無人島での一件以来、俺はどうしてもあいつを意識してしまっていた。最初から変な奴ではあったのだ。王族の出である俺の周りには、媚びを売り得を得ようとするくだらない奴と、俺の命を狙う敵しかいなかった(今思えば、常に隣にいたヘルマンは俺の事を思ってくれていたんだろうが)。
そんな俺に初めて対等に接しようとしてきたあいつ、犬獣人のアルゴだ。突然学園への招待状を送り届けられた奴は、俺達王族や貴族とはそもそもの出発点が違う。漁村の出身だった。剣技も学もほぼゼロからのスタートで必死に食いつこうとする奴は、はっきり言って目障りだった(漁に出ていたらしいので、筋肉は俺と同じぐらいついていたが)。黒豹である俺は元々表情が読み取れない方ではあるが、あの頃はそれすら感じさせないほど嫌な顔をしていたに違いない。常に危険に身を投じながら生きてきた俺にとって、のうのうと暮らしてきたアルゴは、嫌悪の塊だったのだ。
だがある日事件は起こる。期末課題である船旅演習で、俺は自分の能力を暴走させた。船酔いに苛まれていた俺は、どうしても船から降りたいと願わざるにはいられなかった。その結果俺は、アルゴと一緒に無人島に瞬間移動してしまったのだ。俺は普段被った上っ面の冷静さを保つ余裕が無かったが、逆にアルゴは船乗りとしての知識と経験で、なんとか生き長らえようと必死だった。あいつは決して俺を責めやしなかった。俺のせいでこんな目に遭っているのに、嫌味一つ言わず、共に頑張ろうと言ったのだ。その時からだ。俺は初めて「友達」という存在を意識するようになった。
「なぁ・・・俺たち学園に帰れたら、友達になれるかな?」
そんな事を言ってアルゴは笑う。今まで散々酷い事を言ってきたのに、よくこのような考えが出来るものだ。だが俺は今まで感じていた苛つきは無くなり、穏やかな感情が心に残った。
「今度の休みに俺の故郷に遊びに来いよ!」
「・・・考えておく。」
「・・・おう!」
その場限りの、果たされるかも分からない口約束をしただけで、こいつは笑顔を浮かべた。笑顔の裏にどこか悲しいような、不安のような影がちらついた気がしたが、疲れもあってか見つけた洞窟ですぐに寝てしまった。
「テオ!・・・テオ!!起きろよ!諦めるな!」
野生の獣に襲われた。何とかアルゴは守り切ったが、腹に致命傷を負ってしまった。俺は何もかもに疲れ切って、このまま死んでしまおうかとも考えた。もう眠ろうと思い目を瞑ったその時、
「約束しただろ!俺の故郷に来るって!約束破るなよ!」
叫ぶ声が聞こえる。諦めるなと訴えかけてくる。こいつの泣きそうな声を聞いていると、心が落ち着かず、もう少し生きてみようかという欲が出てくる。
「・・・お前は、どう俺をもてなしてくれるんだ・・・?」
「・・・!もちろん魚だろ!美味い魚たくさん食わせてやる!」
あまり魚は好まんと言っているのに・・・アルゴは縋るように叫ぶ。だがこいつの故郷に行ってみるのも悪くはないか・・・。最後の力を振り絞り、不安定な俺の能力を発動させる。どうかアルゴだけでも学園に返せればいいが・・・。
気がついたら、学園の植物園にいた。アルゴの持っていた、ヘルマンの匂い袋が手がかりになり、ここに飛ぶことが出来たらしい。アルゴは喜びながらも、急いで教官を呼びに行き、教官の能力で俺は何とか命を取り留めた。そしてその日の終わりに・・・
「テオ・・・テオ!・・気持ちいい!お前のケツ気持ちいいぞ!❤️」
「あ“っあ“ぁ!❤️はぁ、はぁ・・・❤️うおぉ❤️」
何故こうなったのかを振り返ってみる。お気に入りの場所だという海岸に連れてこられた俺は、友愛の証としてハグをされた。慣れない事だったが、何とか抱き返すと、アルゴは嬉しそうに笑う。だが、初めてのハグに俺は情けなくも逸物を勃起させてしまった。それに気づいたアルゴは、あの手この手で俺を言い負かし、尻穴を犯されているという今に至る。
翌日、目を覚ました俺は、改めて処女・・・と呼べるのかは分からないが、アルゴに犯された事を思い出した。
「・・・ふっ❤️・・・ふっ❤️」
あの情事を考えながら、朝勃ちした逸物に手を添え、力いっぱい扱く。奴に犯される事を想像しながら、そして、奴が俺の逸物に犯されよがり縋る妄想をしながら、大量の精液をベッドにぶちまけた。どうせ今は同室のオスカーはいない。普段我慢していた分、好きなだけできるだろう。それから三回ほど射精し、十分に欲望を吐き出して冷静になった後、ホールに朝食に向かった。
「おはよう!テオ!」
「あぁ」
瞬間移動で先に戻ってきていたため、この学園に同学年は、俺を含め3人しかいない。すでにアルゴと、白熊のパウルは食事をとっており、和気藹々とした様子だった。少し自分に素直になる事を覚えた俺は、話題に参加しながら、いつもより楽しい食事を終えた。
「では、私は図書室に行ってきます!」
「おう!また後でな〜!」
一足先に飯を終えたパウルは、一人で図書室に向かっていった。俺の能力を聞いて、少し調べたいことがあるようだった。俺も手伝うかと聞いたが、やんわりと断られてしまった。
「お腹一杯になったらトイレ行きたくなった!一緒に行こうぜ!」
「あぁ、いいだろう。」
いわゆる連れションに誘われた俺は、アルゴと共に一番近いトイレに向かった。
「・・・ふ〜っ。いやぁ危なかった!」
「・・・そうか。」
アルゴの逸物から、大量に尿が放出される。隣に並び、バレないようにチラリと横を見る。・・・やはりデカい。俺もかなり自信があるが、俺とほぼ同じサイズと言っても過言ではないだろう。
「・・・(ゴクっ)」
無意識に喉が鳴る。こんなものが俺の中に入っていたのかと思うと、恐ろしくも思え、逆に謎の興奮も起こる。
「・・・おいテオ?大丈夫か?」
「!・・・何でもない‼︎」
俺は慌てて取り繕った。仮にも王子である俺がこいつの逸物に興奮しているなど、悟られてはならないのだ。
「・・・ふーん、ところでテオ・・・昨日のアレ、覚えてるか・・・?」
「・・・⁉︎」
予想外の質問に、俺の体は固まる。朝にあの事を思い出して三発も抜いたなんて言えるわけがない。どう答えようかと考えていると、
「実は俺、あの後興奮が治んなくてさ〜。何回も抜いちゃったんだよなあ〜。」
そう言いながら、アルゴは自身の逸物を見せつけてくる。まるでこちらの考えてあることなどお見通しと言うように、不敵な笑みを浮かべながら。
「な、何を言っているんだ!用は終わっただろ!もう行くぞ!」
俺は急ぐようにチャックを閉め、逸物をしまおうとするが・・・
「・・・テオ?もしかして興奮しちゃった?」
「・・・」
いつの間にか俺の逸物は勃起していて、しまうことが出来なかった。
「・・・なぁテオ、今なら学園にほとんど人いないよな・・・?」
個室行こうか・・・悪魔の囁きが語りかける。もはやその誘いに争う理性を、俺は持っていなかった。
「ぐっ・・・ん、んぅ・・・」
「はぁ、はぁ・・・❤️気持ちいぞテオ・・・」
俺は、アルゴの足元に跪き、大きく隆起した逸物を必死に舐めていた。俺の股間ははち切れそうなほど膨らんで、既に少しの刺激でイってしまいそうだった。
「テオお前上手いな・・・もしかして俺のしゃぶりたかった?」
「・・・」
そんな事はない、と否定しようとしたが、どんどん溢れ出てくる我慢汁を舐めとっているうちに、そうなのかも知れないと思うようになってきた。
「・・・もう出そうだ❤️テオ、口に出していい?」
「・・・!」
初めて口内射精される事に恐怖を感じながらも、促すように顔を動かし、舌でカリを刺激した。
「・・・テオ!出るよ!ちゃんと全部飲めよ‼︎」
「‼︎」
次の瞬間、口の中に入りきらないほどの精液が入り込んできた。必死になって飲み込むが、それでも射精が収まる気配がない。盛大な射精は、三十秒ほど続いた。
「はぁ、はぁ・・・❤️テオ、上手かったぞ、ありがとな。」
「・・・出しすぎだ、馬鹿が。」
何とか飲み干し、アルゴに返事をする。ズボンに違和感を感じ、確かめてみるといつの間にか俺もイってしまっていたようだ。
「・・・なぁテオ」
「な、何だ?」
「俺もテオにフェラしてやろうか?」
「!・・・いいのか?」
「もちろん!」
口に出されただけで射精してしまった事がバレるが、それを抜きにしても口で抜いてもらいたかった。俺の逸物は再び勃ち上がり、こいつの口淫に備えた。
「・・・じゃあ舐めるね?」
「・・・うむ。」
アルゴは、ちろりと舌を出し、俺の亀頭を少し舐めた。
「・・・しょっぱい。そんで、精液の味がする・・・すげぇ雄臭い・・・」
「な、なに?!」
俺は反論しようとしたが、アルゴの恍惚とした顔を見た瞬間、嗜虐心が湧き上がってくる。
「・・・あぁ。俺の雄臭い汁で、お前の顔を汚してやろう。」
「・・・❤️」
俺の言葉に興奮したのか、口を窄めより強い刺激を与えてくる。正直もうイきそうだが、もう少し楽しみたい。俺は急に逸物を引っこ抜き、アルゴに舐めさせないようにした。
「⁇・・な、なんだよ、まだ終わってないだろ・・❤️」
「もう十分だ。ご苦労だったな。用事も済ませたし、早く戻るか。」
「でも・・・」
「なんだ?言ってみろ。」
「俺、テオの奴飲んでみたい・・・」
「聞こえない、もう一度言ってみろ。」
「・・・‼︎お、俺に!お前の、精液を!飲ませてくれぇ‼︎」
「よし、いいだろう、たっぷり飲ませてやる。」
アルゴの喉に強く固い逸物を打ちつけた。所有物に印をつけるように、喉の奥まで突っ込む。
「‼︎・・んぅ・・んっ・・❤️」
突っ込まれる事に興奮したのか、アルゴは勃起した逸物を引っ張り出し、必死に扱いている。俺の限界もそろそろ近かった。
「そろそろ出すぞ・・吐き出したら許さん。全部飲めよ」
「・・・ひゃい・・❤️」
「・・・イくぞ!」
ブビュっブビュルルと音をたてながら、俺の精液がアルゴの喉を打つ。どうしようもない征服感に包まれながら、顔に逸物を擦り付けた。
「だから!出し過ぎなんだって!息できなかっだぞ!死ぬかと思った!」
「・・・ふんっ貴様の方こそ俺の喉に容赦なく打ちつけていたがはないか。お互い様だ。」
俺たちはアルゴの部屋で休憩を取っていた。未だに喉に違和感があるらしいこいつの文句を聞きながら、思う事を口にする。
「今度は俺がお前の処女を奪ってやる。いつでも出来るように準備をしておけよ。」
「・・・まぁ、いつかな。」
アルゴは口を濁しながら、恥ずかしそうに言う。初めての友達と呼べる存在とセックスをし、こいつの事を理解しようとし始めた自分に溜息を吐きながら、アルゴの故郷の事を考え、何をしようかと考えていた。