第2話「地獄を見た高校相撲部」

  ここはケモノ界のさいたま市[[rb:大上区 > おおかみく]]。

  ある夜、大上駅東口の居酒屋で、6頭のケモノが飲み会を楽しんでいた。

  メンバーはホッキョクグマの[[rb:保良 部亜 > ぽうら べあ]]、うさぎの[[rb:場丹井 楽美斗 > ばにい らびと]]、水牛の[[rb:井取 健太 > いどり けんた]]、サイの[[rb:来野 角太 > らいの かくた]]、象の[[rb:花丘 団次郎 > はなおか だんじろう]]、カバの[[rb:河口 玉助 > かわぐち たますけ]]。

  全員45歳の男性で、体は縦横に大きく、豊かな筋肉と脂肪が蓄えられている。

  彼らは30年ほど前に高校の相撲部で出会い、その後力士となった。

  現在は力士を引退し、県内各所で相撲を教えているが、時々こうして集まっている。

  今日はビールの飲み放題を選択。全員大量に飲み、料理も山のように頼んだ。

  「あー、もう食えないし飲めない……」

  「胃袋がまた大きくなるかもな。」

  元から大きなお腹をさらに膨らませ、満足そうな一同。

  「ゲエーーーーーーップ!」

  場丹井は特大のげっぷを吐き出した。

  「おい、マナーが悪いぞ!」

  「仕方ねえだろ?こんなに食ってげっぷを出さない方が無理だぜ。」

  「お前は昔からそうだったよな。」

  その時、井取が言った。

  「ビール飲みすぎたからトイレでも行くかな。」

  すると来野が懐かしそうに言った。

  「トイレで思い出した。プールの事件を覚えているか?」

  「事件?」

  「ほら、夏休みの出来事さ。」

  来野は事件について語り始めた。

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  時は1986年。当時の6頭は高校2年生だった。

  夏休みのある日、6頭は13時から高校のプールに行った。この期間中、プールは学生に解放されている。

  目的は涼む事。当時から体重は全員100キロを超えていたため、水泳は苦手だった。

  今日は他に誰も来ていないため、遊び放題。ふざけて水を飛ばし合い、水につかって涼んだ。

  行く途中にはジュースを大量に買ったため、疲れたらそれをプールサイドで飲んだ。

  2時間遊び続け、ジュースもすべて飲みつくした。

  「あー、疲れた……そろそろ帰ろう。」

  更衣室に入ろうとすると、来野が言った。

  「おい、せっかくだから女子更衣室を覗いてみないか?今は誰もいないぞ。」

  「お前はスケベだな。」

  「どうせ誰もいないから覗いても大丈夫!」

  「……いいだろう。じゃあ覗きに行こう。」

  「すぐ帰ればいいよな。」

  来野を先頭に、6頭は女子更衣室へ向かった。やはり全員覗きたいようだ。

  中に入ると、来野が棚の中を探し始めた。

  「何を探しているんだ?」

  「いや、女子のパンツとか水着とかないかと思って…あったぞ!」

  彼の手には、女子用スクール水着が握られていた。

  「ちょうど6枚ある。着てみようぜ!」

  6頭は自分の水着を脱ぎ、着替え始めた。

  「ちょっときついな。」

  着替えに苦労するほど太った6頭。苦労して着たが、予想外の事が起きた。

  「た、玉が!」

  「痛っ!締め付けられるぞ!」

  きつい水着で玉が締め付けられ、痛くてたまらない。男としては地獄の苦しみだ。

  「痛すぎるから早く脱ごう……」

  水着に手をかけた時だった。

  「ねえ、これから何する?」

  「クロールで競走しない?」

  タイミング悪く、6頭の女子が遊びに来た。

  「やばい!見つかるとまずいぞ!」

  「隠れろ!」

  来野の合図で、6頭は更衣室付近の倉庫に隠れた。

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  しかしそこは非常に狭く、6頭が入れば体を動かせなくなるほどだった。

  立っている事もきついほどの狭さだ。これでは水着も脱げず、玉が締め付けられる苦しみに耐えなければならない。

  そのうえ倉庫は蒸し暑く、まるでサウナの中に閉じ込められたようだ。

  「ううっ、早くここから出たいぜ……」

  「このまま玉がちぎれたら……ああ、考えただけで恐ろしい!」

  「そうなったらムラムラしても抜けなくなる!」

  強い6頭も、この痛みには耐えられない。

  そのうち、また新たな問題が発生した。

  「なんかトイレに行きたくなってきた……」

  「俺もだ……」

  ジュースを大量に飲んだため、尿意を覚えた6頭。しかし女子たちはまだ会話に夢中のため、我慢するしかない。

  6頭は玉の痛みのみならず、尿意にまで襲われた。

  「漏れるーっ!だが漏らすわけには……」

  「高校生になって漏らすなんて……」

  「早くここから出たい……」

  程なくして、一番大きな問題が起こった。女子の1匹が声を上げる。

  「見て、男子の水着が6枚も落ちてる!」

  「きっと覗きに来たのよ。」

  「許せない!」

  その声を聞いていた6頭は焦り始めた。

  「しまった!でも名前は内側に書いてあるから、そこを見られなければ問題ない……」

  しかし女子たちは水着を調べ始め、ついに内側を見てしまった。

  「名前が書いてある!保良、場丹井、井取、来野、花岡、河口だって!」

  「これって相撲部員の名前よ!」

  「どうにかしないと気が済まないわ!」

  「相談しましょう。」

  女子たちは相談を始めた。

  「あいつらはしばらく出てこないだろう。トイレに行くなら今だ。」

  提案した来野がドアを静かに開け、6頭は外へ。

  「水着も脱がなきゃ!」

  6頭は震える手で、スクール水着を脱いだ。

  「はあ、やっと解放された……」

  「でもまだ痛いぜ!」

  「さあ、早くトイレへ……」

  まだ続く痛みに耐えながら、トイレに向かった。

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  用を済ませた6頭は、開放感に満ちた表情で更衣室に戻った。前には6頭の水着が落ちている。

  「女子たちはもういないようだな。」

  「さあ、着替えて帰ろう!」

  「でも待てよ。なぜ水着がここにあるんだ?」

  足を踏み出した時、女子更衣室のドアがいきなり開いた。

  「逃がさないわよ!」

  そこからは6頭の女子(白猫、白うさぎ、オコジョ、カワウソ、ツキノワグマ、レッサーパンダ)が現れた。全員怒りに燃えている。

  「よくも覗いたわね!お仕置きするわよ!」

  「わかったから、その前に水着を返してくれよ……」

  「お仕置きが済むまで返さないわ!」

  「そこに座りなさい!」

  相撲ではかなりのパワーを持つ6頭も、女子たちの怒りには圧倒されてしまった。

  「さあ、座ったら足を開いて!」

  「そんな、恥ずかしいぞ!」

  「いいから開いて!」

  6頭は恐る恐る足を開いた。脂肪に埋もれかけた玉と竿が丸見えになる。

  「ああ、女子に見られるなんて……」

  「もう二度と覗きません……」

  「だからもう見ないでください……」

  すると、白猫が言った。

  「何言ってるの?お仕置きはこれからよ!」

  「え?」

  「さあみんな、計画通りにお願い!」

  女子たちは足を全力で上げ、玉を蹴り上げた。

  「ギャーーーーッ!」

  激痛が走り、6頭は悲鳴を上げた。

  「なんて事を……」

  「玉が潰れる……」

  しかし女子たちは怒りに満ちた表情で玉と竿を踏み、蹴り上げ、叩き続けた。

  「エイッ!」

  「のらえhごrhg;rべうべおwぎ;w!」

  「この!」

  「54w78ごqbヴえrをgほhびし!」

  「喰らいなさい!」

  「vんfdsじょbhrt!」

  6頭は文字起こしが困難な奇声を上げ、苦しんだ。

  「この辺りで終わりにしてやるわ!今回はこれで許すけど、もう一度やったら先生に言いつけるからね!」

  女子たちは水着を返し、更衣室に戻った。

  お仕置きの時間はわずか5分だったが、6頭には5時間に感じられた。

  「これが地獄か……」

  河口は息も絶え絶えだ。

  「玉と竿が……痛い……」

  保良は股間を押さえようとしたが、お腹が邪魔であまり手が届かない。

  「ああ、自業自得だな……」

  井取も苦しみながら言った。

  残りの3頭は、意識を失っていた。

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  お仕置きは終わったが、その後も地獄の日々が続いた。

  6頭の竿と玉は腫れ上がり、2週間に渡って刺すような痛みが続いた。

  下着やまわしが触れただけでも激痛が走るため、普段の生活や相撲部の夏期講習でも痛くて仕方がない。

  相撲部の顧問や他の部員は、うめき声を上げ続ける6頭を不思議に思った。

  「お前ら、どうしたんだ?」

  「気にしないでください……」

  真相を話せば、退学処分になるかもしれない。そのため話すわけにも行かなかった。

  触っただけで激痛が走るため、オナニーもできない。性欲旺盛な年頃の6頭は、2週間禁欲せざるを得なかった。

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  「……という事件だったな。」

  「あの時は辛かった。貞操帯を着けられてるみたいだったな……」

  「でも今じゃいい思い出だ。」

  「いや、俺は思い出すだけで玉が痛くなるよ……」

  すると井取が言った。

  「そうだ、忘れてた!トイレトイレ!」

  残りの5頭も急いでトイレに向かった。

  「じゃあ俺が一番な!」

  花岡はトイレに入ろうとしたが、想定外の事態が起きた。

  「うわ、詰まった!動けない!」

  元から体が大きい上に、先程の暴飲暴食でお腹が膨れたため、ドアに体が詰まってしまった。

  「なんてこった……」

  「ああ、もう我慢できない!」

  6頭はあの日のように騒ぎ始めた。

  その後どうなったか……それはあえてここでは語らない。

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  翌朝、住宅街のある家にて。

  「おはようございます。ニュースの時間です。

  まずは近頃多発している、銭湯の女湯覗き事件についてです。」

  白猫の[[rb:金子 > かねこ]]一家は、ニュースを聞きながら朝食を摂っていた。

  「ねえお母さん、もし覗かれたらどうする?」

  長女の[[rb:真里 > まり]]ちゃん(4年生)の問いに、母親の[[rb:秋子 > あきこ]]が答える。

  「そうね、覗き犯を捕まえて、玉を叩いて蹴って踏みつぶしてやるわ!」

  「玉ってここにある奴?」

  長男の[[rb:雄二 > ゆうじ]]くん(1年生)が股間を指さした。

  「そうよ。」

  「うわっ、それはちょっと……」

  「なんと恐ろしい……」

  雄二くんと父親の[[rb:尚樹 > なおき]]は震えあがった。

  「お母さんね、本当にやった事があるのよ。

  高校時代に6頭の男子がプールの更衣室に入った事があるんだけど、そいつらの玉を友達とそんな風にしたのよ。お母さんは水牛の玉を叩いて蹴って踏みつぶしたわ!」

  「強い水牛を?すごいわね……」

  「真里もこの技を覚えておくのよ。」

  母親は得意げに笑った。

  [chapter:おしまい]