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筋肉竜化現象~棟都タワー破壊編~

  <前回までのあらすじ>

  コンビニ店員だったライトは、不思議なサイダーを飲んで、小さいドラゴンになってしまった。彼は満月の夜になると、凶暴な筋肉隆々のドラゴンに変化し、3人の男性を同族化させた。

  その後、UMAを捕獲する研究員に捕まったり、電車を犯したりしながら、色んな人を同族化させていく。そして、ついに彼らは東京に帰ってきた。

  [newpage]

  ※『 』のセリフは、人間にはグギャアやアンギャアなどの鳴き声で聞こえます。

  東京の下町の路地裏の自動販売機前に、4匹の小さいドラゴン達がドリンクを飲んでいた。彼らは道や側溝に落ちている小銭をかき集めて、ドリンクを購入したようだ。

  『プハー! このサイダー、サイコーだな』

  水色のドラゴンのライトはサイダーを飲んで上機嫌だ。彼は巨大ドラゴン化した時に出す精液で、多くの人間をドラゴンに変えてきた。

  『久しぶりに飲む缶コーヒーはいいねー』

  赤色のドラゴンのレドナは缶コーヒーをちょびちょびと飲む。彼は三流会社の部長だったが、ライトによって体のあらゆるところからトゲの生えた触手を出すドラゴンになった。

  『いつも水ばっかり飲んでるから、こういうドリンク飲むと、テンションが上がるッスねー』

  黒色のドラゴンのブラッケンは紅茶を一気飲みする。彼は人間時のレドナの部下で、ライトによって口から水を大量噴射できるドラゴンになった。

  『ドリンクの次は、パンやラーメンの自販機使いたいですね。またお金貯めなきゃだけど……』

  緑色のドラゴンのグリーガは満面の笑みを見せて、オレンジジュースを飲んでいる。彼はコンビニのライトの先輩で、ライトによって毒牙を持つドラゴンになった。

  『てっとり早く、人の金盗むか?』

  『わー、ライト君、それ悪のドラゴンの発想ッスねー』

  『人間をドラゴンに変えて、財布の中の金をいただくのは?』

  『なるほど』

  『なるべく、お金たくさん持ってる人が多い所がいいですね。もしくは、皆さんの実家のお金を拝借するとか?』

  『うちの家は、あんま金持ってないからダメッスねー』

  『それ、俺もだよー』

  三流会社員やコンビニバイトの年収は低い。ライトが首をひねっていると、視界に[[rb:棟都 > とうと]]タワーが入ってきた。

  『棟都タワー周辺なら、金持ち多いんじゃね?』

  『おぉ!』

  『いいッスねー』

  『行きましょう、行きましょう!』

  ドラゴン達はまだ見ぬ大金を求めて、心躍らせながら、棟都タワー周辺へ駆け出していく。

  [newpage]

  クーラーの効いた喫茶店の中で、高級なスーツを着た、黒い前髪が目にかかるほど長い男性と、白いワンピースを着た、巻き毛の赤髪の女性が向かい合って喋っている。

  「レイジ、いつまでジャパンにいるつもり?」

  「そうだな。アウナが飽きると言うまでかな」

  「ワーオ! それだったら、あとワンイヤーはいちゃうかもよ?」

  2人はにこやかに談笑している。目の前にはコーヒーが置かれているが、少ししか飲んでいない。

  「そろそろオーダーする?」

  「そうねぇ。この店で1番高い“令和バズりのオムライス&オムレツ”は?」

  「おいおい。夕食前にそんなの食べたら、全く食べれなくなるだろ。ここは“昭和レトロなクリームソーダ”がいいよ」

  「ショーワねぇ。じゃあ、“平成トレンディなナタデココヨーグルト”にする」

  「平成トレンディか。何か変な名前の商品が多いな、ここ」

  レイジがベルを鳴らして店員を呼び、会話に出た2品を頼む。注文の品が着くまで、2人は話し続ける。

  「ねぇ。ホントに棟都タワーを2人っきりで使えるの?」

  「もちろん。今日は君との結婚1周年記念だから、派手にやらないとねっ!」

  「エクセレント! あなって、ホントにスペシャル!」

  アウナはレイジにうっとりして、頬を赤く染める。レイジはコーヒーを飲みほして、爽やかな笑みを浮かべる。傍から見ても、2人はふれたら火傷する熱々のセレブ美男美女カップルだ。

  その様子をながめているのは、観葉植物のフリをしたレドナだ。彼は触手で植物に擬態している。ライトの言う通り、棟都タワー周辺で望み通りの金持ちに遭遇できた。

  その後、レイジがブラックカードで支払ったのも、レドナは見逃さなかった。ライト達に全て報告せんと、植木鉢の中に入ったまま移動していく。

  [newpage]

  夜の棟都タワーはひときわ明るくなり、街を照らしている。そのエレベーターの中にレイジとアウナが乗っている。

  「いよいよだね、アウナ」

  「ええ。どんな景色かしら」

  エレベーターは最終階にたどり着く。レイジが妻の手を引いて、フロアーへ足を運ぶ。

  普段は人でごったがえす展望室も、2人の貸し切りとあって、自分の胸の鼓動が聞こえるほど静まり返っている。窓ガラスには、東京の夜景が広がっている。今まで2人が見たどの宝石よりも、多くの様々な光を放っていた。

  「ワーオ! ビューティフォー!」

  「こんな絶景を君と2人で見られるなんて……。僕はとても幸せ者だよ」

  今まさに、2人は人生の頂点に立っていた。富・名声・愛を手に入れて、もう他に何もいらない状態だ。だが、満月が欠けていくように、2人の人生は坂を下り始めていくことになる!

  「テヲアゲロ!」

  全身を黒いスウツで包んだ筋肉隆々の男が、銃口を2人に向けていた。

  「ワッ! 貸し切りなのに」

  「何で……」

  「イウトーリニシナイト、カラダニアナアクゾ」

  2人はカタコトの男の命令に渋々したがう。

  「ヨーシ。オトコ、クレジットカードナド、カネメノモノダセ」

  レイジは苦虫をつぶした顔になって、胸ポケットから財布を取り出し、クレジットカード3枚を床に落とす。怪しい男は銃口を2人に向けたまま、カードを拾い集める。

  「ソレゾレノアンショーバンゴー、オシエロ」

  「黒いのは****、青いのは****、白いのは****だ」

  「ちょっと、レイジ!」

  「金より、2人の命の方が大事だ」

  レイジは妻に穏やかな表情を見せる。例え無一文になっても、2人ならどんなピンチもチャンスに変えられる自信があった。

  「カードゲット! ライト、モウイイゾ!」

  男がそう言うと、天井の通風孔から大量の白濁した液体が噴き出した。それは2人の体にかかり、粘ついてイカ臭い。

  「なっ、何だこれは!」

  「レイジ、どこ? 見えない」

  ライトの精液がかかった2人の体は徐々に大きくなっているが、目がふさがっていて異変に気づかない。男はスウツを脱ぎ捨てて、赤いドラゴンの姿をあらわにする。

  「ニンゲンノフリスルノシンドー!」

  彼は巨大化して、天井に頭が達する。猫背になりそうだったので、拳で天井を破壊する。

  その衝撃で、棟都タワーのてっぺんが崩れる。もたれかかって射精していたライトはとっさによけたが、タワーの先端がブスリと尻穴に刺さった。

  「アギャ❤」

  仲間の熱を帯びた肉棒と違い、無機質な冷たい鉄の棒は、彼の性感帯を大いに刺激した。脳が淫らなピンクに染まった彼の眼に、赤い満月が映った。

  「ウッ!」

  彼の目玉は渦巻き状になり、意識が飛んでしまう。彼の体は風船が膨らむように肥大する。筋肉の鎧はさらに強固になり、背丈はどんどん伸びて、足が地面に着く。

  何と、棟都タワーより高い超巨大ドラゴンになってしまった。両脚はゴジラのように短いが、腹は6つに割れたままで、あらゆる弾丸をはじきそうな弾力・頑強さがある。新幹線みたく長い尻尾を振り下ろせば、道路が真っ二つに割れて、阿鼻叫喚の悲鳴が起きる。

  「ラ、ライト! ナニシテンノ!? オチツイテ」

  レドナが呼びかけても、ライトは答えようとしない。怪獣と化したライトは逃げ回る人々や壊れていく街を見下ろしながら、地を這うような低い声でつぶやく。

  「矮小な生き物が逃げ惑う様は、面白いのう」

  いつもの気さくな彼ではなく、人間を虫けらのように見下す凶悪ドラゴンになっていた。タワーの下で待機していたブラッケンとグリーガは慌てて彼の足をつかむ。

  「ライト、ヤメルンダ!」

  「トマッテヨ!」

  今のブラッケンとグリーガと超巨大ライトとの体格差は、人間の赤子と大人ぐらいの差がある。当然、腕力も差があり、ライトは一切構わず2匹を引きずって歩く。

  「クソー、ダメカァ」

  「ナラバ、コレデ」

  グリーガが毒の牙で、怪獣のすねをかじる。怪獣は悲痛な叫び声を上げて膝をついた。

  「グリーガ、アタマヒヤシテアゲテ!」

  「ヨッシャア!」

  グリーガが水鉄砲をライトの頭目がけて放つ。ナイアガラの滝のごとく大量の水鉄砲にょり、ライトの頭のあちこちがへこんだり、血が出たりした。

  「我が同胞が、何故に我に危害を加える?」

  「マチノハカイ、ヨクナイ」

  「ニンゲンダイジ!」

  「だいぶ、矮小な種族に毒されたようだな。再教育の必要がある」

  ライトが股間の割れ目に手を何回か突っ込むと、棟都タワーと同じぐらいの巨棒が出てきた。

  「教育じゃあ!」

  怪獣の精液はネット状になって、2人の体を覆う。クモの糸以上に粘着力があり、中々出られない。

  「ウワァ、ドウナッテ!」

  「モトニモドッテクレー!」

  もうライトは2匹に目もくれず、きびすを返して棟都タワーへ向かう。左すねが毒に侵されて腫れてきたので、足取りは重くなったが、誰も止められない。

  「この強欲に満ちた棟を壊してくれよう」

  ライトが棟都タワーの折れた先端を持ち、強引に引きちぎる。レドナと竜化中のカップルがあらわになった。

  「ライト!」

  「うん? 何だぁ、そいつらは?」

  ライトは竜化中の2人に目をこらす。レイジは服がちぎれて、漆黒の肌が露出している。アウナはブラジャーで胸を隠そうとするが、それ以外は白い肉の塊が服を細切れに変えていた。

  「ほう。我が同胞が増えるか」

  ライトは右手でレイジ、左手でアウナの肩をつまむ。精液が取れて視界がクリアになった2人は恐怖で泣きわめく。

  「ど、どうなってんノォー!」

  「わ、わ、わからん」

  レイジの体は筋肉ドラゴンと化し、背中からカラスのような紫紺の翼が生える。顔つきは馬のように細長く、鼻の穴が大きくなる。鼻水を垂らしながら、目をぐりんぐりんと回している。

  アウナの方も筋肉ドラゴン体型と化し、背中からオウムのように色鮮やかで長い赤い翼が生える。牛のような幅広い黒鼻と横に細長い瞳孔が特徴的だ。分厚い舌で鼻をなめながら、まばたきを激しく繰り返す。

  「牛と馬に似たドラゴンか。これは面白い」

  「牛と馬? アウナが牛で、ボクが馬ァ!?」

  レイジは下半身に目を移す。灰色の男根が赤ちゃんの腕ぐらいに太くなっている。それはさらに長くなり続け、野球のバット大の長さになった。

  「コレはホワット? フーイズミ―?」

  アウナの胸は膨らみ続け、最初はお椀大のサイズだったが、今やバランスボール大になっている。マイクのように太いピンクの乳首からは、濃厚なミルクが垂れている。

  「さてさて、どちらから頂こうかな」

  ライトに品定めされている間、2人は生きた心地がしなかった。ドラゴンに丸呑みされるかもしれぬ恐怖で、体の震えが止まらない。

  「こっちに決めた!」

  さらにレイジの体が持ち上がり、ライトの人差し指と親指が馬棒をつまみ出す。

  「えいっ、えい!」

  ライトが強くつまむ度に、レイジの肉棒から精液がスプレーのように噴出する。妻に恥ずかしい姿を見られて、レイジの馬顔は真っ赤になる。

  「舌にまとわりつく粘っこさはあるが、味は芳醇なチーズに似てる。次はこっち」

  ライトがアウナの体を持ち上げ、人差し指と親指が乳首をつまみ出す。

  「それっ、それっ!」

  アウナの乳首から、ドリンクサーバーのように牛乳が流れ出す。アウナは「こんな姿ミナイデ」と涙ながらに声を発す。レイジは妻を救出せんとじたばたするも、ライトの手から逃げられない。

  「のどごし爽やか、見た目通りの牛乳か。いくらでも飲めるな。だが、飽きた」

  ライトは2匹のおもちゃを手放す。2匹は勢いよく落下したが、地面に叩きつけられる直前で翼を開いて難を逃れた。

  「大丈夫カ」

  「エエ。デモ……」

  アウナは地面に着くと、自らの胸を隠そうとする。しかし、両腕がたわわな胸に埋もれるだけで、全く隠しきれない。レイジも直立した陰茎を揺さぶるが、ギンギンに固まったままだ。

  「タスケテー」

  精液ネットで身動きが取れないグリーガが助けを求める。アウナは見た目と同様の牛歩で、彼らの元へ歩み寄る。

  「ネバネバシテ、ダメ。ドゥースレバ……」

  「キミの角でキレルンジャ?」

  「ツノ? ハッ!」

  彼女は頭に生えた湾曲した角に気づく。その角の切っ先で精液ネットを削れば、簡単にほどけていく。

  「オー、アリガトウ」

  「タスカッタ」

  「ノンプロブレム!」

  彼女は鼻息荒くして胸を張る。レイジは見た目が変わっても元の彼女のままだと分かり、とても安心する。

  「ダガ、アレ、ドウシヨウ」

  怪獣化ライトが棟都タワーを引っこ抜き、真っ二つに割る。中にいたレドナはタワーから落ちて、頭からアスファルトに食い込む。

  「破壊ッ! 破壊ッッ! 強すぎるこの体ァ!!」

  流暢に人間の言葉を発しているが、思考は完全に人間離れしている。棟都タワーの破壊に続いて、隣のビルを瓦割りの要領で真っ二つに裂く。人間たちは逃げ惑うしかない。

  「ダメだ。このままでは、ボクの愛スル街、キエテシマウ」

  「デモ、ドウヤッテトメレバ……」

  「ライト、トウトタワーノサキッポハイッテ、アアナッタ。アッタカイイチモツハイッタラ、モトニモドルカモー」

  「ソンナデカイイチモツナイッス……」

  ライトがいつもの大きさなら、彼らの男根で尻を満足させられるが、今は人間の大人と赤子以上の体格差があるから不可能だ。仮に自らの体をディルドー代わりに差し込んでも、満足できるか微妙だ。

  「巨大イチモツか……」

  レイジは自らの肉棒をじっと見つめる。意識を股間に集中させると、ドクンドクンと脈打って頭よりも長くなり、一回り太くなった。

  「もしかしたら、ボクの大きくナルカモ」

  「ナンダッテ?」

  レイジはその場にあぐらをかいて座り、両手で巨棒をしごく、彼の巨棒は孫悟空の如意棒のごとく伸びに伸びて、周囲のビルより高くなった。巨大肉棒の重みで倒れそうになったので、グリーガとレドナが彼の背中を支えてあげる。

  「ブラッケン、ミズブチマケテ、ハシリヤクシテクダサイ!」

  「リョウカイッス」

  ライトに近づくため、ブラッケンが出す水で地面を湿らせ、移動しやすくする。クレーンのごとく伸びた巨棒を両手で抱え、歯を食いしばるレイジ。彼の背中を引っ越しの大荷物のように押すグリーガとレドナ。彼の肉棒の先端を、飛びながら持ち上げるアウナ。ドラゴン総力戦だ。

  幸いにも、ライトはグリーガの毒牙の影響でゆっくり歩いていたので、すぐに背後まで近づけた。アウナはレイジ棒の平べったい先端や上半分に牛乳をかけて、尻の中に入りやすいようにする。

  「ゴー!」

  アウナの合図で、レイジの巨砲がライトの尻の中に入る。異物の侵入に、ライトは顔をゆがめる。

  「アギャ!? 何じゃあ?」

  ライトが振り返ると、尻に超巨大陰茎が刺さっている。

  「邪魔するなら、消し炭にし、アア!」

  巨砲から精液弾が乱射され、性的刺激が破壊衝動を押さえつける。4匹がかりで巨砲を押したり引いたりして、怪獣けライトの尻を満足させるよう尽力する。

  ライトは四つんばいになって、舌を垂らして、犬のように荒い息遣いになる。怪獣級の性交により、彼の意識は混濁し始める。

  「ヒャハハハ! もうらめぇ」

  ライトの口が大きく開き、中に性的エネルギーの桃色の塊が出来る。それが放たれると、10㎞先の人間が筋肉隆々のドラゴン化するか耐え切れずにスライム化する。その効果を知らないアウナは、とっさにライトの口を押さえようとした。

  「エエイ!」

  アウナは胸を膨らませて、ライトの口へ突っ込む。ライトはスイカをくわえたオオカミのように、口が塞がってしまう。大量の牛乳が性的エネルギー玉を胃に流し込んで、竜化パンデミックは防がれた。

  前後の口に性的刺激を与えた結果、ライトは縮み始め、元の大きさに戻った。

  レイジの巨大陰茎は尻穴、アウナの巨大乳房は口から外れて、地面に着く。

  「アレ? オレ、ナニシテタ?」

  「コノバカ! オマエ、マチヲメチャクチャニシテー!」

  グリーガがライトの頭をポコポコ殴る。ライトは真っ二つに裂けた棟都タワーやビルの残骸を見た途端、顔が青ざめる。

  「コレ、オレガヤッタノカ……?」

  「ホント死人が出なかったカラ、ヨカッタヨ」

  レイジは特大馬チンを揉みながら、ライトに話しかける。

  「ソレ、デカスギンダロ……」

  「ああ。さっきから縮めヨートシテルが、ナカナカ戻らなくテ……」

  「私もダメー」

  巨大おっぱいを持つアウナは、運動会の大玉に腹ばいで乗ったような無様な姿になっている。ライト達は顔を見合わせて、いたずら小僧の笑みを見せる。

  「ダセバイインダヨ、ダセバ!」

  ライトとグリーガはレイジの肉棒を消防車のホースの様に持って、精液を辺りにぶちまける。レドナとブラッケンはアウナの乳首に吸い付いて、赤子のようにむさぼり始める。

  「ヤメロー!」

  「ノーウェーイ!」

  元人間のセレブ夫妻ドラゴンは破廉恥な姿をさらしながら、壊れた街に轟く叫び声を上

  げた。

  [newpage]

  棟都タワー破壊! 巨大怪獣出現か?

  新聞やネットニュース、TVなどで、巨大化したライトが延々と取り上げられている。ライトは自らの姿をTVで見て、目をキラキラさせている。

  『か、カッコいいー!』

  『のん気なモンだな。自衛隊や米軍なんかがやって来たら、大変だったよ』

  レドナはあきれ顔を見せた後、ホットドッグにかぶりつく。

  『まぁ、結果的に、レイジさんの別荘使えて良かったじゃん』

  ライト達は東京の郊外のレイジの別荘に住むことになった。彼の別荘は体育館ぐらい広く、様々な食べ物があって快適だ。

  『ゆっくりしていって下さいね』

  『ハーブティー、どうぞ!』

  レイジとアウナは4匹のドラゴン達を、我が子のように愛おしく見ている。

  食料は備蓄の食糧と置き配で事足りるので、全く心配がない。風呂にも入れるし、温かいベッドで眠れる。今までの放浪生活を思えば、ここは天国である。

  ちなみに、レイジはしばらく病気で出勤できないと部下に国際電話で伝え、リモートワークで会社の経営を続けるそうだ。

  『もう人目を気にしなくていいッスね』

  『いやぁ、本当に良かった』

  巨大化ライトの暴走があったものの、安住の地を得られて満足する元人間ドラゴン達。

  しかし、彼らはまだ知らない。巨大化ライトの出現で、アレがアレすることを……。

  (続く?)

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