を飲み干していった。それに続けて子供たちがわっと押し寄せてきたので、エナは慌ててその集団から逃げるようにその場を後にした。
お神輿が終わった後のお祭り会場は、外からやって来た自分みたいな人も受け入れてくれそうな空気に変わっていた。「お神輿を担ぐ」という行為を通して、この町の一員になれた気がした。屋台のおじさんやおばちゃんが気さくに声をかけてくれる(ただ商売だからかもしれないが)。エナは屋台でたこ焼きとフランクフルトを買い、どこで食べようかと場所を探していた。お祭り用に設営されたステージの前には人だかりがありすぎるし、社の周りには子供たちがあちこちで集まっていて行きづらい。出入口の階段で食べるのは通行の邪魔になってしまう。それに早く食べないと冷めてしまう。ふと境内の外に目をやると、川が月明かりと街灯の光が揺らめきながら反射しているのが見えた。境内からやや離れた場所にあるからか、家路につく人たちがまばらにいるだけで、静かに腰を落ち着けて食べることができそうだと思った。エナはすぐさま境内を抜けて河川敷まで駆けていった。
河川敷に草原にどっかりと胡坐をかいて、買ってきたお好み焼きを頬張る。キャベツの甘さと卵の焦がれたカリカリの部分に、豚肉のぷりぷりな食感が合わさり、これでもかとかけられたソースとマヨネーズがそれらを強引にまとめ上げている。家でもときどき作っていたが、ここまでの味には中々ならなかった。あっという間に平らげたエナは、フランクフルトの入った袋から中身を引っ張り出し、ケチャップとマスタードの入った調味料パックを二つに割って、フランクフルトにまんべんなく絞り出した。幼い頃、コンビニで買ってもらって以来、お祭りやコンビニに行くことがあれば欠かさず買ってしまうほどだ。表面をぱりっとなるまで焼いた油っぽさと食感に、ケチャップとマスタードの酸味でいい感じにしてくれる。最後の一口を食べ終え、食べたものを袋に放り込んで捨てに行こうとした時、エナの背後から声がした。
「あ、エナ君だ!さっきぶりだね。もう帰っちゃうの?」
「お神輿も終わったし、食べたいものも食べたから別にいいかなって・・・・・・それに──」
「仲のいい友達もいないから、かな?」
「え──」
エナの言葉はそこで途切れてしまった。伊吹は申し訳なさそうに言葉を付け加えた。
「やっぱりそうだったんだ・・・・・・私、毎年のようにここに遊びに来てたんだけれど、見かけない子だったからさ。隣、いいかな?」
「え、ど、どうぞ・・・・・・」
エナの言葉を受けて伊吹が隣に腰を落とした。汗ばんだ体毛の香りに、少し前に塗ったのか制汗剤の香りがした。さっきの一件が無かったなら、ふくよかなお姉さんにしか見えなかった。
「あの・・・・・・伊吹お姉、さん?お兄さん?」
「伊吹さん、でいいよ。確かにまぎらわしい身体だもんね。でも私は君と同じ男だから安心してね」
確かに同性なのを告げられたことにエナは安心したが、眼前に立ちはだかる柔肌は思春期に片足を踏み入れた少年には刺激の強い色香を放っていた。
「ねぇねぇ、どこから来たの?」
「隣の県から。ここよりも都会の」
「あそこか・・・・・・確かにあそこに比べるとここは少し不便かもね。君の所にもこういう夏祭りはあるんじゃないの?」
「確かにあるけれども、人混みが多すぎて・・・・・・」
「そっか。確かに大きな規模になったら人混みも大きくなるから大変だもんね・・・・・・」
それから伊吹はエナに様々な質問をしていった。エナもそれに対して答えていく。答える度に返ってくる反応や質問に、エナの緊張は徐々に解けていった。緊張が解けていくほど、彼の事が気になりだしていった。伊吹はエナが意識していることをすぐに見透かした。
「ねぇエナ君・・・・・・もしかして、私のおっぱいとかお尻とか、気になったりしてる?」
「ご、ごめんなさい・・・・・・じろじろ見ちゃって・・・・・・セクハラ、だよね」
「ううん。私は気にしてないよ。年頃の男の子だしね。男の子同士だし・・・・・触ってみる?」
エナの心臓が高鳴った。新しい寄り道を見つけた時のような。初めて悪い事をするような興奮に、エナの背筋が粟立った。異性の身体を触ることは恥ずかしい事と、誰に言われるでもなく感じていたが、目の前で誘う相手は自分と同じ男。それに自分から誘ってきている。それならば触らないという選択肢は無いに等しかった。エナは最後の理性を振り絞って、こくりと頷いた。伊吹もそれを満足そうに見届けると口を開いた。
「うん、いいよ。じゃあ・・・・・・あっち、行こうか」
伊吹はエナの手を握り、端の下へと導くのだった。
エナの頭上で祭りの喧騒がくぐもって聞こえた。河川敷に腰かける者はおらず、家路に就く者や軽トラックの音が響いていた。二人は橋の下にしゃがみこむと、伊吹はエナに自分の乳房を差し出した。彼のたわわな乳房は、幅広の白い布を交差させたもので覆われていた。エナは恐る恐る、彼の柔らかな被毛に触れた。その乳房は汗を微かに含み、エナの指が力に従って沈み込んでいく。衣擦れの音に、エナの荒い息遣いは祭りの喧騒に溶けていく。「母親以外の乳房に触っている」という初めての体験に、エナの口の中は呼吸を繰り返す度に唾液が濃縮されていった。布と乳房の隙間に手を差し入れると、逃げ場のない柔らかさで手の感覚が満たされ、垂れ下がった先の乳首に触れると、伊吹は思わず声を漏らしてしまった。
「丁寧に触ってくれるんだね。思わず声が出ちゃったよ・・・・・・♡」
伊吹は乳房に掛けられていた布を解くと、押さえつけられていた乳房は重力に従って揺れた。橋の下の暗がりに、鮮やかな乳房が艶やかに揺れていた。
「わ、わ・・・・・・」
「おんなじ男の子同士だけどもこんなに大きなおっぱいは初めてだもんね。この時間帯は誰も来ないから安心して触っていいからね。もしも恥ずかしいなら・・・・・・」
伊吹は法被を大きく拡げると、エナに覆い被さった。エナはしゃがみこんでいた体勢から、草原に押し倒されていった。エナの身体に、たわわに垂れ下がる乳房が押し当てられる。理科の実験で作ったスライムよりも大きくて柔らかい乳房はエナの力に沿うようにたわみ、形を変えていく。エナは伊吹の柔らかい乳房と汗ばんだ匂いがこもった空間に包まれていく。獣人特有の鋭敏な嗅覚はあっという間に彼の理性を容易に蕩かしていった。視界を覆う乳房の柔らかさに吐息、鼓動、川のせせらぎ・・・・・・同性だと頭で理解しているのに、本能は異性を強烈に意識していた。
「重たくないかい?」
「う、ううん・・・・・・大丈夫、です・・・・・・すっごく、いい、におい・・・・・・んっ?」
「そっか。なら良かった・・・・・あれ、なんだかお尻に熱いのが当たってるね」
エナの背中にさあっと冷たいものが流れた。初めて会ったばかりの相手に恥ずかしい所を見られてしまった。でもこの状況なら仕方ないかもしれないし向こうもそれを考えていただろうし・・・・・・と回らない頭で次に吐き出す言葉を考える間もなく、伊吹はエナの股間に手を添えていた。
「硬くなってる。まだまだ大きくなり切れてないけど元々大きいんだね・・・・・・お返しに触ってもいいよね?」
エナはただ頷くしかなかった。乾いた唾を飲み込もうとする度に心臓の血流が逸物に流れ込んではち切れそうになる。お古の半股引の中で膨らむ逸物は痛みすら感じていると、伊吹が慣れた手つきでエナの股引を脱がせていった。こんな所で裸体を、それも初対面の相手に晒すなんてと思う間も無く、自身の逸物は露わになってしまった。血管はうっすらと走り、大きく膨らんだ亀頭は馬獣人のそれを彷彿とさせた。
「おぉ・・・・・・」
初対面のおっぱいを触るのですら初めての経験だったのに、自分の勃起した逸物をその相手に晒してしまった恥じらいが重なり、エナの視界は潤んでしまっていた。
「うぅ・・・・・・恥ずかしい・・・・・・こんなの、あれ、おかし・・・・・・」
「あぁ、ごめんね。やっぱり恥ずかしかったよね・・・・・・でも大丈夫。これは自然な事だし、恥ずかしい事じゃないからね。大丈夫。実は私もドキドキしちゃってるんだ・・・・・・♡」
伊吹は半身を仰け反らせながら自分の半股引についていたジッパーを下した。それは前から後ろにかけてぱっくりと二つに割れ、中からあの大ぶりの逸物が露になったのだ。両の拳ははあろう陰嚢の上には皮のやや被った逸物がそそり立ち、天井を向いて脈打っていた。エナの逸物に比べると大きさは半分にも満たない位の大きさだったが、太さは自分の逸物といい勝負をしていた。
「君のおちんちんよりも小さいんだね、私の・・・・・・こんなに大きいと、入れる人は大変だね・・・・・・君、こういうことは初めて?」
「う、うん・・・・・・」
「そっか~。じゃあすっごく丁寧に気持ちよくなっちゃおうね♡」
伊吹はエナの下半身に寄り掛かる姿勢をとると、大きな乳房でエナの逸物を挟み込んだ。
「ぅあっ!?」
「柔らかくて気持ちいでしょ?これは『パイズリ』っていって、こんな風におっぱいでおちんちんを挟んで気持ち良くしてあげるんだ。痛かったら言ってね?」
伊吹の柔らかい体毛に、汗の匂いと甘い匂いが弾ける。じんじんと熱い逸物が柔らかな肉に蹂躙されていく。気持ちいい感覚が何なのか分からないまま、愛撫は続く。伊吹は深く息を吸いながら、エナの逸物の裏筋に唇を何度もあてがった。
「そんなところっ、嗅いだら、臭い、よ・・・・・・?」
「ううん?逞しい雄の匂いって感じで、全然平気だよ?女の子だったら妊娠しちゃいそうな位」
エナにとって「妊娠」という言葉は直近で耳にした言葉の一つだった。保健体育の授業で習った「あれ」である。これから自分は「大人」になったらすることをするのだと思うと、胸はシャトルランを走り終えた時よりも、誕生日プレゼントを開ける時よりも高鳴っていった。伊吹は唾液をエナの逸物の先からしとどに垂らすと、それを乳房で馴染ませるようにして揉みこんでいく。
「こうするとよ~く滑ってもっと気持ちよくなるからねぇ・・・・・・痛かったら言うんだよ?」
「え、ぁ、あぁっ・・・・・・・・・・・・ッ!?」
伊吹の唾液が馴染んだところからじわじわと熱を発していくようだった。乳房の下でぐらぐらと陰嚢が膨らんでいくのを感じる。胸の高鳴りは逸物へと集まっていき、ビクビクと逸物を震わせて切っ先から透明な蜜を溢れさせていった。
「な、何、これ・・・・・・?」
「これはね、『カウパー』って言ってエナ君の身体が気持ちいいって感じてるの。ほら、何かが出そうな感覚がずうぅっと続いてるでしょう?まだ出しちゃだめだからね?」
そう言いながら伊吹はエナの逸物の付け根を押さえつけた。とめどなく溢れさせていたカウパーがせき止められ、陰嚢の中で逆流しているかのような感覚に襲われる。押さえつけられる間にも陰嚢は本能のままにどろりとした塊の快感を作っては溜めこんでいっているのだ。エナは精一杯お尻の孔に目いっぱい力を込め、身体をくねらせながら出そうな感覚に耐え続けていた。伊吹はエナの逸物を抑えながら立ち上がると、尻たぶをエナの逸物の切っ先にあてがった。
「い、いぶきさん、なに、を──」
これから始まろうとしている行為の予感に、エナは伊吹に尋ねた。
「とっても気持ちいこと、だよ♡」
「それってどういう────」
ずぶんっ。エナの確認を遮るように伊吹は一息にエナの逸物を飲み込んだ。今まで感じたことの無い圧迫感に、伊吹は肩で息をしながらお腹を撫でた。次の瞬間、噴火のような吐精が伊吹の中で迸り、視界に無数の火花が散った。全身を焼かんばかりの吐精に、エナの視界にも星が瞬いていた。まるで自分の命のようなものが陰嚢を伝って、全て出尽くしてしまうような怖さを孕んだ気持ちよさを全身で味わった。そして体は無意識に伊吹の奥へ、より奥へと子種を押し付けんばかりに腰を押し付けていた。
「初めて卒業、おめでとう♡お腹の中、君の初めてザーメンですっごく熱いよ・・・・・・♡」
「なに、こぇ・・・・・・?おしっこみたいなのが、たくさん・・・・・・」
初めての快感に、エナの呂律は回っていなかった。
「これはね、本当は君が好きな人とするコトなんだけれど・・・・・・『性行為』だよ。こうしておちんちんを入れて気持ちよくなるもの。そしてエナ君が私のナカにいっぱい出してくれたのは『精液』。ザーメンって言う事もあるけれど、男の人が出せる『赤ちゃんの素』、だよ♡」
「赤ちゃん、の、もと・・・・・・?」
学校で習った言葉がエナの頭の中でぐるぐると渦巻いていた。伊吹はぽっこりと一回り大きくなったお腹をさすりながら脈動の余韻を味わった。
「エナ君の初めてザーメン、私のお腹の中でたぷたぷ泳いでる・・・・・・私が女の子だったら赤ちゃんできちゃったかもね♡」
「あか、ちゃん・・・・・・・」
「おっ♡硬くなったね・・・・・・じゃあ、今度はエナ君が動いてみよっか?」
伊吹は膝立ちからやっとの思いで立ち上がると、エナのすぐ隣の斜面に寝転んで両足を広げて見せた。閉じ切っていない、縦に割れた肉孔からは微かに精液が溢れていた。エナの逸物は硬さを取り戻していき、痛みすら感じるほどだった。
「ここに・・・・・・入れるの?」
エナは自身の逸物の先を、ヒクついている伊吹の縦割れにあてがった。伊吹はこくりと頷いた。エナは唾を飲み込んでお尻の孔に力を入れると、一気に伊吹の腹の中に自分の逸物を全て沈み込ませた。ぬるぬると絡みつく肉ひだに、エナの雄槍は全身でその快楽を味わった。伊吹はエナに両手を伸ばすと、法被で身体を覆い隠すように彼の身体を抱きしめた。
「い、ぶきさん・・・・・・?」
「エナ君を全身で感じたくなっちゃってね・・・・・・暫くこうしてもいいかな?」
「う、うん・・・・・・」
エナは伊吹の汗ばんだ柔肉に包まれながら繋がりを味わった。甘酸っぱい匂いに鼻が馴染んできたのか、恥じらいは隅へ追いやられてしまった。エナの身体は、目の前に立ちはだかる女体を貪らんばかりに乳房に食らいついた。伊吹は乳房に走った快感に声を漏らし、肉壁でエナの肉棒を締め付けた。エナも突然の快感に身体を震わせ、さっきの快感を再び味わおうと乳房にしゃぶりついた。
「歯を当てないように優しくね・・・・・・?」
エナは上気した表情を浮かべる目の前の雌に、逸物を硬くしていった。身体を密着させたまま、エナは小刻みに腰を振っていった。奥へ奥へ。より深く。子種を押し込むように。伊吹も、ごりごりと腹の奥から押し込まれる感覚に、自身の逸物からもカウパーを滲ませていった。小刻みに肉と肉がぶつかり合い、その度に乳房が揺れ、喘ぎ声が押し出される。注がれた子種が腹の中でとぷとぷと波打つ。肉ひだはエナの巨根を包み込んで離さない。徐々にエナの腰を打ちつける速さと力強さが徐々に弱まっていく。その代わりに抱きしめる手やむしゃぶりつく口に力がこもっていくのを感じた。
「もう出したいんだね?いいよ・・・・・・我慢しないで全部吐き出しちゃって・・・・・・♡」
エナは耳元で囁かれた瞬間、最後の力を振り絞って腰を目いっぱい引き、勢いよく腰を伊吹に打ち付けた。
「~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!」
声にならない程の快感が一気に押し寄せ、さっきとは比べ物にならない程の精を吐き出した。爆発にも似た吐精で伊吹のお腹がもう一回り大きくなり、妊婦のようなお腹へと変わった。それと同時に伊吹の逸物からもしゃくりあげるように何度も吐精が起き、自分とエナの身体に雄臭さをまとわりつかせた。エナは最初の吐精から何度も奥へ奥へと子種を注ぎ込むように、吐精の度に身体を仰け反らせながら逸物を伊吹の肉孔へ押しつけた。
やがてエナは伊吹に全身を投げ出すようにもたれかかると、同時に役目を果たした逸物が伊吹の孔から抜けて精液を溢れさせた。どっと噴きだす汗に心地よい疲労感と満足感とに包まれ、エナはうつらうつらとしてしまっていた。お腹に感じるベタベタしたものも、汗とは違う匂いなんかも気にならない程に。
「お疲れ様。初めてなのにすっごい気持ちよかった・・・・・・♡こんなにお腹もタプタプになっちゃったし、馬獣人の血って凄いんだねぇ・・・・・・♡」
見ず知らずの、いや、こうして身体を重ね合った相手に褒められるのは悪い気がしない。エナは顔を綻ばせながら伊吹のお腹を撫でた。
「これ、僕が・・・・・・?」
「そう。エナ君が全部注いだのだよ♡まるで妊婦さんみたいだね」
「妊婦、さん・・・・・・あれ?」
交尾の熱が冷めやらぬ頃、祭りの喧騒がやや静かになったような気がした。そして周囲の世界の輪郭が戻ってきた瞬間、エナは半身を起こした。自分が今している行為。置かれた状況・・・・・・誰かに見られてはとてもまずい。エナの慌てぶりを察したのか、伊吹は身体を起こしてエナに手を差し伸べた。
「まずは身体をあそこで洗い流さないとね。そのままだと匂いでバレちゃうし」
伊吹の太ももからはは幾筋もの子種の筋が伝っていた。エナもその手を取って立ち上がると、萎え切った逸物の先端から名残惜しそうにカウパーが一滴こぼれ、草原に落ちた。
二人は川で身体を洗い合ってから車に乗り込んだ。「お祭りの会場で意気投合して遅くなってしまったので、ご厚意に甘えて送ってもらうことにした」という口実で軽トラックに自転車を載せてエナの家路に向かっていった。街灯に照らされた伊吹の乳房はシートベルトで更に存在感を露わにしていた。車の中で、二人は他愛のない話を重ねた。学校であったことやここへ来た理由、なぜ濡れるのを嫌がっていたのか・・・・・・そうこうしている内に、エナは自分の家の前まで到着していた。
「今日は、その・・・・・・ありがとう、ございました。」
エナは荷台から自転車を下ろし、伊吹にお礼を言った。
「こっちこそ、楽しかったよ♪もしもまた会えたら、その時は・・・・・・よろしく、ね?♡」
エナは改めて頭を下げると、家の中から父親が出てきた。
「夜分遅くにありがとうございます」
伊吹も車から降りて挨拶をした。
「あ、エナ君のお父さんですね?エナ君がお世話になりました。夜遅くなっちゃったので私がここまでお送りいたしました。」
「わざわざありがとうございます。では私たちはこれで」
エナは軽く会釈をして家へと向かっていった。伊吹もその様子を見送ると、車のエンジンをかけ、その場を後にした。
家に帰ったエナはそのまま風呂へ入り、布団へ入っていった。お風呂の温かさに石鹸の香りに包まれながらうとうととしていると、不意に伊吹さんと体を重ねた時のことを思い出してしまった。あの柔らかさ、気持ちよさを思い出すかのように、エナはお腹にかけていた毛布を丸め、硬くなった股間を何度も押し当ててしまった。
「また、会えるかな・・・・・・」
エナはそう呟きながら身体を丸め、硬くなった逸物を毛布に押し当ててながら眠ろうとするのだった。けれども、思い出すのは伊吹との一夜ばかり。乳房やお腹の柔らかさ、逸物に絡みつく熱と魂すら吐き出さんばかりの吐精・・・・・・エナは眠れない悶々たる気持ちを寝巻の中で膨らむ逸物を布団に何度も押し当てながら過ごした。一向に睡魔はやってくることなく、布団の上の冷たい部分は全てぬるくなり、すっかり睡魔を逃してしまっていた。
セミの鳴き声と母親の声で、エナは目が覚めた。身体はいつになく重く感じたのは、昨日のお神輿だけではなさそうだった。携帯の時計はとうに八時を過ぎていた。エナはいつものように携帯に入っているゲームのログインボーナスを一通り貰ってからリビングへと下りてきた。部屋には祖母と祖父が既にテレビをつけて朝のニュースを眺めていた。
「おやエナ、おはよう。昨日は随分張り切ったみたいじゃないか」
「お、おはよう。ま、まぁね・・・・・・」
祖母の言葉に、エナは印象が悪くならない範囲で相槌を打つと、戸棚から茶碗とお箸を、冷蔵庫から梅干しとお茶漬けの素を取り出すと、ポットからお湯を注いでいった。父の実家に帰るのは気乗りしないエナだったが、祖母が毎年漬ける梅干しは好きなのだった。エナはサラサラとお茶漬けを胃袋に収めると、電子レンジに残っていたおかずを温め直して早々に食べ終え、食器を洗って朝の支度を始めるのだった。朝の支度を済ませ、鞄に問題集と筆箱、水筒を詰めてエナは今日も家を飛び出すのだった。
エナは自転車を転がしながら、昨日訪れたお祭り会場を出発点に、帰りの車で通ったであろう場所をあちこち探し回ることにした。人が集まる所にならいるかもしれない。けれども宿題はやっておかねばならない。エナは自転車で公民館へと向かうのだった。
図書館には凉を求める地元の人たちや、宿題や調べものをする人が点在していた。エナは端の机を見つけると、鞄を置いて宿題道具を用意した。今日やる分の問題集を片付け、読書感想文の準備に取り掛かる。感想文を書きやすそうな本を探しに席を立った途端、部屋の中に外のぬるい空気と共にあの甘酸っぱい香りが鼻を掠めた。
「すずしー・・・・・・」
「図書館は静かにね」
豚獣人の少年を、犬獣人の少年が嗜めている様子を、伊吹さんは後ろで見守っていた。伊吹のふくよかな身体に薄い青のふんわりとしたスカートを着ている姿は、それは傍から見れば五人の少年たちのお姉さんのようにも見えた。エナの視線に気が付くと、伊吹は少年たちの後ろでひらひらと手を振った。少年たちは伊吹の送る視線の先にいるエナと目が合った。
「伊吹さんの知り合いかな?」
「クラスじゃ見かけない子だ」
「転校生かも」
狐獣人と狸獣人、そして猫獣人の少年がひそひそと言葉を交わす。エナはおずおずと少年たちのところへやって来た。
「榛村江波戸です・・・・・・よくエナって呼ばれてます」
「立ち話も何だし、いったん会議室に行こっか」
伊吹の提案で一同は場所を変えることにした。会議室に向かう中、五人の少年たちは時折エナの顔を覗かせていた。ハイエナ獣人はそこまで珍しい種族ではない。都会からやって来たのが珍しいのだろうかと思っている内に、冷房の効いた会議室へ辿り着いた。清潔感のある机と椅子に、ホワイトボードが壁に掛けられている。そして部屋の隅には年中行事で使うのであろう掲示物やマーカーの入った箱が積まれていた。少年たちはいつものようにとばかりに机に座り、エナを興味津々で見つめていた。伊吹は改めてとばかりにエナに自己紹介を促した。
「隣の県から来た、榛村江波戸って言います。み、みんなからはエナってよく呼ばれてます・・・・・・よ、よろしく・・・・・・」
改めての自己紹介を受けた少年たちの反応はどれも興味津々で、「あっちでは何が流行っているのか?」やら「授業でどこまで進んでるのか?」などとありきたりなものが来た。エナはそれに対して一つ一つ答えていった。そうしている間に、彼らの身体つきに目線がチラチラと向いてしまっていた。彼らのふくよかな身体は単なる肥満体型というには雰囲気が異なり、ふっくらとした胸の膨らみや半ズボンからはみ出した肉感は「美味しそう」とすら思ってしまった。そうして今度は少年たちが自己紹介を始める。
「僕は柴村狛斗(しばむら はくと)。みんなからはハクって呼ばれてる。伊吹さんがいないときは秘密基地のリーダーをやらせてもらってるよ。この町で分からない事があったら言ってね」
真面目そうな犬獣人の少年ハクは、エナと握手をしっかと交わした。
「俺は渡瀬稲成(わたせ いなり)。イナリでいいからね。夏休みの工作で材料やアイデアが欲しかったら言ってね♪カナと一緒に手伝うから」
「イナリってば勝手に・・・・・・僕は三枝香苗(さえぐさ かなえ)。カナでいいからね。自由研究のネタだし位なら任せて」
眼鏡をかけた狐獣人のイナリはサムズアップのハンドサインと共に向けて笑みを浮かべ、少年たちの中でやや小柄な猫獣人のカナはやれやれといった表情を浮かべたていた。
「俺は緒方猪木(おがた いのき)だ。イノでいいぜ旨いもん探したい時と、大きい自由研究したいときはなら俺に聞いてくれよな」
少年たちの中で一番ふくよかで大きな体格をした豚獣人の少年、イノが太い腕を見せつけるようにガッツポーズをして見せた。
「うちは里中裕狸(さとなか ゆうり)。ユーリって呼んでね。もしもえっちなのに興味があるなら・・・・・・うち秘蔵のやつ、読ませてあげてもいいからね」
恰幅の良い狸獣人のユーリが耳打ちするような仕草でエナに話しかけた。エナは昨日の事を思い出して心臓がドキリと鳴った。
「お、興味ありって感じだね・・・・・・あでっ」
ユーリの鋭い指摘に、エナは言葉を詰まらせた。するとハクがユーリの後頭部に軽いチョップを当てた。
「会っていきなりそういう話すんなって・・・・・・僕たちとは違うんだぞ?」
「そっか・・・・・・びっくりさせちゃってゴメンね」
「ううん、別に気にしてないから平気だよ。でも待って。僕たちってどういうこと?」
エナの指摘にハクが答えた。
「君も、伊吹さんとえっち・・・・・・したんでしょ?」
エナの尻尾が真上に飛び上がった。同い年くらいの相手から「えっち」という文言が飛び出してくるとは思わなかった上に、図星を突かれたのだ。おまけに予想外の共通点まで突きつけられてしまっては狼狽える以外の選択肢をとることはできなかった。エナは昨日の出来事を思い出して心臓が震えるのを感じた。
「そ、そうだけど・・・・・・」
エナはハクから顔を逸らして俯きながら答えた。ハクはエナの方にポンと手を置いて話し出した。
「恥ずかしがらなくて大丈夫だよ。僕ら『も』伊吹さんとした訳だし、えっちなことは別に悪い事でも恥ずかしい事でもないからね」
それから少年たちはエナに伊吹との出会いを語っていった。あの時の快感を思い出しているのか、聞き入っている彼らの股間が膨らんでいるのを、エナは目の端で捉えていた。伊吹も彼らの話を後ろで頷きながら聴いていた。そしてスカートの股座が微かに膨らんでいた。バス停や図書館、市民プールや公園のトイレ、果ては手作りの秘密基地・・・・・・エナの股間もパンツの中でミチミチと悲鳴を挙げんばかりに膨らんでしまっていた。エナは彼らに悟られないように前かがみになりながら話を聞いていった。
「やっぱり伊吹さんと初めてシた時はいっちゃん気持ちよかったよな・・・・・・エナもやっぱりそうだったんでしょ?」
ハクは肩をビクッとさせて狼狽えてしまった。初対面の相手にこんな話をするのはどうも恥ずかしかったが、これだけ仲良く接してくれるということは、伊吹さんの紹介あっての事なのだろうと思った。エナは水筒をちびちび飲みながらどうにか昂る逸物から意識を逸らせながら、伊吹さんとの出会いを語りはじめた。
「伊吹さんとの会ったのはこの前あったお祭りの時で・・・・・・一緒にお神輿を担いで練り歩いてたんだ」
「あ、あの時か!」
ユーリが手をポンと叩いて合点の良った顔をしていた。他の4人もあの時かとばかりに頷いていた。エナは話を続ける。
「お神輿が終わった後、屋台で食べ物を買って適当に時間を潰そうとしたら伊吹さんと会って、それから橋の下で・・・・・・」
エナはあの夜のまぐわいを思い出して、ズボンの中がギチギチに膨らんで痛みすら感じていた。触ってもいないのに先が濡れてパンツどころかズボンにまで染みができそうである。呼吸が荒くなり、唾液の水分が呼吸の度に抜けていくようだった。
「その、凄く・・・・・・気持ちよかった、です・・・・・・」
エナはやっとの思いで伝えきると、水筒の飲み口の蓋を開けて中身を一気に飲み干した。心臓と股間に集中していた血流が一気に冷え、くらくらとする頭はキンと締め付けられる。そして深く息を吐いて椅子に深く腰掛けた。5人とも食い入るように、そして股間を膨らませて聞き入っていた。ユーリが乾燥の口火を切った。
「伊吹さんから話は聞いてたけど・・・・・・すっごく大きいんだってね・・・・・・早くしたくてウズウズしちゃった」
「だよな・・・・・・俺も我慢できなくなってきた」
カナも早くしたいとばかりに股間の膨らみを見せつけていた。他の少年たちも、口々に興奮を示し合っていた。伊吹は場の雰囲気が盛り上がったのを見て、すっくと立ち上がった。
「さ、早く秘密基地に行こっか♪私もみんなの話を聞いてたらウズウズしてきちゃったし」
少年たちは会議室の片づけを済ませると、シャツの裾を伸ばして股間を隠してその場を後にした。そしてロビーや階段で股間の膨らみを悟られぬよう、時折物陰に隠れるようにして駐輪場を目指すのだった。エナは駐輪場でヘルメットをかぶりながら、ハクに尋ねた。
「ねぇハク・・・・・・君。秘密基地ってどこにあるの?」
「呼び捨てでいいよ。苦手だったらそのままでもいいけど。秘密基地は皆について行けば分かるよ。そこまで遠くないから安心して」
ハクの言葉通り、秘密基地は思ったよりも近くにあった。しかしそれ以上にエナを驚かせたのは「思ったよりも綺麗な場所だった」ことであった。想像していた秘密基地は段ボールや瓶を入れるケースを積み上げて作った粗末な小屋だった。少年たちに案内された秘密基地は、空き家の敷地内にある大きな倉庫だったのだ。外側は経年劣化で砂ぼこりのついていたものの、小屋の中には机やベッドなどが敷かれていて、真夏や真冬でないなら何日かは過ごせてしまいそうだと思った。
「凄いねこれ・・・・・・皆で作ったの?」
少年たちはエナの賞賛に腕を組んで頷いていた。
「水浴びする前に早く始めようぜ!」
ユーリは我慢できないとばかりに衣服を脱ぎながらベッドに駆け上がった。それに続くように少年たちは服を机に脱いで固めて置くと、ベッドに飛び込んでいった。
「え、えぇ・・・・・・」
エナは目の前で起きている出来事に驚きを隠せずにいると、伊吹が背中を押した。振り返ると、伊吹もスカートを脱いでいた。
「ビックリさせちゃったかな?ほら、エナ君も早く脱いじゃお?」
見上げるとそこには、スカートと色を同じくした下着に包まれた豊満な身体が現れた。そしてパンツにははち切れんばかりの逸物が仕舞われていた。汗の染み込んだ体毛とブラからはあの夜に嗅いだ匂いが立ち込めていた。エナも促されるまま、はやる気持ちのまま衣服を脱いていく。はちきれんばかりの逸物に苦戦しながらも下着も脱ぎ捨て、ベッドへと飛び込んでいった。その大きさに、少年たちは驚きを隠さないでいた。
「おっきいね・・・・・・伊吹さんやハクより大きいんじゃない?」
カナはまじまじとエナの逸物を見つめた。
「伊吹さんこれ入れたんだ・・・・・・僕でも入るかな」
イノはお腹やお尻をさすっていた。
「どうだろう・・・・・・でも待って。お尻に入れるのってとっても汚いんじゃ・・・・・・」
エナは至極当たり前の出来事に気付くと、自分の逸物が急に萎え始めていくのを感じた。気持ちいい事だったとはいえ、やっぱり恥ずかしいし清潔さは気になってしまう。しかし伊吹はそんな事も織り込み済みかのようにベッドに上がってきた。伊吹はどっかりとエナと隣に腰かけると、胡坐をかいてお腹をさすっていた。
「伊吹さん、さっきと比べて何だか大きく・・・・・・」
エナがそう言いかけた瞬間、伊吹のお腹に変化が起きた。伊吹のお腹が「ごぽっ」と鈍い水音を立てて一回り大きくなったのだ。柔らかなお腹が妊婦のような丸みを帯びたのだ。愛おしそうに眼を細めながらお腹を見つめる伊吹の表情に、萎えかけたエナの逸物は硬さを取り戻していくのだった。
「お尻でえっちするの、やっぱり緊張するもんね。でも大丈夫だよ。ちょっと待っててね」
伊吹はお腹を抱えながら四つん這いの姿勢を取ると、「ぼごっ」とお腹が蠢いた。
「んんっ・・・・・・♡」
伊吹は甘い声で呻くと、突き上げた尻から何かが顔を出した。それはトイレで見かけるものとは全く異なる、つややかな緑色をした玉のようなものだった。更に伊吹が力むと、ベッドの上にごろんっと卵のようなものが落ちた。自分の握りこぶしはある卵は伊吹の体温を受けて湯気を立ち昇らせ、窓から射しこむ陽の光に照らされて艶やかな粘液を反射させていた。更に伊吹は続けざまに同じくらいの大きさの卵を五つ産み落とすと、ごろんと仰向けの姿勢でくつろぐのだった。少年たちは産み落とされた卵を一つずつ拾うと、慣れた手つきで自分たちの尻へと卵を飲み込ませていった。エナは残った卵を拾い上げて、辺りをきょろきょろと見回した。既に卵を入れ終えた少年たちは、エナに声をかけていった。
「初めてだからね。僕たちが手伝ってあげるよ。さっきの伊吹さんみたいに四つん這いになって」
「こ、こう?」
ハクに促されるように、エナは卵はすぐ近くに置いてから四つん這いの姿勢をとった。今度はカナがエナの尻尾を持ち上げた。そこへユーリが卵の先端をエナのお尻にあてがった。
「お尻の力抜いてみて。ゆっくりでいいから」
「こ、こうかな・・・・・・?」
エナはもじもじとしながら卵を受け入れようとした。しかし、初めて何かを入れる緊張感もあってすんなりと入りそうなかった。すると後ろで見守っていたイノがエナのお腹とお尻を撫でながら言った。
「緩めて入らなそうなら、ちょっとずつ力んでみよっか。ゆーっくりでいいからね。呼吸も忘れないでね」
エナはイノの囁きにだけ耳を傾けながら少しずつ下半身に力を込めていった。すると、さっきまでの痛みが嘘のように孔が広がる感覚がした。卵は先端からするするとエナの体内へと入り込んでいき、卵が徐々にお腹の奥深くへを進んでいくのを感じた。遅れて全身から汗がどっと噴き出し、エナは前のめりにベッドにもたれかかった。しかし、倒れ込んだ先には柔らかな肌のような温もりが待っていた。
「よぅし、ちゃんと全部入ったね。お疲れ様」
「イノ・・・・・・くん?」
ぼんやりとした頭の中、エナはイノの身体に寄り掛かかっていた。他の少年たちも、待ち遠しそうに寝転んだ姿勢で互いの肌を重ね合っていた。暫くすると、少年たちのお腹がごぼっと鈍い音を立てだした。しかし、誰一人として恐怖も焦りも感じる事無く、向かい合った姿勢で互いの肩を掴みあいながら屈む姿勢をとる者もいれば、その場で座り込んで大股を広げて力みだした。何が始まるのかとエナはその様子を眺めていると、大股を広げて待ち構えていたハクが真っ先に甘い声を漏らし、、陰嚢を持ち上げるようにして太い塊が飛び出してきたのだ。それを皮切りに、他の少年たちも尻孔から腕程はあろう太いものをひり出しては恍惚の表情を浮かべていた。まるで何時間も我慢を強いられて駆け込んだトイレの後かのようにすっきりとした面持ちに加え、彼らの逸物はすっかり天井を突かんばかりに屹立していた。自分も彼らの支えもあって受け入れた。この先に待ち構える出来事に心臓が高鳴るのを感じた。もたれかかったイノのお腹に耳を当てると、水がうねるような音が聞こえ、彼らが産み落としたものが蠢いてるのを理解した。
「僕のもそろそろ生まれそうかな?エナもそろそろかな?」
「すっごく緊張する・・・・・・んいっ・・・・・・!?」
どくん。とエナの身体は自然とお腹に溜まったものをひり出そうと、ベッドの上にしゃがみこむ姿勢をとり始めた。イノも身体を起すと、エナの手を自分の肩に載せると、自分の手もエナの肩に載せていった。はちきれんばかりに勃起したエナの逸物はイノの柔らかいお腹や胸に抱きしめられ、イノの身体に先走りを塗り込んでいった。
「あ、ご、ごめん・・・・・・邪魔になっちゃうね」
「ううん。大丈夫。さ、僕の呼吸に合わせてゆっくり出していこう」
エナは震える膝とつま先を抑えながら、イノの呼吸に合わせていく。吸い込む度に小屋の中で濃縮された甘酸っぱい性の香りと夏の空気で肺が満たされていく。そして今まで誰も触れてこなかったお腹の奥底の「気持ちいい塊」を押し潰すように、滑らかで太く大きな塊が降りてくるのを感じた。イノは押し付けられている逸物の猛りに興奮を抑えつつも、呼吸に意識を向け続けた。塊が外へと向かうにしたがって、エナの逸物からは先走りがとぷとぷと溢れ出していく。
「頭が出かかってるよ!」「ゆっくりでいいからね」「その調子その調子」
出し終えたハクやカナたちが状態を知らせてくれていた。まるで少し前に保健体育の授業で見た映像教材の中でかけられる声のようだった。お尻の孔が卵を入れられて時よりも大きく拡がっていく。お腹に感じていた圧迫感や重みが少しずつ減っていく。直腸が外へと引っ張られていくような感触さえする。押し潰される「気持ちいい塊」から逸物めがけて快感がせり上がってくる。きゅっと力を込めても先走りが止まらない。
「んあぁああっ・・・・・・!!」
エナの尻孔から残りの身体が吐き出され、失禁したかのように先走りが一気に溢れてイノの顔にべったりとついた。イノも出し切った快感でエナの逸物に先走りをぶっかけてしまった。
「ご、ごめん・・・・・・」
「ううん、平気平気。痛くなかったかな?」
エナは首を横に振るのが精一杯だった。お尻の孔から夏の熱気と隙間風を感じ、自分の身体に起きている変化に驚きと興奮で胸をいっぱいにしていた。
「これって、なに・・・・・・?」
エナは自分がひり出した物体をまじまじと見つめた。伊吹は半身を起こしてその問いかけに答えた。
「それはね、お腹の中に溜まった汚れを食べてくれる生き物なんだ。えっちが終わったらあとで皆で土に埋めに行こうね。エナ君の準備も終わったことだし・・・・・・始めちゃおっか♪エナ君は最初に誰としたい?」
「えっと・・・・・・」
エナは、少年たちに自分に向けられた期待の眼差しにごくりと唾を飲み込んだ。しかし、最初にする相手はとうに決まっていた。
「い、イノ君、どうかな・・・・・・?」
使命を受けたイノはこくりと頷いてエナの手を取った。他の子たちは残念そうな顔を浮かべたが、すぐに別の人に声をかけて思い思いに交尾を楽しみだした。
「お尻とおちんちん、先にどっちを使いたい?」
「え、じ、じゃあ・・・・・・」
イノは舌なめずりをしてエナの亀頭に触れると、溢れる蜜を指ですくって自分のお尻の孔に塗りたくった。エナの逸物がどくりと跳ねてベッドに大きなシミを作った。
「寝転んだ所に跨るか、それとも動いてもらうか・・・・・・エナはどっちでしたい?」
「うーん・・・・・・イノ君が一番好きな姿勢でいいよ」
「そっか。じゃあ跨らせてもらおうかな?」
エナはベッドの空いているスペースに身体を横たえると、空いた手で自分の逸物を支えた。イノもエナの逸物にお尻をあてがい、先走りを尻たぶに何度もこすりつけるように腰を上下させていった。ぷるぷると胸は揺れ、半勃ちの陰茎からぽたぽたと先走りがエナのお腹に降りかかった。
「じゃあ、そろそろ始めるね」
エナがこくりと頷くと、イノは両手で自分の尻たぶを掴んで左右に広げながら屈みはじめた。ぬるりとした感触が敏感な亀頭全体を覆い、快感は徐々に陰茎全体へ広がっていく。
「ふっ、うぅ~・・・・・・全部入ったぜ。重くないか?」
イノは全身に汗を滲ませながらお腹をさすっていた。
「ううん。重くないよ。イノも、苦しくない?痛くない?」
「僕は平気だよ。こんなに大きいのは初めてだけどね。馴染むまでこうしてていいかい?」
エナが頷くのを確かめてから、イノは正座のような姿勢でエナの上に座り込んだ。二回目ということもあり、そして年が近い相手というのもあって、エナはその感触を味わう余裕が生まれていた。ふくよかなお腹を突き出しながら浅い呼吸を繰り返すイノの姿に、エナは思わず逸物を脈打たせてしまった。お腹の中で不意に動いた逸物に、イノも声を漏らす。
「痛かった?」
「ううん、急に動いたからびっくりしちゃっただけ。イノ君のおちんちん、すっごく硬くて熱くて気持ちいいよ♡」
イノの撫でているお腹の中に、自分の逸物がぐっぽりと飲み込まれているのだと思うと、胸の鼓動はドクドクと高鳴り、浅く繰り返す呼吸で口の中が乾いていくのを感じるのだった。
「そろそろ動こうかな?」
正座の姿勢から膝立ちに変えて、イノはエナの様子を確かめながら腰を上げた。柔らかな肉のひだが不規則にエナの逸物を扱き上げていく。さっきの生き物のお陰か滑らかさが損なわれることはなく、互いの呼吸を合わせていった。イノが腰を打ちつける度に彼のお腹と胸が揺れる。他の子に比べて豊満なお腹と胸に逸物が隠れ、跨られながら見る彼の姿はさながら年上のお姉さんを思わせた。伊吹さんほどの緩急やうねりは無いものの、年が近い間柄だからこその安心感や重みを感じる。やがて陰嚢が煮えたぎって熱くてどろりとした塊が尿道をせり上がってくる。腰を打ちつける感覚が狭まっていき、イノの顔から余裕の表情が消え、前かがみになりながら一心不乱に腰を打ちつけていく。エナもそれに合わせるように腰を微かに持ち上げていく。
「エナ君もっ、上手っ、だね・・・・・・♡もうイッちゃい、そう?」
「もう、出ちゃいそう・・・・・・っ、ナカに・・・・・・だしてもっ、いい、よね?」
「うんっ、いっぱい、ナカに出してっ・・・・・・♡」
「あっ、んぁぁっ・・・・・・・・!!」
ぶびゅっ!ビュルルルルルルルルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ・・・・・・・・・・・・!!
その一声を待ってましたとばかりにエナの亀頭がぐわっと開き、溶岩のような精液をイノの奥深くに吐き出した。熱気と興奮と快感で、二人の視界には煌々と火花が散り、二人は腰を仰け反らせながらもたらされた快感を貪った。エナの身体は種付け相手の奥深くに一滴でも多くの子種を注がんとし、イノの身体は一滴の残すまいと全身で逸物を搾り上げていった。陰嚢が何度も収縮をしてありったけを注ぎ込み、イノのお腹が一回り、いや二回りも大きくなっていった。その姿はまるで若い妊婦のようであった。
津波のように押し寄せる吐精がさざ波になるのに、二人は目を閉じて繋がり合う心地よさを味わい続けた。
「二回目にしては、すっごく上手だったよ・・・・・・♡こんなに疲れたのは初めてだよ。ちょっと横になっていいかな?」
「うん。僕もすっごく気持ちよかったよ・・・・・・あっ、でも敏感になってて・・・・・・ッ!」
エナが身体を震わせて尿道に残った子種をイノの肉壺にダメ押しとばかりに注ぎ込むと、役目を果たしたとばかりに逸物から血流が引いていき、イノの体内から抜け落ちていった。イノの身体も、最後の一滴も残すまいと肉ひだを蠢かせてエナの亀頭に吸い付いた。ぬるっと抜け落ちた結合部から一筋の子種が垂れ落ちてシーツに細いシミを作った。二人は心地よい疲労感に包まれながら、辺りに立ち昇る汗と興奮の喘ぎ声と水音に耳を澄ませるのだった。
「そういえばエナは、後ろ初めてだよね?」
汗ばむ身体で水筒の水を飲みながらハクが尋ねた。
「う、うん・・・・・・でも入るかな?」
「へーきへーき!だって今までで一番大きかったの、伊吹さんのだったし」
「だってあの卵入れて出したんだし・・・・・・僕らのだって平気だよ」
ユーリとイナリが屹立した逸物を晒しながら水分補給をしていた。
「でも初めてなんだから一人ずつだからね?」
ハクがその後ろで二人に指摘する。
「じゃあエナの後ろ使ってる間に前を使わせてもらってもいいよね?」
カナはエナの逸物を上から撫でながら尋ねた。
「カナ君、大丈夫かな・・・・・・?」
「へーきへーき。イノに比べて気持ちよくないかもだけど、みんな前も後ろも得意だから安心してね♡」
六人の少年たちが和気あいあいとしている後ろで、伊吹が声をかけた。
「あ、私を差し置いて新入り君を取り合うなんて~。私もエナ君としたいのにぃ・・・・・・まぁでも、まだまだ日が暮れるまで時間があるね?」
少年たちの精と汗にまみれた姿で自分を見つめる伊吹の姿に、少年たちの逸物からはどくりと先走りが滴り落ちるのだった。